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ハーレム目指して奮闘中  作者: eternity
はじめての異世界
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5 スキル2


「俺が選ぶスキルは【魔技晶創生まぎしょうそうせい】だ!です!お願いします!」


《【魔技晶創生まぎしょうそうせい】?あったかのぅ、そんなスキル。》


器用に頭を傾げるランプ。


「いや、オリジナルっていうか合成?みたいなものかな。【魔技石付与まぎせきふよ】と【結晶創生けっしょうそうせい】を混ぜたスキルです。」


《ふむ、なぜ【魔技石付与】じゃだめなんじゃ?効果は同じようなものに思えるが。》


「【魔技石付与】は石に対しての付与術だから出来たものの硬さが石と同じ程度になるだろう?考えている使い方がそれより軟らかいほうがいいからかな。硬くしたかったら作るときにその分魔力を込めればいいだけだし。それに付与だと石ころ一つ無い牢屋なんかに入れられたときに使えないだろ?」


《なんで牢屋に入れられることを想定しているかは分からんが、まあいいじゃろう。確かに創生は生み出すスキル、なら何も手元に無くても使えるしの。しかし二つのスキルの合成となると少し容量オーバーじゃのう。》


「そこは考えてあるさ!消費する魔力?が普通に付与と創生を使って作る場合の2倍程度ってとこでどうよ?」


(魔素の影響できっと保有魔力なんかも多くなってるはずだし。2倍くらいなら何とかなるはず。それでもだめなら、)


《たった2倍じゃあのぅ。》


「じゃあ最初からスキルが強くなってるって言ってたけど、それ無しでいいからさぁ。」


《熟練度0か、それならまあ良いかのぅ。おぬし世界を壊すつもりは無いんじゃろう?》


頭を下げてチラチラこちらを伺いながら聞いてくるランプ。


「無い無い。立つ鳥あとを濁さずっていうだろ?それに両方の世界を行き来できるようにするのが目標なんだからわざわざ壊したりしないって。それより熟練度って何?さっきの本にそんな説明無かったよね?」


《さらっと世界間の移動について語られたが、まあよい。熟練度はおぬしが現地で学ぼうとしたことの一つじゃよ。勇者はスキルを作るだけで満足したんで実用化するために手を加えたんじゃ。スキルを使い慣れた兵士と生まれたばかりの赤ん坊が同じ強さのスキルを持っておるなんて危なっかしいじゃろう?》


「確かに。熟練度があるってことはレベルもあるってこと?」


《いや、熟練度だけじゃ。この熟練度はスキルをある程度使うと溜まる。そして熟練度が溜まるとスキルを使う際の魔力や体力の消費が減ったり、スキルによっては新しいことが出来たりするんじゃ。》


「なるほど~。でもそれならレベルでもよくない?」


《レベルじゃと上がれば上がるほど次までが遠くなるじゃろ、熟練度は1から2に上げる作業と100から101に上げる作業が同じなんじゃよ。だから料理人の【料理】なんかは万は超えてないと半人前扱いじゃな。》


「なるほどねぇ。」


でもそれってレベルでもそうなるように仕様を変更すればよかったんじゃ?まぁ今はどっちでもいいや。大事なのは


「じゃあスキルは使えば使うほど使いやすくなっていくってことか。」


《大体はそうじゃがおぬしの場合は魔力の消費は変わらずに発動の時間が短くなるくらいかの。》


「それも条件ってやつですか!オッケーです!」


半ば自棄になって返す。


《じゃあ、おぬしのスキルは【魔技晶創生】でいいんじゃな?》


「それでお願いします!!」


《分かった。本来なら先ほど説明しておくものなんじゃが、ほかに何か聞いておくことは無いかの?》


「じゃあ、前の勇者って何で呼ばれたの?って言うかさっき皆がいたところでは勇者って言って無かったよね?」


《魔王を倒すためじゃな。さっきの説明で勇者といわなかったのは魔王がいると思うと精神に異常をきたしそう、つまり超ビビリそうな子がいたのでぼかしたんじゃ。》


「超ビビリって、まぁいいよ。それで何で自分で倒さないの?自分で作った世界でしょ?そもそも何で魔王なんか作ったの?」


《魔王はいわばガンみたいなものなんじゃ。自分の体の中に勝手に出来て、しかもかなり小さい。というわけで同じサイズの人に任せてみたんじゃ。もちろん何かあったときにはすぐどうにか出来るように準備はしておったがの。星ごと消せるように。ボソッ》


最後だけボソッとつぶやいていたが聞こえてしまった。


「怖いよ最後が!なんか変なところで人間っぽいなぁ、神様って。それで、魔王ってもういないの?」


《前回暴れていたのは前の勇者が無事倒した。今のところ目立った異変は無いのでまだ居らんのじゃろう。》


「まだいないってことはいずれ出てくるかもってことだよね?」


《ああ、魔王とは体に大量の魔素を取り入れ変異したもののことじゃ。…それでいえばおぬし等も人間と対立したら魔王の仲間入りかもしれんな。はっはっはっ!》


「あんまり笑えない冗談だけど良く分かったわ。ありがとう。」


《気にせんで良い。おぬし等を送るのは魔素の為ではあるがそれプラスわしの暇つぶしにもなりそうじゃからな。あぁ暇つぶしとはいっても向こうの世界に干渉することは出来んのでここを出たら完全に交流は取れんからな。》


「なんだよ暇つぶしついでかよ。まぁいいさ。そろそろ送ってもらおうかな。次は女神さまにも会わないといけないし。」


なかなかいい条件でスキルが手に入ったし、使い込めば成長することも分かった。後は女神さまの所でアレをもらえば完璧だな。


《?あやつのところには行かんぞ?この後は直接向こうの世界に行ってもらうぞ。》


「あれ、じゃあ何処で能力を貰えばいいんだ?」


《分からんがなんか言っとらんかったのか?来たら渡すとか。》


「いや、なんだっけ”世界を渡るときに強く願ったものが貰える”だったかな?あと俺の荷物ってどうなってるの?てっきり女神様のところに行ってるものかと思ってたんだけど。」


あれ、そういえば能力は一つじゃなくてもいいって言ってたっけ?それならあれもいけるかな?


