一日目(2) ロリコンに念仏 ロリに経。
中学の家庭科、幼女向けの絵本で吾輩はロリである。を書き、それを小説にしたのがこれ。内容は全く違う。いい思い出だわぁ、女教師の冷たい目線……。
少し長くなりましたが、今日もよろしくお願いいたします。
「吾輩は、ロリである!!」
俺は抱えていた頭を上げ、声を発した方へと目をやる。
――ロリコン・ザ・ワールド!!
世界の色が一瞬反転し時が止まる。
そこには胸を張った幼女……。
目の前のロリ。ベットの上に裸ロリ。素晴らしい光景だが、俺には今まで幼女となんか接したことはないので緊張する。なんて声をかけようか……。
今こそ脳内シミュレータだ。
「あら、ごきげんよう幼女さん。紅茶でもいかがかしら? ケーキもありましてよ?」いやいやダメダメ気持ち悪い。それじゃあ
「そんな所で裸でいたら風邪ひくゼ! さぁこの服を着な!」いやこれもダメ。ウ~ンならば
「はぁ……はぁ……お嬢ちゃん……ちょっとおじさんについてきて――
「そんなにジロジロ見てないでぇ、服を着させてあげたらぁ?」
「ハッ!」
ため息を吐かれ、俺の脳内人形劇が終わってしまった。楽しかったのに……。いつの間にか鼻血まで……。
鼻を拭き、服を探しながらも、もう一度よく目の前の幼女を見る。
頭に耳。膝裏まで伸びた髪、後ろにボサッとカーブしている。尻尾が二本で片方に赤いリボン。胸はなく、小柄な体型。117cm、詳しくは117.46cm、八歳前後で平均的な伸長だ。これぞロリ!
うむ、実にいい。裸で目の前にいる幼女。胸は露にしているものも、俺の頭のなかでの下の方は白い謎の光で見えることはない……。見えてしまったら俺のオレが暴走してしまうから脳が勝手に、勝手にぃぃ……。
「どこを見ておるのだ!? 夏之目とやら!」
またも、ハッとなり止めていた手を動かす。また鼻血が垂れる、拭かなきゃ。
あれ? 俺、幼女の前で名前を名乗ったか? まいいか。
おっ! 丁度幼女に合うサイズの物があった。
書生服……。俺が中学の文化祭で着た服、気に入っていたのだが仕方がない。今じゃ俺は着れないし……。
「どっ、どうぞ」
キョドる俺。
「私がぁ、着させるわぁ」
「ム! 人間は服を着なければならないのか。それより夏之目! 私の名前はロリと言うのか!? ムービーなんちゃら、かんとかではないのだな!」
「ん?」
あれ? おかしい、この子ロリを名前と勘違いしてらっしゃる。
「ちっ、違う! それは名前じゃない!」
「じゃあ、なんなのだ? ロリとやらは……」
どうしよう、麻衣ねぇからの目が痛い。
今こそ《ムービー・メモリー・インフィルノ》を略す時!
「そっ、そうだ! むめいだ! 無名!」
ヤバい、さっきからロリを目の前にして緊張しているのか、焦ってしまう。
「はぁい、着付け終了ぉ~」
いつの間にか幼女は書生服を身に纏っている。かわいい、無垢なロリロリしい容姿に、賢そうな服というギャップに俺は目を、捕らわれてしまう。
「そうか! 吾輩の名前は無名というのだな。この度は二度も助かった! 黒いカサカサを追いかけていたら、いつの間にやら死んでしまっていたようだ!」
おうふ、それGじゃないですかぁ。やっぱりGって頭いいのな、部屋から外に出ていくなんて。しかも猫を連れて……。
「えっとぉ、無名ちゃん? 詳しい説明を聞きたいわぁ、リビングで一旦話をまとめましょぉ」
「ん……わ、わかった」
麻衣ねぇの苦笑いに、幼女は少し身構える。無名は少し人見知りな所があるみたいだ。
――そういえば、今までGが俺の家に出現したことなんて、ないのになぁ……。
はい、まとめてみました。
前日、医者さんが仰っていたように鷲に襲われて怪我をしていたようだ。そこを俺が拾ったのだが、Gの陰謀によってトラックに……。そしてモノホンの《蘇りの書》によって蘇ったという。
一応前の飼い主や親など聞いてみたが、前者がいない。後者が知らない。だそうだ。
んで、麻衣ねぇの方は、最初はモノホンの書物に驚愕していたが、今じゃ落ち着いて無名の方をじっと見つめている。てか、睨んでいるように見える。
目、開けよ…… 怖いよ……。
「……な、なぁ、夏之目……たっ、助けてくれ」
うん、俺も見ていて怖かった。震える幼女可愛かった。八重歯可愛い。
さっきから幼女の尻尾は片方、リボンのついていない方を股に挟んでいる。卑猥。
「えっと、麻衣ねぇさん?。何か、ぎ、疑問でも?」
「いやぁ? 別に何もないわよぉ。ただひとつ、何でそんな姿なのかなぁってぇ」
俺も同意見だ。なぜ《蘇りの書》なのに幼女の姿に……。もしかしてこれが奇跡って奴なのね! そうなのね!
