友達の恋を見ていただけなのに
文章があやふや誤字脱字がある。だれがしゃべってるの?感想アドバイスなど気にせず送ってください。それを糧にし、もっといっぱい書くのでどうぞよろしくお願いいたします。
[え、ああ、いいよ」
中学2年生になった春、親友から、初めての恋愛相談がまいこんだ。
なんで俺なんだ、一度も付き合ったことがない僕に恋愛相談は、ばか、なのかな?
そんなことを考えながら相談を受けた。
「浪速、きいているか?」
「あ、ごめん聞いてなっかた」
「ちゃんと聞いてくれよ。でさ、おれ城山さんに、告白したいんだよね」
絶対に相談相手、間違ってるわ! なんで告白回数0回の男に聞くかな? あとなんで、放課後の教室なんだよ、ラブコメか!
「ちょっと待て!どうして、俺なんだ?」
「そりゃ、俺の好きな人を知っているのは、お前だけだからに決まっているだろ」
なんてこった、俺の恋愛知識なんてアニメや漫画での知識ぐらいだぞ。
「そんなことより、どうやったら告白できると思う?」
いや、知らねえ~!って言いたいところだけど親友の相談だからなちゃんと考えなければ。
浪速は、数秒考えた。
捻り出せ、恋愛アニメで言っていたことを。・・・思いついた。
浪速が言葉を発そうとした、その時、後ろから扉のひらく音が聞こえた。そこにいたのは、親友、葛井が告白しようとしていた人だった。
「あ、ここにいたんだ」
ボソッと何かを言っているような気がした。
「葛井君、屋上に来てくれない」
「あ、わっかた」
二人を見届けたうち、帰宅の用意をし、一人で帰えろうとしたその時、後ろに自分を呼ぶ声がした。
「浪速く~ん」
こんな微妙な時間に誰だ?
後ろを見ると、そこには、華奢だが、元気いっぱいな女の子が走ってくるのが分かった。この人は、松平ゆいさん。
「浪速君、何でこんな所にいるの?」
「いや、少し相談を受けてて」
「え、そうなの?! 私も相談受けてて、今帰ることになったの」
「え、偶然だね」
「ね、ほんと偶然だね!」
横に来てわかった、透き通るような白い肌、髪は長くとても綺麗な黒髪、容姿は整い、モテている理由が分かった。
「一緒に帰ろう?」
「あ、うん」
これが俗にいう、陽キャか。 異性に話しかけれない自分からすると、ほんとに尊敬する。
「どんな相談でした?」
「そんな敬語やめてよ~」
「あ、ごめんなさ「また敬語」
「ごめん」
女子と敬語なしで喋るの妹とだけだぞ? やっぱり怖い。
「そういえば、どんな相談だったの?」
「告白したい人がいるらしくて」
「え、私も告白したい人がいるって、相談が来て」
「へぇ~同じ人かもしれないな」
「多分ね~」
そんな話をしていると松平ゆいの家に着いた。
「今日はありがとね!」
「いや、こちらこそ」
「それじゃあまた学校でね~」
「うん、また学校で」
家に着いた後、浪速は葛井と、城山さんが、どうなったか聞いて寝ようと思った。
_______
うわ、はやくねすぎた。 朝の4時に起きてしまった。 まあ今日土曜日だしもう一度寝るか。 ・・・駄目だ寝れない。
今日一日起きとくことにした。 あれから6時間たった。妹が友達の家で遊びに行くと言い出した。そのまた1時間後。
「浪速、私友達のところで、遊びに行ってくるから」
「母さん、遊びすぎだよ」
「いいのよ、これぐらい」
家では一人か、妹は友達の家に遊びに行って母さんまで遊びに行くとか。
<俺が、友達いないみたいじゃねえかー!!!>
いや、まあ友達いないけどさ
{ピコン}
ズボンから一軒の通知が来た。
{付き合えた}
{よかったじゃん}
{おう}
{でさ、今日遊べる? 家族全員あそびにいったからさ}
{わるい、今日親と、誕生日プレゼント買いに行くわ}
{そっか、誕生日だったもんな}
{そう}
{誕生日おめでとう}
{ありがとう、それじゃ}
{あいー!}
どうしよ。ほんとに友達がいなすぎる。 とりあえず、本でも買いに行くか。
財布と携帯を持って外に出た。
「それにしても凄いよな~。まさか誕生日の前日に告白するなんてな~」
独り言を話すと、後ろから昨日聞いた声が、聞こえた。
「そうなだ~、だから、明日までに告白したいって言ってきたんだ!」
「なんでいるんだよ」
驚きすぎて少し倒れそうになった。
「お母さんにお醤油買ってきてって、頼まれて。 逆に何してるの」
「家に一人だから暇つぶしに本を買いに」
「そうなんだ! そういえば付き合ったの?」
「付き合ったらしいよ」
「デートいつ行くのかな?」
ゆいさん、それ、考えるのはやくない? あと、一ヶ月後ぐらいに言うことじゃない?