《世界を渡るときに渡すといったのなら世界を渡るときに限定的に【スキル創造】でもつけるんじゃろう。それならここを出るときに願っていたら良い筈じゃ。荷物については少し量が多かったので適当に分けておこうと思ったんじゃが。自分で仕分けるかの?持っていくならバック一つ分ってとこじゃろうな。》


「じゃあ今荷物の整理しても良いですか?」


《あまり時間は掛けられんから早めにな。》


まずパソコン、ケータイ、充電器、ライト、デジカメ、日持ちしそうな食料、紙とペン、小物をいくつか、後は服を入るだけ詰めとくか。ガラスやバイクなんかは置いてかないといけないな。)


「因みに置いていった荷物は家に帰るんですか?」


《そうじゃな。残った荷物はおぬしの家の庭にでも纏めて置いておこう。》


「ありがとうございます。」


もう無いよなスキルは貰ったぁぁああ!あぶない忘れてた!スキルといえば、


「言語とかはどうなってます!?向こうの言葉って分かりますよ、ね?」


不安そうに聞いてみる。無かったら最悪喋れないフリをしないといけない。


《ふむ、言語は前の勇者がある程度日本語を広めておるからそれで何とかなると思っておったので特に何もしてないのぅ。》


「ああ、ある程度広まっているなら大丈夫だと思います。」


危なかったぁ~。何一つ喋ってる事が分からないとなるとどんな危険に巻き込まれるか分からないからな。


《わしからは何も出来んがおぬしは女神から貰える能力の一つに入れたらどうじゃ?翻訳くらいならそれほど大きく力を使わんじゃろう。》


「いや、日本語が広まっているなら要らないかと、思って、たんです、けど。」


確かに日本語が広まってるんならいいけど、異世界の事で、しかも神様目線だからなぁ。細かいニュアンスとか広まってるって言ってどっか一ヶ国程度だったりすると困るしなぁ。!そういえばこの能力って地球に戻れたときにも使えるのかな?


「神様、スキルや女神様から貰う能力って地球に戻れたときも使えるんでしょうか?」


《いや、スキルに関しては大分力を落とさせてもらうことになる。ほとんど無いも同然程度には。能力についても一緒だが、翻訳くらいならそのまま残してもいいぞ。翻訳では特になにも出来んからな。》


よし!これで帰ったら何ヶ国語でもペラペラだぜ!ってだけでいいか理由は。いろんな作品でも言語チートは持っといて不便は無いからな。


「翻訳も持っていくことにします。」


《うむ。あまり数が少ないとスキルが強くなりすぎるかも知れんからの。いくつか持っていくのはいいことじゃ。》


俺の為の忠告じゃ無かったのかよ!まあいい。今度こそ準備は出来たはずだ。スキル、貰った。荷物、少なくなったが十分な分はある。情報、ある程度は手に入れたし後は向こうで聞いたほうが正確だろう。能力、今から貰う。よし準備できたな!)


「準備できました!送ってください。」


やっばいまた興奮してきた!


《うむ。さっき話せんかった分も話したし説明もできた。あとは、降り立つ際に誰かと一緒になるかという話し合いをしているものもいるが、どうする?》


「いえ、結構です。チートを持っているやつらなんて、危なくて背中を見せられないんで。」


俺のスキルは事前の準備がものをいうからな。最初の段階でチート持ちと一緒は危ないだろう。英雄願望があるやつかも知れないし。


《おぬしもそのチート持ちなんじゃがの。まぁその警戒心があれば大丈夫じゃろう。最後に一つ教えておくが、これだけしっかり荷物を持ち込んだものはおぬしだけじゃから他の者に見られんほうがいいと思うぞ。》


「そうなんですか?分かりました。」


(何で皆準備しなかったんだろう?…ああそういえば準備時間はお願いして手に入れたんだ。なら他の人は5時間もあの真っ白な空間で待ってたのかぁ。道理で皆落ち着いてるわけだぁ。って、これで一人だけ準備万端で合流したら自分たちが待っている間に俺が準備してたって気づかれるじゃん!言い訳考えとこう。)


《心の準備は出来たかの?そろそろ送るぞ?》


っと、言い訳を考えるのは後でも良い。今からやっと異世界に旅立つんだからな!


「っ!はい!お願いします!」


《じゃあいつかこの世界に穴が開くのを楽しみに待っておくとするわい。良い人生を!》


「いろいろご説明いただきありがとうございました。では、またいつか。」


《またいつか!はっはっはっ。》


挨拶を終えると同時に目の前が歪みだした。




思っていたより長くなってしまいました。

どうしても会話ばっかりになってしまう。精進せねば。

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