表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
39/90

20110915:子供の頃の話

…の前に、


挿絵(By みてみん)


旧携帯…長女に止めを刺された。

そして、今のスマートフォン。


設定・ツール、延いては使用感がまだまだ不満。

おまけの2GBじゃメモリが足らない。

使い勝手の良いメーラーと、アドレス帳は無いのか?

ブラウザは面白いのを見つけたけど、テキストエディタはあともう一歩。

ファイラも、あともう少し何かが・・・

DropboxにUP出来るのはいいんだけど、複数のファイル一度に送れない?

画像、動画、音楽とかはうまくいくのかもしれないが、私が一番使いたいのはテキストファイル。

ファイラ使うと、前回履歴のフォルダに固定されてしまうのは何故だ?


でもそれ以前に、文章書いてると時々エラーで落ちるのが大問題。

保存してませんから!?

自分の操作ミスで消す事もあるんだけど、それは慣れよう!!



という訳で、こっからタイトルの話。

前回、親としての現状を書いたので、今度は調子に乗って逆に子供の時(?)の事を書いてみようかなと思う。


長女が母親にライバル意識を抱くのは、私も同じ。

昔の少女漫画のような絵を描いた母に、負けたくなかった。

とにかく自分の描いた絵を「上手だね」といってもらいたかった。

…のだと思う。


広告の裏に描いてた頃からずっと、私はとにかく絵を描く事に没頭した。

あー、本も読んでたけどさ、TRPGにもはまったけどさ。

ノートやテストの裏に、授業に関連する落書きをして花丸もらってたり、学校取り纏めで何かのコンクールに応募された絵で、県から全国行って、大臣の名前の入った賞状もらったり、とりあえず美術で5を取るのは当たり前になった。(無論5段階評価)

高1の時、担任から「夏休みに募集のポスターに応募しないか?」と言われて、描いてみたら入賞。

商品に図書券が貰えたので、翌年も図書券狙いで応募して、まんまと図書券せしめてみたり。

うわー、可愛げないなー。


でもこの件で、妙な経験はした。

入賞の事なんか、きれいさっぱり忘れた冬の全校朝会で、名前を呼ばれて壇上に上げられた。

しかし「騒がしいから、静かになるまで待ちます」とか進行役の先生が言い出したので、私は全校生徒に背中を向けたまま、10分以上校長と1対1で真正面で向き合う事になった。

あーの、居心地の悪かった事ったら…今でも忘れられない。

成人式の時の、町長の隣の席で昼食とタメを張る。(←こんな事もあったんです)


しかし、私の母親も正直な人で、決して「上手だね」とは言ってくれなかった。

それどころか、友達の絵を指して「こっちの方が好きだな」とか言ってくれた。

もらった賞状は、立派な額に入れられて飾られていたが、欲しい言葉は貰えない。

だから私は、ひたすら描いてた。


しかし、将来絵の方面に進むかってのは、また別の話。

元々親は、そういう事に完全否定であるような気がしていたので、私には「やりたい」と言うだけの根性が無かった。

「絵を描いて飯が食えるか?」と言っていたのを聞いた事があった。

自分が「入賞」止まりである事は分かっていたし、画家を目指して美大に行った従姉が「さっぱり芽が出なくて」と、伯父さんと伯母さんが困り顔で話すのを何度も見ていた。

だから、親の反対を押し切るような勇気が私には無かった。

「自由に描ける訳じゃないから、好きで描いてる事を仕事にして、嫌いになりたくない」

そう思う事にした。


まぁそれ以前に、将来何がしたいのかが本当に分からなかったのだが。(←えへへ)

ざっくりあったのは「母親」

でも、それ以上は分からなかった。

だから、友人に「隠居したい」とか冗談半分に言って、「早いよ!!」とか言われていた。


とは言え、どこにも進まないのは問題がある。

英語と数学を捨てていたので大学進学の意思は無い。

だからと言って、いきなり職に就くような気もなくて、結局私は、興味のあったパソコンの方面に進んだ。

需要のある時期でもあったし、入試の無い専門学校行ってプログラムとか学びました。

ほとんど情報処理技術者試験、つまり国家試験対策のプリントばっかだったっていう不満はあるけど、まぁ真面目にやりましたよ。

興味のある事なら、ガツガツやる人ですから。(←ムラのある人)

でも試験の1回目、数点足りずに落ちて、当時の彼氏(こいつは受かった)に「普通科からでよくやったよ」という励まし方をされて、余計カチンときたりしましたけどね。

…落ちた事実は変わらないんだよ?