とても笑顔で喋るゆいの、顔を見てツッコミを申し分けなく思った。
それにしても、ゆいと喋ると思いもよらない発言に、とても疲れる。
「あ、スーパーについた」
「ほんとだ。 何を買うんだ?」
「醤油とお菓子でも買おうかな」
ゆいは、お菓子なにを買うんだろう。
「醤油と、チョコレートだけでいいかな?」
「チョコレート、好きなの?」
「うん! 一番好き」
にっこりしながら言うと、とてもかわいらしく、頭をなでたくなった浪速だった。
可愛すぎだろ!!
「そうなんだ」
「浪速くんは、何が好きなの?」
「え、お菓子全然食べないけど、強いて言えば、和菓子かな」
「団子とか?」
「そう、団子とか、抹茶とか」
抹茶って和菓子か? 和菓子についてくるものだろ、ばかぁ~。
喋った後に後悔した。 レジの前に来て浪速は、横から外に出て、ゆいさんを待っている。
「おまたせ!」
「全然」
「浪速くん、どこの本屋行くの?」
「え、本屋はいかないよ」
「どうして?」
「家に一人で寂しかったから本屋に行こうとしてた、だけだから」
今日は、なかなかに良かった休日だったな。 これで友達がいないという事はウソになる、よし。
内心、浪速は、とても満足していた。
「家から、スーパーまでの距離が、近いのいいね! 家って浪速君一人?」
なんでそんなこと聞くのだろう、あれかな? そんなね、いかにもラブコメみたいな展開にはなるわけないだろ。
「家着いたわ。それじゃあ松平の家まで送ろうか?」
「いや、大丈夫」
「あ、そう」
よかったー。流石になかったか。
「それならばいば「おじゃましまーす」
「え、なんで?」
家に一人って言ったよねなんで入れるんだ。
「一人寂しいんじゃなかったの?」
「そうだけど」
「ならいいよね?」
「はい」
初めて女子を家に入れたから何すればいいかわからない
「松平は、いいのか?」
「松平じゃなくていいよー」
「ゆいは、いいのか?」
「全然、大丈夫」
どのように時間をつぶすか周りを見た。
この家、二人でできるものが少なすぎてどうしよ。
「テレビゲームでもする?」
「うん、しよ~」
浪速はゆいに、めっちゃ僅差で勝った。 家族の中で一番強かったから、負けそうで少し盛り上がった浪速 いつの間にか3時間たっていた。
「ただいま~、兄さん」
「おかえりなさい」
「え!兄さんにこんなかわいい、彼女ができたの?」
「「彼女じゃない」」
妹は思った、相性ピッタリじゃん。
「なら妹さんも来たわけだし、私は帰るね」
「うん、送ろうか」
「いや大丈夫」
「あ、わかった。それじゃあ学校で」
「うん、学校で」
時間が経つの早かったな~。 ゆいさんは、楽しんだのかな?
