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311(でちょっと思ったこと)

作者: 名雲屋良内

 311、1446だったっけ。俺らは、東北の中枢都市にいた。高層ビルがぶつかりそうに揺れていた。

 3日後、やっと帰った。俺らは、西に逃げた。西には電気も水もガソリンもあった。1週間経った。俺らは、仕事に戻った。


 10年経ったの。この前、仕事(引退して、10年前とは違う)で、海辺に行った。海が見えなかった。昔は海水浴場だったはずだ。

(ああ、これが国土強靱化) の成れの果てか!と思った。

 俺らは、海に棲む者ではないが、違うと思った。これでは、只のコンクリート建造物、想定が何か知らないが、三角の山は高くすればいいでしょう、と鎮座していた。


 なんだろう。

 海を見えなくしたのは、何故だろう。大事なのは、高きに逃げる事。または、高きに住まう事。そして、大地震、大津波はいずれくる事。日本人はそれを踏まえ、自然と相対して来た。

 伴う、悲しみを乗り越え海に棲む。海の姿が市井の人々を呼び、生活の糧としていた。

 単純に高くすればいいと思った為政者は、(-ω- ?)か、土木会社への支援かと思える。

 あのコンクリート建造物をいつか津波は乗り越え、もどらぬダム湖を造りそうな気がする。

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