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第38話

<陸軍>

・池田公平陸軍大尉:戦闘九一一飛行隊副隊長

・伏木陸軍少尉:技術士官、整備担当。

<海軍>

・副島弘樹海軍大尉:戦闘九一一飛行隊隊長

・高橋海軍少尉:技術士官、兵装担当。

 士官寮での事。

「おい高橋、なんで少年に銃口をこめかみに銃口を強く押し当てるように指示したんだ?」

 伏木陸軍少尉が不思議そうに尋ねた。すると高橋海軍少尉は、右手をパタパタ団扇のように扇ぎながら、

「陸軍の士官がこれじゃ困るぜ!コルトM1911は、銃身が後退するとスライドとの鈎止が外れて、引金を引いても撃発しない構造なんだよ。それより、このM1911は、凄い仕上げだな!」

「ニッケルめっきに、象牙の握把。記念品として作られたものだろう。」

「スライドに何か彫ってあるぞ。伏木、訳せ!」

「え~と、『日本から来た我らが友、栗林少佐に、永遠の友情を込め、これを贈る』。」

「栗林少佐って、お前のところの?」

「多分・・・・」

どうやらこの拳銃は、アメリカから硫黄島を経て、浜松にたどり着いたようであった。

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