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ぐだぐだ異世界冒険譚  作者: 大錦蔵
3/39

チート3人 普通のたくさん①

今更ですが、種族名が記載されていないキャラクターは基本的に『人間』です。

2018年2月28日に再編集しました。

 え~と、み、皆さん・・・・・・こん・・・・・・にちは・・・・・・(語尾下げ)。


 マーマラです・・・・・・ほら! ダークエルフの女性の人・・・・・・それが私です・・・・・・。

 覚えて・・・・・・・・・・・・ませんよね・・・・・・そうですよね・・・・・・前の話で、ほんの少ししか出ていないですものね・・・・・・本題に入ります! 実は私・・・・・・今回の物語のナレーター役を務めさせて頂くことになりました・・・・・・新キャラの分際でってこともわかっております・・・・・・! こんな前書き能書き読ませんなよ というご意見もごもっともだと思います!! 


 ですが、前の物語で頑張った、『ナナお姉さま』や、『イイキ先輩』達を差し置いて、せっかく仰せつかったこの役を、いい加減な気持ちで望むのが嫌だということも、私の本心でございます!!


 色々蛇足やら、説明やらで、話の要点が見えにくくなりましたが、要は、物語の説明をする仕事を・・・・・・私なりに頑張りたいと思います!! 


 色々長くなりましたが、少しの間、よろしくお願いいたします!!!!

 (暗転の中、ひとすじのライト下で、私が自分のスカートの裾を両手で軽くつまみ、ペコリとお辞儀をします)。






 さて・・・・・・まずは舞台となる場所の説明から始めますね・・・・・・え~と。

 

 マルウエーの主要都市ではないけれど、人口が密集し、商業もそこそこ盛んな街 ゲルタベ。

 私達が所属する『炎精霊の巣窟』から、一番近い街であります。


石造建築が主流で、まさに中世のヨーロッパのスタンダードな町並みを、想像していただければ理解しやすいでしょうか。




 その町の南西方面あたりにある定食屋にて、ナナお姉さまに、イイキ先輩、ギンさん、そして私が昼食を取るとこから、物語が始まります。


 あっ! ただの定食屋さんじゃないですよ・・・・・・なんと・・・・・・!! 異世界の極東にあるという『和食』専門のお店・・・・・・だとか・・・・・・!


 座敷の上にて、『ちゃぶ台』と呼ばれるテーブルを囲うように、私たちは座っていました。

 靴を脱いで食事を摂るなんて、新鮮です!!


 「楽しみですね~、お姉さま! 私異世界の料理とか、あまり頂く機会がありませんから、もう貧乏ゆすりが止まりませんよ~!!」と、『畳』と呼ばれるイグサの絨毯の上で、今思うとみっともないですが、お姉さん座りで体を揺する私。


 「あんまり期待しないほうがいいよ、7割8割の確率で、異界の物と嘘をつく偽物食べさせられることあるから、この国。・・・・・・あとお姉さまはやめて、お姉さまは・・・・・・」と、品が良いお姉さまは、きっちり凛とした正座で、返答しています。ご機嫌は少し斜めに傾いてますね。


 ・・・・・・すみません・・・・・・この物語、私の主観がつよくなりそう・・・・・・。


 「くかか・・・・・・っ、いっつもこいつ、異世界の食べ物に難癖つけてよぉ・・・・・・『ストロベリーホイップロイヤルスメシ恵方巻き』オイラが好きなのに、邪道だ! 邪道だ! ってケチつけるんだぜ? 甘くてうめえのによ!」と、笑い声が気持ち悪・・・・・・失礼しました・・・・・・イイキ先輩は、ヤンキー座りとでも言うんでしょうか・・・・・・中腰で、ナナお姉さまをいじってきます・・・・・・。


 正直言いますが、私、彼が苦手です・・・・・・。


 「ストロベ【中略】恵方巻きって、邪道だったんだ・・・・・・」と、ギンさんは、少し冷や汗を流し、青ざめた顔で、軽く顔を伏せていました。彼の座り方はあぐら・・・・・・男らしいですね。

 あと彼は、ここしばらく私達のギルドの空き部屋を借りて泊まっていまして、ナナお姉さま達の仕事を手伝っていたりします。


 ナナお姉さま達は、別の世界からこの世界に迷い込んだ転移者。とにかく私の自慢話が増えました! だって、世界に約30人しか、国に確認されてない異世界出身の2人も、私の知り合いになりましたからね!


