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魔法使いクラスの忍者先生  作者: メバ
魔法使いクラスの担任
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第3話:いざ、面接!

「失礼致します!」


女性に言われるまま古びた建物へと入った心太は、そのままとある部屋へと通された。

部屋に入ってすぐに、心太は気合の入った声を上げ、頭を下げた。


少しして頭を上げた心太の目に入ったのは、会議室のような部屋だった。


長方形のロの字型に並べられたテーブルには、2人の教師であろう男女が座っていた。


そのうち男の方は綺麗な金髪をかきあげながら、一見して日本人ではないと分かるその顔を向けると、


「おっ。新人君とうちゃ〜く」

軽い調子で呟いた。


「スミス先生」


もう1人の老年の女性はそれを諌めるように金髪男に言うと、心太へと目を向けた。


「ようこそ。お待ちしていました、小嵐先生。どうぞ、そちらへお掛けください」


そう声をかけられた心太は、先生と呼ばれたことにテンションを上げながらも、


「失礼いたしますっ!」

そう返して一礼し、2人と机を挟んだ向かいの椅子へと座った。


座りながらも心太は考えていた。


(あれ?この人が電話の主、じゃない?)


座るよう言った女性の声が、先日の電話の声と違うことに気が付いた心太であったが、そんな心太の疑問に気が付いていないかのように、老年の女性は言葉を続けた。


「はじめまして、小嵐先生。私、本校の校長を拝命しております(ととのい)と申します」

整はそう言って、座ったまま一礼した。


「そしてこちらは―――」

「オリバーだ。よろしくな、新人君」

整にスミスと呼ばれていた金髪男は、ヒラヒラと片手を上げながら整の言葉を遮った。


「はぁ。スミス先生。一応ここは面接の場です。もう少し真面目にお願いします。

本人から紹介があったように、こちらはオリバー スミス先生。英語を担当されています」

整は軽く注意を挟みつつ、スミスを紹介して心太の後方へと視線を向けた。


「斎藤先生も、早くこちらへお座りなさい」

「はい」


心太をここまで案内した女性――斎藤――は、整の言葉にそう返事をすると、心太の向かいへと移動し、整を挟むようにスミスの反対隣へと座った。


それを確認した整は、ちらりと部屋の奥へと目を向けた。


心太が釣られてそちらを見ると、長方形に並べられているロの字型の机の端にある、他よりも少しだけ豪華な椅子が置かれていた。


おそらく会議のときには地位の高いものが座るであろうその椅子に主の姿は無く、ただひっそりと佇んでいるように心太には思えた。


にも関わらず、整はその椅子に目を向けて小さく頷いて、心太へと視線を戻した。


(ん?何故椅子に向かって頷いたんだ?)

心太が不思議そうに整に向き直ると、そんな心太に疑問の眼差しを向けているスミスと斎藤をよそに整が言葉を発した。


「先程ここは面接の場と申しましたが、こちらとしては小嵐先生に是非本校で教鞭をとっていただきたいと考えています。もちろん、小嵐先生がよろしければ、ですけれど」

「えっ、いや、あの・・・こっ、こちらからも、是非お願いしたいですっ!!」


突然の採用宣告に一瞬戸惑った心太は、それでもやっとのことで教師になることができる喜びに、その場で立ち上がって頭を下げた。


「それは良かった。では早速ですが、これからの話をさせていただきますよ」

整は小さく微笑み、心太へ座るよう示して言葉を続けた。


「小嵐先生には、本校の3年M-2組の担任になっていただきたいと考えています」


「うわぁ。笑真(えま)ちゃん降格じゃ〜ん」

整の言葉に、スミスがニヤニヤと笑いながらそう言って、

整の隣で仏頂面のまま座る斎藤を見つめていた。

しかしそんなスミスの視線を無視したまま、斎藤は不服そうな顔をしながらもただ座り続けていた。


「このことは、事前に斎藤先生にもお伝えしております。よろしいですね、斎藤先生?」


スミスの言葉に応えるように、整はそう言って斎藤へと声をかけた。


「校長だけでなく、理事長もそう判断されていることに、私は口を挟むつもりはありませんでした」


静かに、しかし強い意志のこもった声で斎藤はそう言って、誰もいないはずの豪華な椅子を見つめる。


「しかし、1つ納得がいきません。彼は、小嵐先生は、()()()()()()()()()()()()()()

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