もちろん2回目は合格しました。


で、ここの学園祭で、ロゴってのかな? その募集で全校生徒強制で募集があって、私の描いたのに決まった。

実行委員の一員であった事もあるだろうけど、「当然だね」という傲慢な部分も正直あった。(←うわっ)

なのに、同じ実行委員でもあった、当時の彼氏に手直しを要求された。

何度か細かい所に修正をかけてみたものの、彼は「もうちょっとね」「いや、うーんそういうんじゃなくてね」と、はっきりしない。

彼のイメージはまったく伝わってこない、どうしたいのかさっぱり分からない。

あげくに、「俺は絵が下手だから」とか何度も卑下するものだから、私はキレた(←短気)

明確な理由であれば応じるけれど、こんなのにはもう付き合えない!!

と、「じゃぁ、自分の好きにすればいいだろう!?」と、投げ出した。(←ひでぇ)

えぇ、プライド高いよ、きっと。

でもこれで「やっぱデザイナーとかも無理だよなー」とか考えた。

って、話が随分逸れてるな。


働き出して、インターネットが当たり前になってきてからも、自分のHP作って描いた絵取り込んでUPしたりしていた。

今みたいに不特定多数狙いじゃなくて、友人達とのやりとりしか無かったけど、色々描いていた。

その画像はMOなんて過去の遺産の中に封印されているので読めないが、まだ元の絵はファイルに取ってあったりする。(SCSI-USBのケーブル高いもん)


妊娠して結婚して(←順番が微妙、でも結婚式の準備中に妊娠したんだー)出産して、描く暇が無くなって少し離れた。

長女が少し大きくなって、あれ描いて、これ描いて、という注文に嬉々として応じた。

ちなみに、描く時は本気だ(←笑)

「自分もやる」と言う長女に、同じ紙にいらない線描かれて「ぎゃーっ」とか、よくやった。


えーと、息子妊娠中かな?

里帰り出産でしばらく実家にいる時に、長女が私に言うように、母親に色々描けと言っていた。

で、その時に母親が言った言葉で、私は力が抜けた。

「あんたのお母さんに描いてもらえや、あんたのお母さんは絵が上手なんで」(方言)


……なっ、今更!?

「絵が上手」って、私がずっと欲しかった言葉。

でも、やっと言ってもらえた言葉は、嬉しかったというより、拍子抜けした。

この時初めて、意地になってた自分にやっと気付いた。


最初から「上手」と言われていれば、ここまで絵にのめり込む事は無かったと思う、

「特技:お絵描き」とか言えるのは、間違いなく母親のおかげだと思う。

…でも長かったよ。

この時、私は29歳だ。


その後しばらくして、この事を母親に告げたら、

「あれ?そうだったん? あらー、それはすまんかったねー」

と、完全に無自覚である事が発覚し、さらに力が抜けた。



そして歴史は繰り返す(でも私は意図的)


今私は、「これ上手?」と訊いてきた長女に「上手だね」とは言ってやらない。

もちろん復讐のつもりじゃありませんよ?

だって、下手なのは事実だし。

悔しがって不貞腐れ、「出来ない」とか腹の立つ事いっぱい言うけど、しばらくするとまた描くのを知ってるから。

悔しがって、ムキになって、もっとやってやるっ!!

って気になって欲しいから、「まだまだだね~。」とか言ってやってます。


こんな時、アドバイスは絶対聞かないから(言っても喧嘩になる)放っておく。

落ち着いて訊いて来た時なら、さらさら紙に描いて構図とか、感覚的な所を伝えたい…んですが、しかしこうなると、今度は向こうが聞いてない。

考え方を教えたいのに、長女は答えを求めに来てるんだよな。そのギャップ。

そして、やっぱり私は教えるのが下手って事なんだろう…。


今、絵に向かってた情熱は、文章の方にスライドしてて、そんなに絵を描きたい衝動は無いのですが、時々書いた時は、「あ、絵が違う」と思う事があります。

劣化って意味じゃなくて、心の重石が取れたせいなのか、ちょっと何か違うんです。


子供の時っていうか、絵の事って題した方が良かったかも。

それと、私の書いてる話の元ネタが完全にバレバレ(^^;

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