 「だって、そうだもん!! 懐かしきウチがいた国の食べ物が食べれると歓喜していたら、事あるごとに、とんでもないものが出てきたんだから・・・・・・本格的なもりそばが出てきたらと思ったら、ツユは純度百%の醤油(ソイソース)で、他にもビーフシチューにデトロイトハバネロたくさん入れたものを、『カレー』と称しているし、米もある世界のくせに、おにぎり作ってもらったと思ったら、塩の代わりに砂糖!! 

 挙句の果てにお楽しみの中身は別種の米と言いはるこの理不尽さ!! もうこの世界の住人は、ウチがいた国の食べ物を何だと思っているんだとツッコみたくなったよ!!!!」と、不快なことを思い出されたのか、お姉さまは激昂した様子で、不平不満を熱弁しました。途中で『ちゃぶ台』を、 バンッ と両手のひらをぶつけました。 怖い・・・・・・でもかっこいいです。


 補足入れますね・・・・・・

 ※デトロイトハバネロ・・・・・・自身を引っこ抜いた者を、発狂させたりする植物『マンドラゴラ』や、自身が出した胞子を人間やモンスターに吸い込ませ、その吸い込んだ者を脳内にいる胞子で寄生し、凶悪なゾンビに変貌させ、生存競争を勝ち取り、なおかつ自分たちのテリトリーを広げようとする毒きのこ『獄菌(ヘルマッシュ)』と、その2つと並ぶくらい危険な植物の実。

 この世界の中で一番辛い調味料の原材料になる。


 あと、米は私のいる世界では、少し珍しい食物です。主食というより野菜扱いされることが多いですよ。


 「まあまああなた・・・・・・私の店を信用してくださいな・・・・・・。私の出すものは全部あなた達の気に入るものになると自負しますよ?」と、狐の耳と尻尾を持った、この店の若女将さんが、複数の料理を乗っけているトレイを運びながら、にこやかにこちらに向かって話しかけてきました。獣耳出し用に切込みを入れた白い三角頭巾をかぶっていまして、割烹着を着ていましたね彼女。


 「むぅ・・・・・・」と、若女将さんに不信の息を漏らすナナお姉さま。


 「お待たせしました・・・・・・天丼お二つに、かけうどんお一つ、牛丼がお一つ・・・・・・以上でございますね?・・・・・・ではごゆっくりお召し上がりください」と、確認を取りながら、どれもこれも興味をそそるような素敵な料理の数々を、私達が使うちゃぶ台に乗せ、その後上品に頭を下げる若女将さん。


 ナナお姉さまが箸を取り、天丼にのっけてある天つゆいっぱいかかった天ぷらかぼちゃを一口パクリ・・・・・・「うまい・・・・・・」との感嘆をつぶやきました。


 私は天丼を、イイキ先輩は牛丼、ギンさんはかけうどんを食しています。

 私達が品のいい美味な料理に、舌鼓を打っている中で、ギンさんが、ナナお姉さまに質問を問いかけます。


 「なあっ、ナナちゃん・・・・・・今更な事聞くが、あんたって、遠距離対象相手に、攻撃的な魔術が得意なんだよな?」


 「ええ、それが何か?」と、キョトンとした顔で、返答するナナお姉さま。

 

 「じゃあっ・・・・・・なんでわざわざ崖の上からジャンプしたんだ【一話参照】? 崖の上からなら、山賊たちの攻撃が届かない有利な状況のまま、奴らにダメージを与える術があるのに、なぜ?」