「楽しかったな~。 もう少しで夏休みか~ 浪速くんと、もっと遊べるかな?」
浪速とゆい、ぐっすり眠れた。
_______
なぜか、終業式の日から浪速の家にゆいが来るようになった。
・・・終業式当日・・・
「ゆい!? どうしたの?」
城山は、ゆいの顔を見て驚いた。 ゆいの顔は、いつも元気でにっこりしている顔だが、顔色がそれはもうゴブリンみたいな顔をしていた。
「眠れなくて」
「そんな、小学生の遠足じゃないんだから」
ゆいが眠れないという事は、なにか嫌なことが続いているんだな。ふ~ん。
「いやなこと、あったんでしょ。 言ってみて」
「浪速くんと、会いたいなって思ってて」
「なら、夏休みに浪速の家にずっと行けばいいじゃない」
ゆいはその手があったか! という顔になっていつものゆいに戻った。
・・・終業式が終わった・・・
「おい、お前城山さんと、どうなんだよ」
「別に普通だよ。 デートには一回だけ」
俺は、城山さんと、葛井の仲がどうなったか。知る義務がある! まあ相談の話を聞いただけで、その後は二人で進めたけど。
浪速が質問しようとすると。後ろから「なみはやくん!」と聞いたことのある声が聞こえた。
「明日十時に、家に行くから。」
それだけ言うとそそくさと走って行った。 そんな事を学年のマドンナに言われたら、みんなの視線は浪速に向いた。
おいおい、そんな事、人がいるところで言ったら俺が殺されちまうよ。
「おい、お前なんで学校のマドンナから家行く宣言もらえたんだよ」
「おれが一番聞きたい・・・けど、お前は彼女いるだろ!」
「まあそれは、そうだな」
何で俺の家に来るだ?
・・・次の日・・・
{ピンポ~ン}
ほんとに来た。てか早くない九時半だよ。 こっちにもいろいろ準備とかがあるんだよ?
そう言いながらドアを開けた。 愚痴は、吐いてるけど中々にうれしい浪速であった。
「ごめん、楽しみで早く来すぎちゃった」
「全然、そんなことより何するの?」
朝だから、何喋ればいいか分からないな。 いや、緊張か?なぜか、前より喋りずらくなってる。一度何を喋るか整理しよう。
そんなことを言いながら自分部屋に入れた。
「お茶取ってくるから待ってて」
「お気使いなく~」
男の子部屋入るの初めてだな~
女の子部屋入れるの初めてだな~
松平と、浪速の考えてることが重なった時、ある一人の女子が来た。
「どうも~妹でーす」
「おはようございます。妹さん」
兄さんやっぱり、すみに置けないな~。
妹さん少し苦手なんだよね~。
「そんな、嫌そうな顔しないでく「お前入って来るなって言っただろ」
「だって、兄さんにはこんなかわいい人手放してほしくなくて」
「いやだから、付き合ってないって」
浪速は、すぐにでも妹を出そうとした時。
「ゴムつけなよ」
場を荒らすだけ荒らして、出て行った。おい!どうしてくれんだよ。この空気最悪なんてモノじゃないぞ。・・・地獄だ。
「妹ちゃん面白いね。」
「いつもこれだから困ってるよ」
けど、あいつのおかげで、気まずい空気が、和んだ。 いや!けどもう少し違う方法で和ませてくれないか。一応学校で一番っと言ってもいいくらい可愛いわけだし。
「急にだけど好きな人とかいる?」
「えっ」
とても、照れながら言ったことがわかる。
聞いたことがある、好きな異性に好きな人を聞くイベントもしかして。 そんな事より鼻血出しそうだ。耳を赤くしながら言うとか破壊力最強かよ。
「・・・」
「・・・」
「いや、特にはいないけど」
「そうなんだ」
気まずい空気に戻ったのであった。
妹よ。今来てくれよ。
「ちょっとおトイレ貸してもらってもいい?」
「いいよ。場所わかる?」
「分からないから来てほしい」
「わかった付いていくよ」
ドアを開けると、鼻血を出して仰向けで死んでるかと思う姿で、倒れている妹がいた。
こいつ、絶対盗み聞きしてたな。しかも、こいつが鼻血出してるんかい!
「こっちだよ」
「え、助けなくていいの?」
「大丈夫だよ、自分のせきに「おい!助けろや!」
「ほら」
え、床血まみれだよ妹ちゃん、死ぬんじゃない?
「死ぬんじゃない?」
「大丈夫だよ」
正直めんどくさいは、言ってはいけないな。
浪速は逃げるかのようにゆいを呼びながらトイレに案内した。
・・・1時間後・・・
そういえばご飯どうするんだろ。
「ご飯どうするの?」
「あ~どうしよう?」
「チャーハンとかなら作ろうか?」
「いいの!?」
「いいよ」
浪速君が作ってくれるんだ。なんかとても嬉しい。
「おまたせ」
「「「いただきます」」」
「やっぱり兄さんのチャーハンはおいしい」
浪速は小学生のころから妹と自分のご飯を作っていた。そのかいあってご飯全般つくれるのだった。
「ご馳走様でした」
「お粗末様」
それから三人でゲームをして時間が過ぎた。
「今日は帰るね、じゃあまた明日」
「え、明日も遊ぶの」
「遊びなよ、友達いないんだから」
この妹あとで絶対殴る。
「明日は私の家ね」
・・・え!おい待てよそれは違うじゃんまだ自分の家だから、大丈夫な節あるじゃん。
「兄さん。 ガンバ」
「ガンバじゃねえよ」
・・・次の日・・・
いや~これほんとにいいのか。もう少し段階踏まないとダメじゃない?
