20110608:読めない本
「グイン・サーガ・ワールド」なる本が出ているらしいです。
5月5日発売ながら、本日気がつきました。
・・・しかも1巻。
もちろん栗本先生の作品では無く、色々な作家さんによるトリビュート作品。
さてさて、どうしたものか・・・。
Amazonのレビューを見た限りでは、多分私もショックを受ける一人だと思います。
と、これだけなら「買わない」で終わりなのですが…。
うら若き日の先生の日記を載せてくれてるんですよ。
汚いぞ、早川書房!!(商売上手と言いましょう)
多分私は買ってしまいます。
あ、外伝もある。そりゃ絶対買うな。
それはそれとして、以前どこかに書いたのですが・・・mixiかな、多分。
まだグイン・サーガを最後まで読んでません。
もちろん最終巻である130巻まで持ってます。
帯に「最後のグイン・サーガ」とかあった外伝も持ってます。
学生時代は図書室で借りてたので、その辺りは後で古本でかき集め、
まだ抜けてる部分はあったりしますが・・・。(読んでるとこなので、後回しにされそのまま)
でも読めないんですよね、
129巻の真ん中辺りで止まってます。
栗本先生が亡くなられたのが、ものすごくショックで、
人生の半分くらいを共にしてきた物語が、突然途中で途切れて、
癌の事はもちろん知っていたので、「あーっ、保たなかった!」と思いました。
ファンのクセにひどいですか?
でもファンだからそう思ったんです。
最初から知らされていた最終巻の表題「豹頭の花嫁」
そこまでたどり着けなかったんですから。
かなり長い事、喪失感が続きました。まだ吹っ切れてはいません。
それでも直後は、3冊分のストックが心の支えで、
その後、断筆の途中までの本が出ると知り、そこから進めなくなりました。
認めたく無いんだと思います。
未完である事を。
でも、読まずに死んだら絶対心残りで成仏出来そうにないので、どうにか読まねばなりません。
人生一寸先は闇です。
2年前「あの世で続きを読むませてもらう」って、栗本先生の旦那様のmixiに、
「ありがとうございました」って言葉と一緒に書いたんだから、
・・・前に進まなきゃ駄目ですよね?
・・・2年が過ぎて、そろそろ切り替えなきゃいけませんよね。