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高所恐怖症なのに竜騎士になりました  作者: 矢島 零士
第二章:軍学校編
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ゼピュロス商会、始動

2019年2月13日から二週間ほど、仕事の都合で執筆ペースが落ちます。

毎日更新を目指しますが、もしかしたら、週に二回くらいになってしまうかもしれません。

 僕と祖父の会社の出資者は、僕が三割、祖父が四割、そして、パフューム公爵が三割に決まった。


 僕の出資分は、父が僕の学資として用意してくれていたお金だ。

 僕が特待生となったことで学費を納める必要がなくなり、父は気前よく、そのお金を僕にくれた。


 ただし、僕が途中で特待生でなくなった場合、父から貰ったお金で学費を払わなければならなくなる。

 特待生を維持しなければならないのは、少しプレッシャーだ。


 公爵の出資分については、当初、ジャンヌは自分の小遣いから出すつもりだった。しかし、ジャンヌと僕が公爵に会社設立のことを報告したところ、公爵がジャンヌの出資に反対し、公爵が出資することになった。


「娘はアレク君にべた惚れですからな。出資者は、アレク君に反対できる者の方がよいじゃろう」


 公爵は豪快に笑った。僕が暴走しそうになったら止めてくれるつもりらしい。


 会社名は、ゼピュロス商会と決まった。

 ゼピュロスは、前世ではギリシャ神話の西風の神の名前だが、カルナーの神話でも風の神の名前になっている。

 ゼピュロス商会の名前は僕が考え、祖父も公爵も賛成した。


 それにしても、前世と転生後の世界では共通している単語が多い。

 二つの世界は何らかの関係があるのかもしれない。


 コスプレ用品の作成は、会社設立の前に終わらせ、ブリーズ商会の倉庫に運び込んだ。

 その翌日より、販売は始まっている。



 コスプレ用品の売り上げは、最初の二週間くらいは良くなかった。

 売上ゼロの日の方が多かった。


 しかし、次第に認知度があがり、少しずつ売り上げが増えていった。

 そして、王妃の誕生パーティーにダリー公爵令嬢が猫耳と猫しっぽの姿で参加したことが評判になると、コスプレ用品の売り上げは爆発的に増えた。


 僕が最初に作った分はすぐに売り切れ、このところ、僕の放課後の日課はコスプレ用品の作成になっている。


 仕事が忙しいのは悪いことではないが、武術の練習時間が少なくなるのは残念だ。

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