{ピンポーン}
「待ってたよ」
早くない?一秒も経ってないんじゃない?
浪速が来る三十分前から玄関にいた。一度インターホンが鳴った時に宅配便だったことは内緒。
「お邪魔します。」
「お昼ご飯食べてきた?」
「うん、食べてきたよ」
「ならこっちに来て」
言われるがままについていくと。部屋に着いた。
ですよね~いや知ってたよ。うん知ってた。
「好きなところに座ってて」
いや~女子の部屋はだめだよ。そうだ、瞑想をしよう。
瞑想を初めて約十分後。
あの~?遅くない流石に。
「ごめん待たせちゃって」
「いや全然。って、え!」
そこには、八本の団子と抹茶を持ってきたエプロン姿の、ゆいがいた。
いやだめだろ。可愛すぎるわ。しかも前に言っていた俺の好きな食べ物が。
「それどうして?」
「作ったの」
「ごめんトイレ借りれる」
{葛井!大問題だ}
{なんだ?}
{ゆいが、俺のために団子作ってくれたわ}
{よかったじゃね~か}
{今俺、城山の家にいるから}
{お互い幸運を}
{幸運を}
「ごめん。今戻った」
「なら食べよ」
「「いただきます」」
やばい、最強にうまい
「マジでおいしい」
「ほんと!それはよかった。あのね、何で私の家に来てもらったか理由を説明するね」
「うん」
マジでうめぇなこれ。
「私好きな人ができたの」
「え!?」
「一旦落ち着いて」
差し出された抹茶を飲んだ
よし一旦落ちt「ブフォ」にが!?
「大丈夫?」
「うん。ちょっと苦くて。けどやみつきになる」
「ならよかった。それで好きな人なんだけどなm「ちょっと待って俺も言わないといけないことができたその前に俺も、チョコレート持ってきたんだ」
葛井お前は凄いよ。
・・・昨夜・・・
{今電話できる?}
{おう}
{どうした?電話なんて珍しい。でどうした? 相談がある。もし告白するなら何をすればいいと思う。
お前もしかして松平さんに告白するの? するかも、だけど告白をするとなるとやっぱり付き合ってるお前に聞くのが普通だろ。 ちょっと待っとけ・・・松平さんの好きなものを渡すとかは? 好きなものか?わかった参考にさせてもらうよ、ありがとう}
浪速がんばれよ。
・・・松平ゆい昨夜・・・
{相談があるの}
{珍しい}
{電話できる?}
{うん}
{相談があって、もしだよ。好きな人に告白するって言ったら? え!もう告白するの? いやもしだから。 もしでも、ゆいがそんなこと言うなんて。う~ん浪速君の好きな食べ物は? なんで好きな人知ってるの? そんなのわかるよ。で好きな食べ物は? 和菓子と抹茶。 浪速くんおじいちゃん?笑、ま和菓子作りな お菓子なんて作れないよ それを頑張るのゆい。それじゃあね~}
「ちょっと城ちゃん」
わかったよ~頑張る。
・・・・・・・
「その前に俺もチョコレート持ってきたんだよね」
「なんで?」
「俺、昨日電話で相談したんだよ。好きな人に告白するならどうすればいいか?」
「え!?」
「なら、好きな食べ物渡せよって言われて」
俺はいつの間にか松平ゆいという一人の女子に恋をしていた。
「ゆいが好きだ付き合ってくれ」
浪速が目をつぶって答えを待つと。
「わたしも電話で相談したの好きな人に告白する方法を聞くために、ならなんて言ったと思う。好きな食べ物上げたらだって」
「え!」
私は浪速くんのことから目が離せなくなっていた。
「わたしも、浪速くんが好き」
少し顔を赤らめて互いの好物を食べるのであった