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押しキャラについていって、愛していると言われたい  作者: リィズ・ブランディシュカ
4/5

04 脱獄、します?



 ウォルド様、捕まってるんですね。

 という事は、ここは物語序盤のシーン。

 無実の罪で捕まったウォルド様が自分の無罪を証明する為に、世界に解き放たれるっ!

 その前!


 なら、これから胸ときめく冒険が待ってる予感?


 これから私トゥルーファンタジーのフラグ立っちゃう予感?


 脱獄するならつきあいますよ旦那。


 へっへっへ。


 こんな事もあろうかと、鍵開けの技術を習得しといたんでさぁ。


 ほいほい、カチャカチャっと。


「あんた、変わった人間だな」


 えへへ、どうも。

 物語に出てくるヒロインは、みんな強い個性で男性を引き付けてるんで、参考にさせてもらいやした。


 さってと、てってけ脱出脱出。


 牢屋から外にでると、かびた埃のような生き物が足元を爆走。


 フォルムはネズミに似ているのに、質感は埃というよくわからないあん畜生だぜ!


 ゲームではテキストだけで、イラストがなかったから、どんなビジュアルかわからなかったけど。


 まんまるたわし、みたいなんすねー。


「ああいうの、驚かねえんだな。女なのに」

「身近な存在、お友達でしたのでっぅ! 名前もつけてました!」


 ウォルド様絶句!

 そんな顔も、かっくいー。


「おっと、巡回だ。隠れるぞ」


 おや?


 これはあれですかな?


 狭い所に入って、人の目をやり過ごすと言うイベント。


 おやおや、こんな所に掃除道具入れが。

 ここにちょうどいいスペースがありますよーう。


 密着しなくちゃですねー。

 ぐふふふふ。


「さあ、隠れましょう! そこへ! れっつ密着です!」

「何言ってんだ。普通にそこに柱の影でいいじゃねぇか」


 あーん、もったいない。せっかくのチャンスが。



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