チート3人 普通のたくさん②
今回は文字数が、他のと比べて比較的少ないです。
よろしくお願いいたします。
最近編集した時期は2018年2月28日。
来た来たキタキタキタキタキタきたきたああああああああ~~~~~~~~~~~!!!!!!!
来ましたよ!! 僕の時代がっ!! なんと今回の物語は、僕 カブ がナレーターを務めさせて頂くことになりましたよおおおおおおおおおおおおおおおおお~~~~~!!!!!
出番が少ないはずなのに、僕にナレーター役を抜擢された・・・・・・これはつまり僕が、あまりにも魅力がすごすぎて、たとえ文章だけだけでも、凄まじいオーラを発しているってことだよね? (髪の毛をサラッと右手で払いたなびかせる)。 ※本人の自分勝手な脳内変換によって、擬音語等に不適切な表現があります。ご注意ください。 by作者。
え? 僕のこと知らない? またまた~照れ隠しでとぼけるつもり? まあでも自己紹介は好きだから言わせていただくけど、僕はカブ! 『スライムへアー』と呼ばれる種族で、物語第2話に華麗に登場!! ギンくんの親友で、彼にも僕には頭が上がらないのさ!! (左目でウインク)。 ※不快な表現が多々あることをお詫びいたします。 by作者。
それじゃあ読者に、僕のことよく知ってもらうために、手始めに千二千文字程度に、自分の生い立ちを語ってから物語に・・・・・・え? 何ですか作者さん? 早く物語始めろって? え~っ 語彙力が少なく、センスもガタガタなあなたの物語語ってもね~・・・・・・。 え? 前置きが長過ぎる?
はいはい分かった分かった・・・・・・まあインテリ派の僕は、仕事もきっちりこなすから!
それでは華麗に行きましょう!! 舞台は前の物語で出てきた、『ゲルタベ国立図書館』の庭園。
ギン君は走っていた・・・・・・本来目的地である目の前の図書館を差し置いて、人気もなさそうな針葉樹の大海に向かって、疾風のごとく駆けていたのだった。
「あの気持ち悪い粘液の光・・・・・・間違いない!! なんであいつがここに!! あいつの住む街から・・・・・・オレたちの故郷から遠いはずだぞ!!」
ギン君は、一つの大きな茂みの前で急ブレーキした。
土煙が ズザーッ と舞っている。
「おい・・・・・・」
ギン君が茂みに向かって呼びかけた。
「なんでお前がここにいる!? カブ!!」
「あらあらっ、ギン君・・・・・・よく気づいたね・・・・・・。なんでバレたのかな?」
そう・・・・・・。茂みの中に隠れていたのはなんと!! ジャジャーンッ!! 僕でした!! やっぱりオーラがすごすぎて、隠れきれなかったのかな? いや~まいったまいった・・・・・・。
僕が ガサリ と、茂みから這い出て、サラリッ・・・・・・と、自分の麗しい髪の毛を、左の甲で触りたなびかせる。
ギン「オレをつけてきたのか・・・・・・?」
僕が「ご名答・・・・・・!!」と答え、続けて「ジャージャンッ!! 問題です・・・・・・僕はいつからギンくんの後をつけてきたのでしょう・・・・・・か!?」と、自分の両手を、タクトのようにふるわせた後、華麗なタップダンスを披露しながら、彼に問う。最後の決めポーズはバッチリだ・・・・・・!!
「うわっ・・・・・・ウザッ!? えっ・・・・・・オレが旅行行くのおふくろに許可を得て、旅立ってから三日間経つよな・・・・・・・・いや・・・・・・なんか聞きたくなくなってきたな・・・・・・嫌な予感が・・・・・・」と、顎に手ををそえて思考にふけった彼は、青ざめた顔で回答放棄した。
「もう~、ちゃんと答えてよう・・・・・・答えは、君が「『ランタイプキマイラバス』に乗ってるときに、すでに同車した~!! でした~!! つまり初日の初めらへんから!! パチパチパチパチッ」と答える僕。その後自分で拍手。
ギン「ほんとにほぼ最初から・・・・・・」
あっ・・・・・・あとバスに乗っていた時は、ちゃんと変装してきたからね! う~ん・・・・・・まさか自分が、変装の才能もあったなんてね。ちなみにその時の格好は、サングラスを掛けて、フードをかぶっていたよ。
補足だぜ!! (右目でウィンク!!)