誠に分からぬ。
まぁ俺的にはぁ、別にぃ、得したんだけどもぉ。……嬉しいのだが、話も出来ないチキンがここにいる。
「そういえば、ロリとはなんなのだ? 何かの名前か? 吾輩のような猫をロリと称するのか?」
「いっ、いや忘れてくらはい。き、気にしないれくらはい」
「ものすごく気になるのだが……」
あぁ、半分正解だよ、子猫ちゃん。キミのような幼女をロリというのさ……。
言ってしまいたい。覚えさせてみせたい。
でも自制しなきゃ……。人って自制心なきゃ、やっていけないわ。
「ま、まぁ気にしないでくれるとありがたいです。」
あ~もうっ、さっきからギクシャクしてしまう。脳内はこんなにもハイテンションだっていうのに。
そう言えば、麻衣ねぇの前でロリ発言してしまった……。いや、知られてはいると分かっていたが、堂々と目の前で……。
麻衣ねぇに、また今度好きなものを買ってあげよう。媚を売ろう。
さぁ、早速今からでも媚を売るぞ!
「あ~もしもし、ウルトラ特上寿司を3人前で……はい、住所は半――
寿司で忘れてもらおう。いや麻衣ねぇのことだから寿司だけじゃ忘れてはくれないだろう。たった一つ二千円の寿司では……。
「すし? 寿司とはあれか? 魚を虫の卵のうえにのっけた、イカれた食べ物か? わっ、吾輩は食わんぞ! 虫なんて食べないぞ!」
「……」
後退りして、震える猫耳幼女。それを見て麻衣ねぇが鼻をフッと鳴らす。
あ~この子、無知っ子だわぁ~、可愛いわぁ~。
まぁご飯は虫の卵では無い、寿司を食べた後の顔を見てやりたい。楽しみにしておこう。
Gという虫に嫌気がさしたのか、虫が元々嫌いなのか、小刻みに震える幼女を見て、寿司が来るのを待とう。
ちなみに寝すぎたせいで昼飯となる。血を見た後なので少しキツいが、その件は終わったこと、気にしなくてもいい。
「おまえら! 頭おかしいぞ! やめろ、食わせるでない!」
幼女に無理やりモノをくわえさせようとする俺。事案発生、事案発生。
だが抵抗する力は強い、幼女の力ではない。だが負けないぞ俺! がんばれ俺!
「やっ! やめろ!」
待つ間、少し幼女とじゃれ合う仲までいった。辛かった、難問だった。
少し前までは、ご趣味は……という雰囲気だったのに、今じゃ冗談を言える仲だ。
冗談でこれは、虫の卵と言った。麻衣ねぇに本気で怒られた。今じゃ反省してる。ホントにごめんなさい……。
力を強める、書生服ロリの尻尾が物凄い勢いでバタバタと揺れる。
「もう、やっ、やめないか! やめろぉぉおお!! ……うまい」
口に入れた瞬間、素晴らしい顔を見た。とろけ顔。いい笑顔だ。キミの笑顔六万円で、高い寿司がチャラっすわ、お釣りも沢山きたよ。それにバタバタしていた尻尾はピンッとたっている。
「モグモグうまい、モグうまい」
おきに召して何なりだ。
ちなみに麻衣ねぇに「美味しいわねぇ、でも、なつのんならもぉっと美味しいもの頼めたはずよねぇ」とドSチックな顔で煽られた。口封じのためだ、また頼むことにしよう。
あと補足でいつの間にか私服の白いワンピースに着替えている、仕事しろよ。クビにはならない、上司が甘すぎる……。
「こっ、こんなにも旨いモノだ。たっ、高いのだろう?」
お金の概念の理解はあるのか……。
「問題はないよ、これでも安いもんだ。気にせず、さっ、食べろ、食べろ。」
ホントに寿司なんて安いものだ、親の多すぎる仕送りの余りと、ざっと一億以上はある遺産が残っている。ホントに凄い家族だ。
寿司を食べ終わったところでなにをしよう。麻衣ねぇはもう仕事する気配はないし、無名は気に入ったのか、俺のベッドでゴロゴロとしている。
やばい、匂いがつく、幼女の匂い、やばい。
それに下にはパンツ以外着けておらず。そのまま袴を着ている状態なので、さっきから細く綺麗な太ももと肩が……。チラッ チラッっと
くっ、収まれ煩悩、立ち去れ性欲。
……鼻血を拭こう。今日で三度目だ、くそっ! あの幼女のせいで! ありがとうございます。
「釘をさすようだけどぉ、いいのぉ? 気にせず過ごしているようだけどもぉ、この子ここで過ごすのぉ? 家も近いし家でぇ引き取ろっかぁ?」
「「それは困る!!」ぞ!」
おおう、俺と幼女の意見が一致した。意味は違うだろう。前者は性的願望、後者はどこか恐怖を感じるのだろう。それにも同意見。
「ここに住みたいっていうのなら、しょうがないわぁ。でもダメよ? 手ぇ出しちゃぁ」
「わっ、分かっております。私くしは、て、手を決して出すような、お、男ではありません。ち、誓います。」
これだよ、この人の怖いところ。それに手を出したら即座に麻衣ねぇは気づくだろう。いや、手を出す前に気づくかも……。
「ならいいわぁ、お寿司美味しかったわぁ、またよろしくねぇ、バイバイ無名ちゃん~」
「はっ、はい。ばっ、バイバイです。……ふぅ」
麻衣ねぇに対してずっと敬語の無名ちゃん。やっぱカワユス。
それに出ていった麻衣ねぇを確認しに部屋を出て確認する幼女可愛い。可愛いとあう言葉しか見つからない。
やばいなぁ……手出しそう……。
自制しねば。
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