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高所恐怖症なのに竜騎士になりました  作者: 矢島 零士
第三章:アルダラン編
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ゴブリン退治

 Fランク冒険者が引き受けることの出来る依頼案件は、薬草採集など、初心者にも危険が少ないものばかりだ。

 ちょっと危険なもので、スライム討伐。

 正直言って、僕とアスカには物足りない。


 Fランクの二人組ならばEランク案件を受注できるので、僕とアスカでパーティーを組んでギルドに登録した。

 パーティーの名前は『アレクのハーレム』にしておいた。これなら、仲間になろうと思う人はいないだろう。



 ギルドで残っていた依頼書を調べた結果、今回はゴブリン退治を行うことにした。


 ゴブリンの出現個所まで、ギルドから徒歩で三時間くらいかかりそうだ。

 時間節約のため、飛んでいくことにする。

 知らない土地だけど、王都近郊の地図は頭に入っている。


 僕とアスカは気配を消して、人気のない場所まで歩き、それから隠形(おんぎょう)の術で姿を消す。

 僕はアスカにおんぶしてもらう。



「いくでえ、豆タン」


「はいな、あんさん!」


 どうでもいいことだけど、近頃、僕とアスカは水島新司の野球漫画『男どアホウ甲子園(おとこどアホウこうしえん)』に凝っている。単行本を全巻、寮に持ってきてあり、ゴブリン退治が終わったら読むつもりだ。


 アスカは静かに地上から浮き上がり、高速で飛行を始めた。

 数分で目的地の近くまで来て、魔物の探知を開始。コボルトの気配を感じた。



 ゴブリンの巣から五百メートルくらい離れたところに降りてもらい、僕も地上に立った。


 ここで、ナイフ以外の武器を持っていないことを思い出した。

 僕は『武器作成』を使えるので、武器がないのは大きな問題ではない。


 ゴブリン相手に強力な武器はいらないと思い、野球のバットをイメージし、金属バットを作った。

 金属バットを邪道と思う気持ちはあるけれど、武器としては木製より金属製の方が良い。


 野球のキャッチャー用のミットとプロテクターを作ると、アスカは喜んで装着した。

 ミットを付けて殴るのでは素手より威力が落ちるのだけど、アスカのパワーなら問題ないだろう。



 僕らは慎重にゴブリンの巣に近付いていく。待ち伏せの気配はない。

 トラップは全て、魔法で破壊した。


 ゴブリンが数体、見えてきた。

 さあ、ショータイムだ。


「千本ノック!」


 僕は魔法で野球のボール型のファイアボールを生成し、金属バットで打った。

 ファイアボールはゴブリンに当たり、瞬殺。

 僕は次々にファイアボールを作成し、打ちまくった。


 アスカはゴブリンの巣の方に突撃した。

 スライディングでゴブリンを倒し、ミットで殴りつけた。


 僕もアスカの後からゴブリンの巣に突入。金属バットを振り回し、暴れまくった。

 こうしてゴブリンの巣を壊滅させ、僕とアスカは冒険者デビューの日にEランク昇格を決めたのだった。

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