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20110914:親というもの

私は正直、長女と向き合うのがしんどい。

いきなりの書き出しだが、勘違いしないで頂きたい。

長女はツンツンキャラのため、非常に腹が立つが、ちゃんと可愛いとは思っている。


ただね、最初の子供は親にとっても試練である。

この子がいるから「親」と呼ばれるようになり、そしてそれなりにでも「親」にならねばならないのだ。

つまり、子供と一緒に育っていくのは、なかなかに大変だという訳です。

分かってる。みんなだ、私だけじゃない。

けど、ちょっと書かせて。


親には子供が無事育つように、きちんと独り立ち出来るように、程々の距離感で接して行くのが良いのだと思っている。

しかし、この「程々」を測る定規はもちろん無い。

それをいちいち探りながら、向き合うしかない。

幼いうちと、成長してからは、もちろんその幅は違うだろう。

この「程々」を探る事がしんどい。

長女に接する態度、話す事、それが正しい事なのかも分からない。

大体の長女は、母親に対しライバル意識を抱いているらしい。

うちの子も例に漏れず、斜に構えた物言いをしてくる。

これがまた癪に障る。

正面から向き合う意欲を、減退させる。


けれど、これで私は失敗したと思っている。

長女が時々「頭が痛い」と言う。これは寝起きに多い。

小児科、眼科、脳外科と、異常は無しとの診断を頂いた。

脳外科でCTを撮ってもらうより前に、おそらくストレスだろうなと予想はしていた。

確証は無いが、確信している。私も胃痛を起こしていた。


私がここで文章を書いている事を、長女が不満に思っている事は知っていた。

「母が構ってくれない」そう感じているのだろうが、これは私の趣味なので、完全には譲れない。

はまり過ぎてる自覚はあるけどさ。


そして、昨年から半年くらい。

長女は財布からお金を抜き取っていた。

不振な言動はあった。

私のカバンを不自然に触り、慌しく言い訳をしたり、

遊びから帰って来た時に、聞いてもいないのに「○×ちゃんからもらった」と、いきなり言ってきたり。

後ろめたいから誤魔化していたこの行動を、不振に思い、何度か疑いはしたものの、まさか小1で…まだ先だろう?

と、財布の確認はしなかった。はっきり言って高を括っていた。

(…つーか、いくら入っているのか、きちんと把握していなかったが、何度かあれ? と思った事はある)


この事実は、旦那が娘の机からレシートを発見した事で発覚した。


この件だけで無く、叱る事に対して私と旦那では意見が違う。

大体旦那は、不機嫌であるという感情をぶつけて完全否定する。

正直、ここはガキだろう?とか思っているとこだ(←酷い)

しかし、怒った旦那は面倒なので、この時旦那のするに任せてしまったのだが、

やっぱりというか、当然というか、2週間後に同じ事をしてくれた。

外出禁止の戒が解けたその日、見事に財布から抜こうとしているのを見つけたのだ。


この2週間、外出禁止が言い渡されていたのだが、日々不平不満ばかりだった。

反省はしてないなとは思っていたが、あれだけ怒られれば懲りてるかなと、様子を見る事にして放っておいた事が失敗だったと痛感した。


なので2度目はきちんと話した。

…いやー、少々感情的にはなっていたが。

「あんたが何やっても、あんたは私の子で、親子の関係は変わらないんだ」

という事は伝えた。


これ以降、長女の態度は軟化した。

まだ時々「頭が痛い」という事はあるが、長女から他のアクションが無いので、私はこれ以上踏み込めない。

まだまだ腹の立つ言動も多いが、以前ほど刺々しくは無い。

とりあえずは安心している。

これからも絶対に色々あるだろうが、長女の出方を見て考えていくしかない。


一応、自分の経験を参考にしているのだが、今と昔で状況も違うので、親の負担が大きくなっている事は感じる。

核家族、治安、遊び場の有無。

これが私の感じている大きな違いだ。

私が小さい時は、家に帰って庭で遊んだ。これは特に親の目が無くても不自由は無かった。

しかし、マンション住まいのうちには庭が無い。マンションから出れば交通量の多い大きな道路。

公園までは距離がある。

今なら平気だが、小さいうちは「勝手に行っといでー」とはさすがに言えない。

1階の共有スペースのキッズルームは、小学生が大半で小さい子は浮く。

しかしだからと言って、子供だけの場所に大人が入っていくのは邪魔でしかない。

公園は正直面倒だった。

下の子連れて行くとさらに大変だし、私インドアな人だし。

蚊に刺されやすいから蚊の多い公園嫌いだし。(この辺言い訳)


しかし、その代償が運動不足で、「逆上がりが出来ない」…なのかもしれない。

でね、昨日幼稚園で、「逆上がりのやり方教えて」と、言われて困った。


…ごめんなさい、私どうやったら出来るかなんか分からないから(^^;

基本的にこういう事は「やってみたら出来た」で来てるので、苦労して無いんだ!!

とはいえ、そんな目で見られると…


幼稚園の可動式の低い鉄棒で何度も逆上がりをしてみて、どう動いているのか確認しながら考えてみた。

………………。

そっか、腕で体を寄せてるから、後は足がある程度上がってれば勝手に回るんだな。

と、初めて仕組みを理解した(汗)


けれど、それを長女に伝える事は、残念ながら出来なかった。

人の話を聞かずに、とにかく「出来ない」の一点張り。あーもう、腹が立つ!!

最終的に長女はやる気を失くす。いつもだ。


つまりは、私が教えるのが下手なんだろうなぁ…。


まぁとりあえず、腕の力が足りないという事は間違いない。

…こっから鍛えなければならないんだろう。


あ、それともう一つ、失敗したかなと思ってる事。

長女は、娘にありがちな「パパと結婚するー」という台詞を、まったく言わなかった。

ただし、「お母さんと結婚するー」とは言われた。

…私、やり過ぎたのだろうか?

パパがやらなきゃいけない領域の事までやってるんだろうか???

と、ちょっと悩んでいる。

うん、まだこれからの次女に期待。


ついでに、下の2人に対しては、長女で経験済みの事が多いので余裕がある。

それぞれ危惧してる事はあるけど、長女の時よりはマシな対応をしたいと思う。


昨日が長女の参観日で、今日が次女の3歳児検診で、明日は息子の級友が引っ越す前のランチで、明後日は息子の幼稚園で祖父母の参観日で、

何となく子供漬けの一週間なので、書いてみたくなったのだ。

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