さっさと質問に答えてくれまいか?
第4話です。
これまでの流れ。異世界にやって来ました
しばらくのんびり暮らしてました
いつも通り畑仕事してました
現地の人に発見されました
職務質問モドキを受けました
大人しく正直に答えました
質問者にどちらさん?と質問し返しました←今ここ
こっちは馬鹿正直に答えたというのに、な~んかあの二人組こそこそ顔近付けて相談中。
お前ら出来てんのか?アーン?とか脳内で呟いてみる。
…やはりこういうネタは理解して笑ってくれる相手がいてこそ成り立つんだなあ…。一人で言ってもつまんないッス。
ああ、メーさんに会いたいなぁ~…。そんで腐話するんだ…。今度来るのはいつだっけ?
ちょっと現実逃避してました。推定ご近所さん達はまだ相談中?もう今日の作業も終わったし、小腹も空いたからおやつ食べたい。…まだ時間かかるなら帰ってくんないかな。
私の機嫌は常に空腹具合に左右されるのです。空腹レベルが高まると同時に凶暴になるそうです。自分ではそんなことは無い思うんだけどなぁ?まあ、周りは口を揃えて同じように言ってたから、事実なんでしょう。自己分析下手なんだよね~。
これが終わったらおやつにするんだ~ラリラリ~♪と思っていた所にこの推定ご近所さん共。さっさと用件済ませて帰ってくれよ~、本格的にハラヘリになりそうだよ~(泣)
すでに私からジャパニーズスマイルは消え失せていますよ?無表情通り越して仏頂面になりかかってますよ?空気読めこの推定ご近所共が!
はよ私の質問に答えてとっととお帰りしてくれぬものか?
いや、もういっそ家入ろう。小腹を満たしてきたらいいじゃない。だってこの人達お客様じゃないもんね?もう充分付き合ったもんね?
よし、決まった!
じゃ、そういう事で!
「異世界からの移住者殿、我が主の元へお越し頂けないでしょうか? お願い致します」
…チッ、声が掛かっちゃったぜ!
有り難うございました。