表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
高所恐怖症なのに竜騎士になりました  作者: 矢島 零士
第三章:アルダラン編
63/69

冒険者登録

 カルナーとアルダランの間の移動には、船か飛行機を利用するのが一般的だ。

 カルナーからアルダランまで、船を利用すると最短で七日、飛行機なら最短で八時間かかる。


 今回、僕とアスカは、カルナーの王都にあるアルダラン大使館から転送魔方陣を利用して、アルダランの入国管理局に直行した。

 これは、僕の父方の祖父ゲイル公爵がアルダランの大物だから出来ることだ。



 入国手続きが済むと、ゲイル公爵の執事が迎えに来ていた。

 そのまま、王都内にある祖父の屋敷に直行し、その晩は祖父の屋敷に泊まった。

 祖父は仕事で国外に出ているとのことで、この日は会えなかった。


 翌日の午前中、大学の学生寮に入寮した。

 寮の間取りは3DK。つまり、三つの居室の他にダイニングキッチン。


 アスカと話し合った結果、居室の使い方は、居間・応接間・寝室とした。

 寝室には、大きめのベッドが一つある。


「ちょっと、壁が薄いな」


「ご主人様、大丈夫だよ、結界はるから」


 まあ、それはそうだな。



 寮の食堂で昼食を済ませた後、近所の店で日用品を揃えた。

 とりあえず、日々の暮らしで困ることはなさそうだ。



 夕食まで少し時間に余裕がある。


「アスカ、この辺、散歩するか?」


「うん」


 しばらくして、冒険者ギルドの建物を見つけた。

 アルダランに着いたら冒険者登録するつもりだったので、さっそく、建物にはいってみる。


 受付カウンターには誰もいなかったけれど、僕とアスカがカウンターの前に行くと、奥から職員が出てきた。きれいな人だ。


「いらっしゃいませ。どのようなご用件でしょうか?」


「新規の冒険者登録をお願いします。僕と隣の者の二名です」


 職員から簡単な説明を受けた。


 会員のランクは、新規登録時にFランク。

 その後、実績や試験によって、E・D・C・B・A・Sの順に昇格する。

 あまり成績が悪いと降格もあるそうだ。



 登録手数料を払った後、ギルドの会員カードを受け取った。

 現時点では仮入会で、仮入会の間は依頼を受けることは出来ない。

 仮入会後、無料講習を受けることによって正式な会員になるのだという。


 翌日の午前に講習があると聞き、ついでに講習受講を予約しておいた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