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38.会談

驚いた。まさか――謎の男を監視している間に、嬢ちゃんにたどり着く者がいるとは。

 ここにいるということは、相手は管理者。しかも、まだ若い。


 ベビーピンクの髪が、あの少年を思わせる。

 たぶん関係があるのだろう。

 〈管理者権限魔法〉を使える以上、彼女が管理者であることは確実だ。

 そして、さっき叫んでいた“名前”――あれは親しい誰かのもの。

 駆け寄る足音の速さと乱れ具合、あれは“心配していた”者の音だ。

 つまり、仲が良く、頻繁に会っていた関係。


 ……手を挙げたスピード感。

 肩の張り。

 反撃のタイミングを狙っている――そう見える。


「そのまま、ゆっくり振り向け。」


 スチャ、と『偽物の仮面』を装着する。

 アイテム使用がバレる可能性はあるが、顔さえ隠せれば問題はない。


「少しお話をしようか、嬢ちゃん。」


 特殊なスキルではない。

 〈編集(シザー)〉を使い、床の一部を変形させ、簡易的な椅子を二つ作る。


「……そうですよね。しっかり話をしないと。」


 そう言って睨みつけてくる彼女も、俺も、

 互いに警戒を解かぬまま、その椅子に静かに腰を下ろした。

夏休み中にデータを取っておきたいので投稿時間が、ばらばらになる可能性があります。

(7/19ら辺から未定)

誤字脱字があったら報告していただけると幸いです。

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