※ランタイプキマイラ・・・・・・人に懐くよう、そして長距離でもスピード維持したまま速く走れるよう品種改良された合成獣・・・・・・前半身がユキヒョウ、後ろ半身がジャコウウシで構成されているのがポピュラー。
※ランタイプキマイラバス・・・・・・その合成獣が、十数人程度乗車できるよう建築された馬車型の乗物をひっぱり、あらゆる所に行き来する公共の乗物。安全な上に、リーズナブルだが、如何せんキマイラ自体がでかいので、都内では走っていない。その上途中で餌やり、用足しなどで、途中不定期に停止するデメリットも有る。
ドン引きするように後ずさりするギン君、その後彼は「なんでつけてきたんだ・・・・・・」とつぶやく。
「何言ってんのさ? 君が異世界転移者だと偽ってんなら、いやらしい賊共が珍しいもの狙いに、君を襲ってくる可能性が高い。そんな状況で、親友であるはずの僕が、どうして見過ごせるというのだね? これでも僕は腕に自信を持ってるよ? 何か起きた場合、すぐ助けれるためにスタンバってたんだ」と、麗しく熱弁する僕。自分の腕を掴み、見せつけてますよ~っ!
「そうか・・・・・・オレはてっきり、お前がやましいことがあって、オレをつけてきたと勘違いした・・・・・・すまない親友よ・・・・・・オレのためにお前の貴重な休みを・・・・・・」と、肩をふるわせ、感激したのか軽く涙を流し語るギン君。ちょろいんだよ彼は・・・・・・。
僕「泣くな・・・・・・友よ・・・・・・僕は親友として当たり前のことをしているに過ぎない」
「・・・・・・ところで、三日前、コウヤ山で、山賊に囲まれたよなオレ? バスからつけてきたってことはもちろん、近くにいたってことなんだよな? なんで助けなかった?」と、目頭に熱を込めていたギンは、語りながら、一瞬にして冷ややかな目線に変貌して問いた。 余計なことを聞きやがって・・・・・・。
「え? なんのこと? よく聞こえないな~・・・・・・ところで、君の制服、赤土で汚れたんだろ? 速くしみ抜きしないと、取れなくなるんじゃ?」と、自分の耳に手をそえ、聞こえませんよアピールした後、ごまかすために別の話題で切り抜く作戦に出る僕。・・・・・・バレちゃダメだ・・・・・・その時山賊が怖くて、崖の上から傍観してたなんてことなんて・・・・・・。
ちなみに今の彼は制服とは別の服を着ている。なんとも動きやすいラフでシンプルな服だ・・・・・・ まあ僕も着ている服は、私服だけれどもここマルウエー隣国にある、繊維産業大国でもあるおギリス製のそれまた有名ブランド物の燕尾服さ・・・・・・茂みに隠れてるときに汚れたけど・・・・・・。
いやはやまったく作者さんが、状況説明の描写がまじで少ないからね~、困っちゃうよ・・・・・・第一話目で、ギン君のこともっと描写しなきゃ・・・・・・、例えば彼が手ぶらのように表現してあったようにみえるけど、実は旅行用の手提げバッグとかを持っていたとかさ~・・・・・・作者がダメダメだと、僕達キャクターが尻拭いさせられるからね。
「しみ抜きは、明日家にでも帰って、おふくろに頼むよ・・・・・・あと話戻るが、なんで助けなかったんだ? 身を潜めてたんだろ? もしや怖くて・・・・・・」と、話を戻そうとするギン君。弱った・・・・・・何としてでもごまかさないと・・・・・・やばいやばい!!
