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吾輩はロリである。(休止)  作者: 撓★シナ
第一章 「ロリコンの夏休み」
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二日目(2) 失踪しますた

失踪しますた

 今、幼女は膝の上に頭を乗せた状態で気持ち良さそうに寝ている。大人しく寝させてあげたいので俺は動けないでいる。暇だ……。


 なので昨日の幼女蘇り件の補足として、少しお話をしようか。


 畳の下にモノホンの《蘇りの書》が隠されていた……。実は他にも色々と書物が隠されていた。

 

 どんな書物だったか……その話をするのはまだ先の事。取り敢えず麻衣ねぇが持っていきやがった……。まぁそれがいいと思う、あの人は何か知ってそうだしな……何かを……。


 それとモノホンの《蘇りの書》は光ったあと消えてしまった……。多分押し入れにあった書物とは何か違うのだろう。まぁその書物も固く閉ざされていて開かないのだけども。


 一回外れた畳は今でも取り外しができる。傷一つつかないので何かに使えるかもしれんな……。


 さてまだ時間がある……。どうしようか……。そうだ! あれは俺が高校入学のこッ「んぶッ!」


 頬が凹むような圧迫感がした。てかパンチされた。不思議と痛くはない。


 これは……


 「お早い目覚めですね……。無名さん?」


 幼女が膝に頭を置いたまま顔をこっちに向け鋭い目で睨んでる。小さな、御手手が俺の右頬(うほお)に……。今度こそ、うほぉぉお!! ですね。


 さて、今までのニャンゴロリンを思い出し、赤面をして貰いましょうか!! 


 「なんで吾輩が貴様の膝で寝ておる……! また貴様……お前が何かしたのか……!?」


 ……? アレ? ……まさか酔いが覚めた後、酔っていた時の記憶が欠落してる系幼女なのか!? クソ! とんだ計算狂いだ! 


 つまり赤面した顔が見れない……と? 真っ赤な顔が見れない……と? ハッ、ハハハ……四時間も待ったことが無駄じゃないか! チクショウメェエェ!


 それに、あわよくば昨夜のことを忘れていてくれると思ったが

これは……ムリですね、分かります。


 今まで名前で読んでくれてたのに、貴様……いや、お前になっている。これは好感度だだ落ちですわ……元々良かったのかは知らんけどもね。良かったと信じてる。


 「いや……麻衣ねぇがその……マタタビを、ね?」


 とりま言い訳をする俺。まだ頬に圧迫感。だんだん強くなってきてませんか?


 「チッ……あの女め。マタタビなんぞ吾輩に使いよって……。取り敢えずお前は離れろ! そして吾輩に服をきちんと着させろ!」


 口ではそう言っても自分からは動こうとしない幼女。そのまま手をグイグイしてくる。


 首が! 顔が九十度に曲がってしまう!! なんで押す力はこれまで強いんだよぉ!


 でも、自分で乱れた服を着直すことが出来ないからなのか、少し顔を赤くしている猫耳幼女。


 取り敢えず幼女から離れるため、ソファーから立ち上がろうとする。


 「やっぱまて……。先に服を元にしろ」


 膝に幼女の頭が乗っているので、優しくどけようしたら幼女に阻止された。


 「……?」


 それは、膝に頭が乗った状態で服を整えさせるってことかい? 甘えかい? これがツンデレってヤツなのかい? べ……別にあんたの膝が心地良いって訳じゃないんだからね! っと解釈しても? ……まぁ実際は知らんけど。


 「早くしろ!」


 幼女がおこなので、難易度は高いが幼女を膝に寝かせたままの状態で、服を整えてやるよ! シワひとつ残さずな……! 


 こう見えて俺は家庭科の成績が飛びっきり良かった。裁縫を小学生時代から続けてたので手先が器用で幼女の服を縫う仕事に就くという中学校時代からの夢を持っていたからな。


 あまり昔の記憶は無いのだけどもね! 忘れっぽいらしいのだ、許しておくれやす。


 この後の俺は鬼神に勝る程の動きで、幼女の着ている書生服を整えていった。


 途中で気がついた、昨日買った服に着替えさせた方が早かったかもしれないと……。


 あの服……好きだったのにもう着ないのかな? 因みにきちんとローレグパンツだけは穿いててくれました。チラッチラッっとね!


 「お薬できたわ~よぉ……ってあらぁ……。」


 バンッっと物凄い勢いでドアが開いて、何故かテンション何時もより高い女性が姿を表した。


 麻衣ねぇ……。もう薬はいらないんすよ……。


 「……。」

 

 無名が睨んでますよ。


 「もう……いらないみたいねぇ、でも一応飲んどきましょぉ? ね?」


 麻衣ねぇが強調するように手に持った、ゼリー状のようなものが入った瓶を差し出す。


 「それ、ホントに大丈夫なのか? ってか別に飲まなくてもいいだろ……。」


 その手を遮る俺。なんか危ねぇよ……なんか怪しいよ麻衣ねぇ。


 「怪しくないわぁ。ねぇ? 無名ちゃん? 飲みたいわよねぇ!?」


 幼女の方に顔を向ける女性。何が、ねぇ? だよ。怪しさ以外何ものこらないよ。


 「貴様が……きらいだ」


 幼女の冷たい声。oh Baby……ビート8の早さで心臓が鳴るぜ。


 「……。」

 

 張り詰めた空気の中、麻衣ねぇは乾いた笑顔。


 ゴゴゴッって効果音が似合いそうだぁ……。この空気を誰かなんとかしておくれやすぅ……。


 「あらそぉ……?私は嫌いじゃないわよぉ? ねぇ? “バステト神”様ぁ?」


 口を開いたと思ったらなんで火に油を注ぐようなことをッ! 


 「吾輩は無名だッ!! それが吾輩の名前だ!」


 激怒する幼女。 さすがの俺も激オコだ、今のはゆるさん。


 「おい麻衣ねぇ!! 今のは明らかな挑発だろ! なんか皆おかしいぞ!」


 モロチン、俺もぉぉお含めぇてぇえ!! ね☆


 でも本当に何かおかしい。なんというか……羽目を外しすぎ? ハメハメ。


 「おかしいのはぁ、なつのんの方よぉ」


 「そうだ夏之目はおかしな奴だ!」


 あれ? 争いの矛先がこちらへ……。




 

 


 




 

 

書き直す時が来るかもひれん。

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