 ピクッと、困惑した表情のまま、ナナお姉さまが固まりました。


 「その質問について、オイラが答えよう・・・・・・ナナは、オイラに借りた本「木剣使いタタの足掻き」という物語に出てくる主人公が、悪漢共の前にして、崖から飛び降り、バッサバッサと悪党どもを蹴散らしていくというのを、モノマネしたんだ。こいつ小説や漫画に出てくるキャラになりきるのが好きな変人さ・・・・・・」と、イイキ先輩はナナお姉さまの方に指差しながら、嬉しそうに説明しました。


 「ちょっ・・・・・・ばらさないでよう・・・・・・あなたも同じ理由で飛び降りたでしょ!?」と、赤面しながら、イイキ先輩の口をふさごうとするナナお姉さま。 かわいいです。


 ギンさんは、その理由を聞いて、開いた顎が戻らないというように、呆然としてました。


 「じゃ・・・・・・じゃあ、もう一つ・・・・・・もう一つ聞くけどさ、あんた、俺と山賊の話を聞いて、俺が『異世界転移者』だって、知ったようにばらしたよな? あの話したタイミングはどう考えても、あんた達が現れた時間と、1分程度の空き時間ブランクがあった。もしかして・・・・・・山賊が俺の正体を声に出した瞬間に、いたんじゃねえのか、近くに?」


 ナナお姉さまは、後ろを振り向き、顔全体に冷や汗と思われるものを流して、ギンさんの言葉を無視しました。


 「まさか・・・・・・タイミングを待っていたのか!? 潜んでたのか!? 俺がピンチになるときを狙って、自分達が現れる瞬間を・・・・・・相手斧持ってたんだぞ!? フザくんなッ!!」と、憤怒するギンさん。


 まあ私達の起こしたいろいろな喧騒やら、笑い声、泣き言・・・・・・あの店では、迷惑以外の何ものでもないですね・・・・・・この場をお借りして、店にいた料理人やあの若女将さんに謝罪します。

 でも何故か昼時なのに、他のお客さんの姿が見当たりませんね・・・・・・?


 数十分後、私たちは店をあとにしようとします。外で待っていたカンガルーさんは、他人の家の花壇にあるお花さん達を食していました・・・・・・。あの時のギンさんは、病院に連れて行かないといけないんじゃないかレベルで、顔が青ざめていましたね。


 ナナお姉さまが大盤振る舞いで、私達の分までおごりました。店に背を向け、さて敷居をまたごうとした瞬間、私の垂れている耳が軽く上下にピクピク動き、さっきの若女将と同じような声色の「バカな奴ら・・・・・・あんな食材でもなんでもないものを、美味しそうにパクパク食べるなんて、おかしいったらありゃしない・・・・・・。くそまずいけど食べれるものなんて、たかがしれている・・・・・・本当に怖いのは美味しい食べ物でないものだよ・・・・・・ククッ」と、極小さい声が聞こえたような気がしました。


 「今、何か聞こえました・・・・・・?」


 「え? なんのこと? あっ!? カンガルー!? だめじゃないか!! 他人のパンジーだぞ!!」


 「・・・・・・・・・・・・」私はその時さっきの声を、空耳だと解釈しました。


 私達が談笑しながら、歩いていたら・・・・・・「あっ痛!?」と、ナナお姉さまが言い放ちました。

 人とぶつかったんです。相手の人は魔術師でしょうか? 浮いている本を読みながら歩いていました。


 「全くマナーのない・・・・・・ながら歩き本当困る!! おまけにぶつかってきたのに一言も謝らないなんて」と、憤怒していたナナお姉さま。


 「まさかナナが言うとは・・・・・・」と、目を丸くしてお姉さまと、お姉さまの周辺を凝視するイイキ先輩。


 この国では、自分の魔力で浮かす本を読みながら歩く魔術師が多く、当たり前のように常態化されてきて、結構問題になります。しかし私も含め、大半の人々は、あまりにも見慣れた光景なので、特に特異的なことでもないと、感じております。

 