「おっところで、ギン君と歩いていたべっぴんさん達いたよな~、丸メガネの娘? ダークエルフの娘? どちらか君の彼女かい? まさか両方!? 羨ましいな~、今度紹介してくれよ」と、なんとか別の話題にそらせようとする僕。その時自分の額に、冷や汗が大量に流れるのを感じていた。
「いや~、まだ彼女になってねえけど、二人ともすげーいい娘でさ~・・・・・・話そらそうとするなよカブ・・・・・・さっき制服に赤土で汚れたんだろとか言ったよなお前・・・・・・ってことはコウヤ山の出来事知らなきゃわかんねえよな? 隠れてたんだろ? そうなんだろ? 親友が、賊の白刃のもと晒されようとも、出てこなかったよな・・・・・・たしかにオレはあの程度の山賊を返り討ちにできるが・・・・・・お前がいたほうが心強かったよな~・・・・・・お前・・・・・・自分の命可愛さに、オレを見捨てようとしたんだろ?」と、斜め下方向から光が発するかのような、濃い影を差した顔で、僕を眺めるギン君。
マジで怖かったあの顔・・・・・・トラウマになっちゃったよ・・・・・・。
「いや、あっえっ・・・・・・と、そうだ!! さっきの土壁魔術すごかったよな!?」と、口ごもリながら、なんとか間をつなげようとする僕。
「あと、前お前から借りた本の内容・・・・・・本当の異世界出身者の話と、あんまり話噛み合わなかったぞ・・・・・・? それどころか本の最後のページに『この物語はフィクションです。実際の団体、人名等は関係ありません』って・・・・・・」と、最早僕の策略も引っかからずに無視して詰問するギン。
僕「・・・・・・・・・・・・・・・・・・本物?」
その時の僕は思い出していたのだ・・・・・・確かギン君をつけているときに、彼の隣りにいた丸メガネの女の娘が、モノホンの異世界出身者だってことを・・・・・・。とんだ情報提供者の存在を、僕は忘れていたのだった。
「ちょっと、図書館裏に来てくれる・・・・・・? どういうことなのか一から説明してほしいんだが」と、ギンは親指で、人気が全くなさそうな図書館裏を親指で指した。
まさしくヤンキーそのもの。
僕「うん・・・・・・」
その後だった・・・・・・図書館裏で、たくさん召喚された得体の知れない獣達が、ギンと一緒に僕を私刑するとこを・・・・・・。
僕「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
・・・・・・ってことで、僕の一番の黒歴史、ここまでで以上になります。
全く、コレ僕のかっこいいとこ全然ないじゃないか!! でもノープロブレム・・・・・・これから読者のみなさんが待ち望んでいる、僕カブの生い立ちや武勇伝などを、四千五千字程度語らせていきましょうかね。
え? 作者さん?・・・・・・今回もう終わり? 嘘・・・・・・・・・・・・まだたったの文字約四千だけだけど?
いや・・・・・・まじ? ダークエルフの女の娘が、ナレーションやったときは、七千字くらいあったのに?
ちょっマジカヨ~!? じゃあせめてちょっとした設定明かすぞ!! ギン君達が、食事を取った食堂は、実はとんでもない劣悪な店で、客にとんでもない非食材を、幻術を使って、美味なる物と誤認させ、それを食べる客を嘲笑うんだ!! 店主たちが趣味でやってるから、潰れる前提で開業してるのさ! ギン君め、今に泣きを見るがいい・・・・・・。君が腹を下し悶ているところを、僕が嘲笑ってやるさ!!
・・・・・・まあ読者の皆さん、ここまでご覧になって、ありがとうございました!!
次の物語は、僕の武勇伝『エンペラーヘアー カブ 異世界冒険譚』全20章をお送りします!!
乞うご期待!!!
※二行上の告知は、彼独自の勝手な宣伝です。次の物語とは全く関係ありません。ご注意ください。
by作者。
自分勝手なキャラクターが、ナレーションやった物語を読んでくれて、ありがとうございます。
色々不快なことを書いてすみませんでした。