1.出会い
初投稿です。
内容も設定もゆるいです。
どうぞ宜しくお願い致します。
俺は山田紀夫(27歳)
サラリーマンだ。
突然だが俺の家にはすごいクリオネがいる。
それは、ある満月の夜。
自宅からチャリで1時間ほどこいだ所にある、デカめの公園に行った時だった。
公園の周りをランニングしようと準備運動をしていると、公園の中にある池の方から苦しそうな声が聞こえたんだ。
正義感の強い俺はすぐに池に向かって走った。
『にーにー・・・』
か細いが必死さを感じる鳴き声と、ガサガサともがいているような音がする。
ネコが池に落ちそうになっている!?
急いで音のする方に近寄った。
『にーにー・・・』
池でおぼれそうになっていったのは3歳児くらいの大きさのクリオネみたいなやつだった。
あと少しで池に落ちそうなところを近くの木の枝に必死にしがみついていた。
『にーーー・・・』
あ、落ちそう。
陰から見ていた俺は、紙一重のところでクリオネを拾い上げた。
『にっっにーー!!』
池に落ちずに助かったと思いきや、今度は俺に捕まったとでも思ったのだろう。
クリオネはすごく不安そうな顔をしてピチピチとはねた。
見ると結構池の水間際で暴れていたせいか泥水で汚れている。
俺は水道のあるところまでクリオネを抱えて行き、綺麗に洗ってやった。
泥を落とすと、クリオネは半透明の様な水色で月明りと公園の街頭の光をキラキラと反射してとても綺麗だった。
『にーー・・・』
不安そうな表情は変わらず、時折小さな声でおびえる様に鳴いているので、可哀想になった俺は
地面に降ろしてやり、
「池に落ちたらあぶないんだぞ。」
そう言って、持っていたポカリを渡した。
『にーーー?』
クリオネはポカリを手にして不思議そうに首を傾げた。
とても可愛い。
ゆるキャラ好きの俺としては非常に癒される。
「はは、その手じゃ開けられないよな。」
俺はポカリの蓋をあけ、クリオネの口にポカリを持っていき飲ましてやった。
『!!!!!!!!!!』
『にーーーーー!!!!!!にーーーーー!!!!!』
とんでもなく旨かったらしい。
必死になってぴょんぴょん跳ねて俺の手にあるポカリに飛びつこうとしはじめた。
至高の癒しを感じた。
この後、ポカリの残りを全部あげたものの、もっと欲しかったらしく結局ずっと俺についてきた。
仕方がないので今日のランニングは諦めてクリオネをチャリのかごに乗せて家に帰った。
もちろん途中でコンビニによってポカリを買ったのはいうまでもない。