偉大なる叡智である魔導について
今回短いですm(._.)m
寝ぼけているメリーにおやすみといってそそくさと部屋に戻る。
なんだかんだ理由を言ったが心のどこかではやはり私も実益を無視しても魔法には興味があるのかもしれない『讃えある至純にして至高、完璧にして崇高なる魔導の淵源《入門編》』をすぐに読み始めた
内容としては大した量ではないが大仰なタイトルから予想されるように全ての言い回しがいちいち大袈裟に書かれているので文章が大変うるさい。
なんとか尊大な誇張表現部分を無視して解読している。これはこの世界での傲慢で鬱陶しい人間を作るときの勉強になりそうだな。
今のところ読めた記述によると魔術と魔法を合わせて魔導と呼ぶのだそうだ。今まで自分の中では魔法で一くくりにしていたが別物らしい。
魔法は神やら精霊やらに不思議な現象を起してもらうため詩をささげたりして懇願するのもので。
魔術は自力で世界を改変、いやこの本では改編と言ったか。神にも精霊にも頼らず矮小な人間が世界を己の言葉と意思で改稿するものらしい。
魔法は委託する分のコストがかさむがプロの仕事であるため
効果は大きい。しかし気難しい奴等なのか100%発動してくれない職人気質というデメリットがある。
『魔術』ならDIYな分コストが安いけれど多少の粗がある物しか出来ないデメリットがあるが自力で行使する分使える条件さえ満たせば100%発動できる。
一握りの天才は魔術で魔法と同じだけの効果を叩き出せるらしい。そして著者は一握りの天才らしくこの後10ページほど自分語りが続く。
どちらも共通して言えるのは自分の意思を設計図として声に出す必要があること、特に決まっている物ではないが出来れば詩や歌のようなものが上手くいきやすく自分の意思を乗せやすいものならなお良いらしい。
そして絶対にコストがかかること。
さて、コストと喩えたが要するにファンタジーの定番『魔力』である。魔力の記述だけはやたら抽象的で解りにくく
『自分の中に確かに存在していて、精神力であると言えるが気合いではどうこう出来ないし根性も関係無い、もっと堅実で数値化出来るような有限で数学的な存在である』
何となく解らないこともないけどはっきりしないので顔をしかめる他ない説明だ。
この『魔力』のよう精神力を表した数値があったが何だったか…
確か当時はまだ新人だった若い劇団員に勧められた遊戯の中でそのような物が出てきたような?
まぁ必要になれば思い出すだろう、多分
粗方読み終わりあとは注意事項を
「もう、寝なさいなイザークちゃん」
と、今日はこれまでか。
明日は晴れてジュリウスをメリーに紹介してやれたらいいな。