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風のない場所から

作者: Soraきた

まだ、さよならさえ知らない

この街もシグナルさえも

次を語ったあとに

ちょっとだけ笑ってみたら

キミも同じように笑ってくれるかな

悲しい顔はもう何度か

見せてしまってるから

せめて、キミの影が濃いうちに


キミの後ろ姿を久しぶりに見た

影は短く

しばらくして僕たちは

防波堤に腰かけて

なんとなく語りあった


誤解とトキメキと嫉妬が入り交じり

どこから話していいのか、

検討もつかず

キミは悲しい表情を浮かべた

誰か代わりにこの場で語ってくれたら

もっと、うまく伝わるんだろうな

きっと、そうだろうな・・

キミの表情と指先を

交互に見ながら

何度もそう思った

過去を振り返るのは

たぶん、それほど難しいことではなく

遠慮したほうがかえって

大変なことなんだろう

キミはキミなりに

目指すところがあって

僕は安心できる場所を探してる


気まぐれな風は

僕のココロの奥まで吹くことはなく

新しい気持ちと

入れ替えてくれることはない


まだ僕たちは

さよならさえ知らない

もう一度、

気まぐれな風が吹いてきてくれたら

ココロがくすぐられて

自然に笑顔でも出るのかな


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