人生設計、家族愛
独りの人間が生きて行くためにやらなければならない事を幼少期から、老齢期までをまとめた物語です!
匠という子供が生まれたのは昭和の時代、まだテレビ持ってない時代だ。この子には二人の兄がいる。一人は二歳年上の兄貴、もう一人は同じ年の双子の兄貴だ!二歳年上の兄貴は、父親が違うけど、本当の兄貴みたく優しい。双子の兄貴は、本当の兄貴だが、あまり優しくない。三人は、幼稚園、学校、ずっと一緒に通った周りからは仲良しな兄弟だと見られていた近所の人たちからも可愛がられ、とにかく幸せだった!
しかし、二歳年上の兄貴が、今でいうイジメに合っていた。双子は、それは知らされていなかった。母親も知らないらしかった、学校からの連絡で始めて知ったらしい。二歳年上の兄貴の父親は仕事もせず、ただブラブラして生活はかなり切羽詰まった状態だったらしい!それで、母親は、離婚を決めた。母親は、水商売で生計をたて兄貴は、いつも独りぼっちだ。そこを、イジメの対象にされた。今の父親は、会社を起こして成功した頑張り屋だ母親は、優しくされ段々ひかれていった、愛し合うようになり匠たち双子が出来た再婚には、躊躇したが、もう一度この人にかけてみようと再婚した。兄貴は、大賛成したらしい。そして双子は生まれた。兄貴は、それはもう可愛いがった。双子は父親が違うのは知らなかった兄貴も言わなかった。父親の会社は、規模を広げ大きくなったその時から歯車が少しずつ変化してくる。
兄貴の…、母親が別れたまえの父親が死んだ。その時母親から匠たちと、兄貴の父親は違うと告げられた。双子はビックリした。だが、匠は兄貴は兄貴だと言い以前と変わらずなついていた、もう一人の兄貴は、ガラッと態度が変わった。匠はそれが許せず双子の兄貴を見る目が変わった。
「匠、本当の兄弟は俺たちだけだ!」と兄貴は、言った匠は、それが許せず
「何を言ってるんだ!兄貴は兄貴だろ!あんなに優しい兄貴は居ないよね。」
この、双子の兄貴は、「信」と書いてのぶと読む。父親が違う兄貴は「公」こうと読む。
匠は、信から心が離れ始めていく。公へは、ますます親しみが増していく。
公のイジメはエスカレートしていく、匠はイジメも知らないから兄貴が悩んでいる事も知らず優しい兄貴が大好きだった。しかし、兄貴は、自ら命を絶った自殺した兄貴は、まだ10歳だった。匠と、信は信じられないと悔やんだ遺書にはイジメの事実が書いてあった学校は、何の対策もしなかった双子は途方にくれていた。母親は、学校に怒鳴り込んだ父親も仕事から抜け出し学校へ向かった。イジメた子供たちを出せと言っても出さない遺書には名前は書かれておらず兄貴は死んでも周りの事を考えて書かなかったんだろうと匠は思った信は、学校で暴れ始めた匠は、信と一緒に担任の所へ行くも話しさえ聞いてもらえず信は、ますます荒れた匠は、そんな信を見ていれず学校へ行かなくなった母親はそんな匠を責めなかった父親は、双子が見ていれず仕事に没頭するようになる子供たちは、皆バラバラ家族もバラバラ匠はこの後どうなるのか怖くて夜も眠れずストレスは溜まる一方だった。兄貴10歳の人生、信は8歳で小学校三年生、匠も三年生。この家族はどうなっていくのか?