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高所恐怖症なのに竜騎士になりました  作者: 矢島 零士
第二章:軍学校編
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無属性魔法は、やばかった

 朝、目覚めてみると下半身が元気だ。

 下半身だけじゃない。全身から力がみなぎってくる。


 ジャンヌは既に目覚めていて、僕の隣で僕が起きだすのを見つめている。


「愛してるよ、ジャンヌ」


 軽く抱きしめて挨拶する。


「なにこれ、アレク。大きい!」


 ジャンヌのセリフは聞き流し、僕はパジャマのまま、人気のない山奥に瞬間移動した。



 なぜ、こんなに元気なんだろう。

 心当たりはある。今朝、僕は夢の中できれいな女性に抱きしめられた。そのとき、何かが僕の中に入りこんできたのだ。

 夢の中でその人は、「エネルギーが無限に存在する場所を教えてあげる」とも言っていた。


 夢の中で会った女性はスウに似ていた。

 そのことを思い出すと、僕の心は品行方正な紳士になり、下半身は落ち着きを取り戻した。


 でも、身体全体に力がみなぎっているのは変わらない。

 今の僕なら、これまで出来なかった無属性魔法だって成功できそうだ。


 賢者モードになってる時間さえ惜しい。

 僕は脳内で無属性魔法の術式を展開し、無詠唱で次元弾を発射した。


 次元弾は無属性の攻撃魔法だ。

 アスカによれば、無属性魔法としては初級で、他の属性、たとえば火属性ならば中程度の魔法に相当する威力とのこと。


 僕が撃った次元弾は、周囲の空間を破壊しながら飛んでいき、最後に次元を切り裂いて、異空間に飛び込んでいった。おそらく、異次元でも大暴れしたことだろう。


 次元弾が通過した場所は、空間に穴が開き、隣の次元の景色が見えている状態だ。当然、こちらから隣の次元に行くことが可能だろうし、逆に向こう側からこちらに来ることも可能だろう。


 空間に空いた穴が自然にふさがるまでには年単位の時間がかかるとされている。

 このまま放置しておくと大きな問題が起こりそうなので、早く対処した方が良さそうだ。

 すぐにアスカを呼んで、穴をふさいでもらおう。


 僕は初めて、無属性魔法を成功させることができた。

 でも、成功の喜び以上に、次元弾の威力の大きさは衝撃だった。

 やばかった、としか言いようがない。


 初級魔法でこの程度なら、無属性の極大魔法は本当に宇宙創世レベルかもしれない。


 無属性魔法は危険だ。普通の戦いでは使用を自粛するべきだろう。

2019年2月17日、次元弾の影響についての表現を変更しました。

断言していた部分を、「だろう」や「とされている」のように変えました。

また、夢の中の女性が言ったセリフも追加しました。

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