わたしをまつあなたへ11
最近、朝4時に目覚めるの。まあ、幼児と一緒に寝るから、早いと晩の七時に寝てるわ。
もうすぐ50才になる私は、過去を振り返る。やり残したとかじゃないの。過去の昇華されない想いにとらわれてるの。過去の自分の残骸に悩まされるわ。たまにノスタルジーも感じながらね。
まだ若いあなたにはわからない。人生の後半になったわたしだからわかることもあるの。
かつて、やれば良かったなということ、あるでしょ?
親に「お茶ならえ」と言われて速攻断った。だって、小学生にあれは楽しそうには見えなかった。でも。習えば良かったなと思うの。和の習い事だし、いま、寺の嫁してるから、教養としてしておきべきだった。
小学生になって、習い事するよね?ピアノ、習字、英会話、スイミング…私は、習い事は一つだけといわれたから、ソロバン。でも、兄は、公文に、ソロバンをしていた。弟はソロバンやりながら、サッカーもしていたわ。
まあ、私は、小2になりたてから中1まで、頑張ったわ。週三回いけば良いのに、週四回通ったしね。
わたしがやり出さしたら幼馴染みもやり出して。皆で、九九を覚えたっけ、、。
私は何も考えていなくて。ソロバンを純粋に好きだった。あの教室の緊張感が好きだった。学習塾に通うこともなく。中学では、進研ゼミはしたけど。
幼馴染みは、ピアノ、習字、バレーボール…毎日何がしかやっていたわ。うらやましい、習い事をたくさんできて。単純にそう思っていた。幼馴染みはやらされていると思っていたみたい。さらに、親から「(わたし)ちゃんが、出来るのに?」とよく言われていたって(幼馴染みのおばあちゃんが私の母に語ったの)。わたしと比較するのがわからない、でも、幼馴染みは嫌だったみたい。
だから、私はのびのびと。幼馴染みはガチガチに。
私も幼馴染みも、40間近に結婚したわ。私はやりたいことやっていた。独り暮らししていたわ。幼馴染みは、長女だからと、実家にいて、婿取りを教養されていた。姉妹の一番上だから、婿を取れって。でも、どれだけかわいくても、婿を取るのは難しかった模様。
私の父がスーパーに買い出しに行ったら、幼馴染みの親が別の人から「あんたの娘さん、家から出るなら、良い見合いがあるよ」と言われていたって。しばらくして、彼女は隣の県に嫁いで行った。幸い、仕事も変わらず、支店を変えて勤務しているらしい。
やりたいことはやるべきだ。あなたが心がひかれたならば、あなたがしたいことならば、またやりたくなる。
前置きが長くなったわ。昨日、小笠原流派の茶道の体験に行ってきたの。もう、作法が、がちがち。
いまから、これをやるの?
しばらく、考えるつもり。
はあ。悩むわ。
やりたいことはめぐってくるから。何度もチャンスはくるわ。