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大聖女エルサーシアの遺言~とんでもヒロインの異世界漫遊記  作者: おじむ
第四章 禁じられた遊び
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*第95話 膨らむ夢

工学系の仕事や学校に所属している人ならば、

装置の“誤動作”を必ず経験するだろう。


判りやすいのは可動部分の設計ミスか、部品の不具合。

しかしいくら調べても原因が分からない事も有る。


悪戦苦闘の末に、やっと見つけた異常の正体が別の装置のノイズであったり、

複数個所の共振であったり、まさかこんな事が!と言う事が良く起こる。


そう!良く起こるのだ。


何気ない日常は奇跡の連続なのだ。


***


私としたことが恥ずかしいですわ。

思わず狼狽うろたえてしまいましたの。


まさかこんな事が!


自分の娘が、自分と同じ“TS転生者”だとは、全く想定していませんでしたわ。

精霊歌の正体が下らない替え歌だとバレてしまいますわ。


もしもアリーゼに軽蔑されたら・・・

どう致しましょう!

私は生きていられませんわぁ~


「精霊歌の記憶を人類から消し去る事は出来ませんの?ルルナ。」

それが良いですわ!


「絶滅させるしかないですけれど、しますか?」

いいえ結構ですわぁ~~~


「これからは真面目に歌う事ですね。」

ど正論ですわね!

自信が有りませんわぁ~

持って生まれた性分ですもの、簡単には変わりませんわ。


「精霊歌って何ですかぁ~?」

シモーヌと同じニオイがしますわね。


「私が精霊言語で歌いますのよ。」

気分爽快ですのよ!


たちの悪い趣味です。」

良いではないの、みんな喜んでいるのだから。

「へぇ~聞きたいですぅ~!」


「もちろん宜しくてよっ!」


ジャ~ン♪チャラ~チャン♪

チャラ~チャン♪

チャラ~チャ~~~ン♪


ピロリロリ~~~ン♪


ズンタカ タッタ♪ズンタカ タッタ♪

ズンタカ タッタ♪ズンタカ タッタ♪


朝~勃ち~のズンタカタッタズンタカタッタ

お部屋の中に~ズンタカタッタズンタカタッタ

立つ影は~~~ズンタカズンタカズンタカタッタ


おかぁ~(パラ~パ~ン)ちゃ~ん(おか~ちゃ~ん)


ノックもしないでズンタカタッタズンタカタッタ

通~り行く~ズンタカズンタカズンタカタッタ


あんた!(ピロリロリ)早よ起きて(~~~ン パラリ)学校行きやぁ!(ロリ~~~ン)


夢精~パンツが(むせ~いパンツが)

恥~ずかしい~(は~ずかしい~)


包~茎~ぃちんこを~(ほ~け~ぃちんこを~)

見ら~~~れた~~~(みら~~~れた~~~)♪』


ジャ~~~~~~ン♪


「うわぁ~下品~~~」

「でしょう?だから嫌なのよ。」

面目ありませんわ・・・


ウキャッ(わはははは)ウキャキャキャ~(すんげ~くだらねぇ~)!」


まぁ!アリーゼは気に入りましたのねっ!

「先輩~い、喜んでますよぉこの子は~」

当然ですわ!私の娘ですもの!


「あぁ~頭が痛い・・・」


ソクラテスもプラトンも

ニーチェもサルトルも

み~んな悩んで大きく成りましたのよ!


アリーゼは笑い疲れて寝てしまいましたわ。

あぁ!夢が膨らみますわぁ~

アリーゼと精霊歌をデュエット致しますのよ!

そうと決まったら沢~山っ用意しませんとねっ!

挿絵(By みてみん)


親子で共作するのも素敵ですわぁ~

アニメソングは好きかしら?


でも何故かしら?

急に不安になって来ましたわ。


「ねぇルルナ、これから世の中はどうなって行くのかしら?」

アリーゼの将来が心配ですわ。


「おや?珍しいですねぇ、弱気になるなんて。」


「アリーゼの事を守ってあげてね。」

「えぇ、大丈夫ですよ。」

「任せて下さいよぉ~ヘッッッブシッ!花粉症?」


不安ですわぁ~~~




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