 大通りに20分歩き、目的地にたどり着きました! ゲルタベの国立図書館。まずはそうですね・・・・・・マルウエーで一番に大きな図書館で、2階建てです。特徴は敷地周辺に針葉樹に囲まれ、だだっ広い道の真中途中に噴水が建っており、立体トリックアートのオブジェが道の端々に置かれています。

 館の外見は、異世界で例えるならまさに ザ 前方後円墳!! 円柱の部分が、一般的に開放されている図書館本館で、これまたその内側に、円柱型の中庭が設置してあり、泉やら遊具(すべり台とか)などがあります。円柱のみの天井は、分厚いガラス張りです。まさに晴れた日も雪の日も、テンションが上がります!

 その円型の建物に隣接している長方形の建物は、閉架書庫やスタッフルーム等が設置してあります。流石に天井はガラスではなくレンガです。 


 「わ~、立派ですね~・・・・・・これがお姉さまが週イチで行く図書館ですか・・・・・・」と、息を呑む私。


 「ふふふ・・・・・・すごいでしょ? まあウチが色々案内するから、きっとマーマラさんも気にいると思うよ?」と、自慢気に語るナナお姉さま。蛇足ですが、ナナお姉さまは私より、300歳位後で産まれましたので、さん付けで呼んでくれます・・・・・・なんだか申し訳ないです。


 ナナ「っ? あれ? この図書館、屋上に昇れるんだっけ? 杖を持っている人たちがたくさん見えるんだけど?」


 そうお姉さまは語りながら、図書館敷地に足をまたごうとした瞬間・・・・・・。


 「ビーっ!! ビーっ!! A級危険人物を感知・・・・・・デスブックワーム侵入!! デスブックワーム侵入!! 警備員の方たちは、彼女の迎撃に備えてください!!」と、電子音【私は本物は聞いたことがないのですが・・・・・・】みたいなものが、発生源は確認できませんでしたが、図書館敷地全体で響き渡ります。


 屋上からは、「デスブックワームだと!?」「怯むな!! 呪文を唱えろ!! 我らがいなければゲルタベ国立図書館の本という本が、無惨に乱読されてしまうぞ!!」「正義は我等の手に!!」なんて声が聞こえてきます・・・・・・。


 その後彼らが何か詠唱を唱え終えた瞬間、前方後円墳型図書館の周囲に、高さ12メートルの分厚い土の壁が出現しました。

 ・・・・・・あれ上級レベルの土系譜超魔術では・・・・・・?


 その光景と、自身の暴言を受け取ったナナお姉さまは完全に放心状態・・・・・・・・・・・・ですよね・・・・・・。


 それから2秒後、お姉さまは気を取り戻し、「なっあっ・・・・・・何よこれえええええええぇぇぇえええええええええええええええええええええええええええぇぇぇえええぇえええええええ!!??! いくらウチが、図書館の本を少し雑に扱うからって、こんなのあんまりじゃない!? 侮辱以外の何物でもない態度だよ!!? 訴えてやる!!」と、驚愕の後、激昂しました。


 「それは無駄なことだ・・・・・・、我らの行為は、国の許可を得ている・・・・・・ワタシらは貴重な資源ほんを守るため、ワタシらは心を鬼にする。これ以上接近したらそなたを迎撃するぞ!!」と、図書館本館につづく大通りから、スーツ姿のおばあさまがこちらに近づいてきました。胸ポケットらへんに『司書』と記載された刺繍が縫ってあります。


 「もう!! あんまりだよ! これ以上ひどい扱いしたら、実力行使で、図書館に入るからね!!」と、冷気を纏う右手を掲げ、脅迫するナナお姉さま・・・・・・少し頭に熱が溜まっているご様子。

 まあごもっともでございます・・・・・・いくらなんでもこれは・・・・・・・・・・・・。


 「やめとけよ・・・・・・彼らだって、好きでこんなことしてるわけじゃねえ・・・・・・一旦落ち着けナナ・・・・・・」と、我を忘れていそうなお姉さまを、自分の小さな腕で、遮って止めようとするイイキ先輩。・・・・・・でもなぜだろう・・・・・・かっこいいシーンのはずなのに、私の中にある彼の株が全然上がらないのは・・・・・・?


