↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR

恋々繍歌

掲載日:2018/04/09

小川にひとつ 星落ちる

水面がゆれて 魚飛ぶ

畔(ほとり)に咲いた花の香は

夢より淡く胸染める


月夜に跳ねる露の鞠

煙る朝霧 袖濡らす

届かぬお方に恋焦がれ

季節の巡りも忘れ去る


薄氷割れて 雪積もる

寂しい夕陽が紅葉踏む

遠い潮騒 蝉時雨

迎えた春を髪に挿(さ)す


弦(げん)が震えた残響に

甘く乱れる指の先

灯した赤き燭台に

漉(す)き紙翳(かざ)し 歌を詠む


告げぬ想いを風に乗せ

叢雲(むらくも)閉ざす窓を見る

鵲(かささぎ)鳴かぬ橋の上

愛しいお方に逢いたくて

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 四行ごとに一枚の絵が思い浮かぶ、素晴らしい描写でした。 美しい言葉の選択も、良かったと思います。 [一言] 時間が遡っていくような印象を受けました。 やはり、そういうことなのでしょうか?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。