 ナナ「でも・・・・・・」


 イイキ先輩が、司書と思われるおばさまに歩み寄ります。


 「おい!? やばいぞ!? 賊の仲間のゴブリンが、館長に接近している! 迎撃しなくては!!」


 「馬鹿野郎っ!! 何を言っている・・・・・・『あの方』は・・・・・・」


 屋上にいる警備員の方々は、何かもめております・・・・・・。


 近づいてきた先輩と対峙する司書は、ゆっくり微笑み・・・・・・「VIP会員のイイキ様ですね?・・・・・・本日ようこそおいでくださいました・・・・・・どうぞ中へ・・・・・・、スタッフルームによって行きませんか? お茶とお茶うけくらいお出しします」と、丁寧にイイキ先輩に案内しようとしております。


 おっほんと、イイキ先輩は、口元に拳をそえ、偉そうに咳払い一つ。


 呆然とする私と、ギンさんと、そして完全に思考停止に陥っているナナお姉さま。


 私「あっ・・・・・・あの? 先輩? これは・・・・・・? え? VIP会員と言うのは・・・・・・」


 「ああ・・・・・・VIP会員に入ると、いつでも閉架書庫に出入りでき、一度に借り入れられる本の数も倍くらい認可できるんだ・・・・・・羨ましいだろ~? だいぶ前、この図書館内で、なんか国に提出するためのプリントが、本棚と壁の間にある隙間ンとこ落ちてあってよ・・・・・・職員に届けたら、なってた・・・・・・VIP会員に・・・・・・」と、こげ茶色の頬を赤らめ、自慢気に語るイイキ先輩。


 司書「あの書類が見つからなかったら、ワタシらの図書館は国の信用を失っていたであろう・・・・・・イイキ様には、感謝しか無い・・・・・・」


 フルフルと震えるナナお姉さま・・・・・・やばい・・・・・・限界かも!?


 「ウチ・・・・・・気分悪いから帰る・・・・・・マーマラさんたちは、図書館でも入ってって・・・・・・仕事でも必要な情報が手に入ることがよくあるから・・・・・・」と、頭を下げたまま、覇気を無くしたお姉さまは、踵を返し、すごすごと去っていきました。追って行きたかったのですが、お姉さまの足元に、ポタポタと水滴が落ちてくるのが見え、しばらくの間は、そっとしておこうと思いました。


 「やったああああああああああ!! 我らが勝利!!」


 「土壁魔術を解け!! イイキ様をお出迎えするんだ!!!」


 「守ったんだ!! ・・・・・・国の財産である本の数々を、冥界からの使者から守ったんだ・・・・・・!! よっしゃあああああああああ!!! 今日は打ち上げだ!!」


 「やったのね・・・・・・私達・・・・・・守りきったのね・・・・・・」


 屋上にいる彼らの不躾な発言に、私は酷い殺意を覚えました。なかなかないんですよ? 私が殺意を持つなんて・・・・・・。空気を読んでください!!


 私とイイキ先輩は、警備員のみなさんも含む職員の方々が、図書館本館につづく大通りサイドに、ズラ~ット左右一列づつ並びながら、礼をしている中、その道を歩いて本館に向かっていました。

 正直、恥ずかしさと苛立ちとかの、複雑な感情になっていました。


 ギンさんは、「あとで行く」といって、急いで針葉樹の林に走っていきました。

 どうしたんでしょうか・・・・・・?


 図書館の室内で起きた物語を、この回で語ると、とんでもない文字数になりそうなので、今回はここまでです・・・・・・。


 私のつたないナレーションのご静聴ありがとうございました!!


 


 


 


 


 




  




 


 


 


 

 









読んでくれてありがとうございます。

マーマラちゃんがんばりましたね!!


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