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平穏と新たなる出会い

学校の地下。リリスがそこに壁に四肢を枷でつけられている。そして、クロードはリリスに聞きたい事があるようだ…

「どうして生かしたの?」

「何故…寄生主パラサイトになれた…?」

「寄生主?」

「貴様のような伝説の生き物の力を使う者のことだ。伝説の生き物が相手を認めることで契約し、寄生主となる」

「ふぅん?じゃあ教えてほしいなら…私を吐かせてみなよ」

「いいだろう。早く吐くことをオススメする」

壁に付けられた手枷の鎖を伸ばす。

そこに水槽が用意され、クロードはリリスの頭を鷲掴みし、水槽に浸ける。

「…!…!?」

「さぁ吐け」

10秒あたりで頭を出し、しゃべる時間を与える。

「こんなので…吐くわけないでしょ」

「いつまでその余裕が続くかな?」

頭をまた、水槽に浸ける。

水責めだ。

未だ拷問は続く…

一方その頃、町の病院にて

「クロト!」

「れ…レイナ?」

「良かった…良かったよ…」

「彼女、ずっと君の近くで起きるの待ってたんだよ」

「ハクさん…!リリスはどうなりました!?」

「アイツは学校の地下に封印したよ。安心して」

「よ…良かった…って!俺の超回復は!?」

「超回復?」

「回復速度が早くなるはずなんです!」

「それは…能力かな?」

「はい…」

「う〜ん…なんらかの力がはたらいていた…としか考えられない…かな?」

「そ…そうですか…」

「って!クロト!帰ったら説教だからね!」

「ちょ…ちょっと待ってくださいよお嬢〜…」

「早く退院してね!待ってるから!」

「分かった」

レイナが病室を去った。

「ところで不良三人衆は…?」

「煙草吸ってることや沢山の校則違反のせいで強制退学。まぁ無事ではあるよ」

「クロードさんは?」

「今は…仕事中かな?」

「仕事?あぁプリントを運んだりとかですか?」

「ん〜…まぁそんなとこ」

「なるほど。無事なら良かったです」

「うん。あっそうそう!クロト君、君はあと2日で退院だからね。頑張って治してね」

「はい!」

ハクさんも病室を去った。

病室に静寂が訪れる。

「…なんか、暇だな」

翌日、学校の屋上にて

「奴が吐いた」

「どうだった?」

「寄生主の力は渡せるようだ」

「ふ〜ん…そっか」

「どうだ?寄生主に興味が湧いたか?」

「…分からない」

「分からない?」

「無い方が楽しいけど…あった方が実現に近づくよね…」

「まぁお前の選択に委ねるが…今のままなら副会長の席はいつかお前じゃなくなるぞ」

「分かってるよ。っていうかアイツ、そんな重要なことどうやって吐いたの?」

「…何でだろうな」

「ん〜…僕は会長がどんどん好きになりそうだ」

「ありがたい限りだな」

「それじゃあ僕は授業に戻るから」

「あぁ」

屋上に誰もいなくなった。

翌日、病院にて

「では、退院となります。おめでとうございます」

「ありがとうございます」

「さ!帰ろ?」

「あぁ」

レイナと歩き、自宅へ帰った

「クロト!退院おめでと!」

「ありがとうお嬢」

「今日は休日だから買い物手伝ってね!」

「了解、お嬢」

その時、二階から誰かが降りてくる。

「退院おめでとう。クロト」

「ご…ご当主様!?」

「君が魔族を討伐したと聞いてな。帰ってきたのだ。討伐感謝する」

「ありがたいお言葉です」

「お父様!ちゃんとあの事伝えないといけませんよ!」

「あぁそうだな。クロト、私と訓練しないか?」

「ご当主様とですか!?」

「あぁ。今日にでもどうだ?」

「申し訳ありません。今日はお嬢と買い物に行くので…」

「はっはっはっ!そうだったな。楽しんできてくれ。訓練は明日にでもしようじゃないか」

「はい!では行きましょうか、お嬢」

「えぇ!」

家の扉を開け、ショッピングセンターにやってくる。

「わぁ〜!沢山のお店があるね〜!」

「これは壮観だな…」

「ねぇ!服欲しい!行こ!」

「あいよ」

近くにあった服屋に入るといきなり店員さんが話しかけてくる。

「お嬢さん…可愛いですね!」

「えぇ〜そうですかぁ〜?」

「どうです?こんなのとか!似合うと思いますよ〜!」

「えぇ〜!どう?似合ってる?」

「…似合ってるよ」

「じゃあこれ買います!」

「ありがとうございます!ところで最近の流行りって興味あります?」

「あります!」

「では…」

こんな感じで店員のペースに乗り、十数着を手に取った。

「試着できます?」

「もちろんです!どうぞどうぞ!」

お嬢が試着室に入り、服を着替えていく。

「どう?似合ってる?」

「似合ってるよ」

この流れを十数回繰り返し、結局全部買った。

「よし!次行こ!」

「自分で持てよ」

「クロトは私の従者でしょ?」

「…はい」

数袋を手に持ち、移動する。

「ねぇあそこ行きたい!」

「ねぇ!」

「ねぇ!…」

何時間経っただろうか、ほぼ全ての店を周り、カモにされ、荷物を大量に持って移動する。

「お嬢、お手洗い行ってくるわ」

「おっけ〜!」

クロトはトイレに入っていく

「〜♪」

鼻歌を歌って待っていると

「ねぇお姉さん!1人?」

調子乗った男が話しかけてくる。

「ううん。従者いるから」

「従者?俺がなろうか?」

「無理」

「じゃあ一緒に遊ぼうぜ?」

「やだ」

「なぁ頼むって」

「無理、帰って」

「…おい!」

「…」

「来い、じゃなきゃ燃やす」

「ふぅん。で?」

「このガキが!」

調子乗った男が手をかざすと

「ファイアボール!」

火の玉が向かってくる。

「…」

私に当たる前に誰かによって火が消される。

「おい…お嬢に何しようとしてんだ?」

「あぁ?てめぇが従者か?かかってこいよ!」

「なぁ」

「あ?」

「お前、服着ろよ」

「は?」

男の服は魔法の後から既に脱げていた。

「な…なんで服が切れてんだよ!?」

「知らね。帰るぞお嬢」

「うん」

裸の男を置いて自宅へと帰宅する。

「ただいま!」

「おかえり。ただいま」

「おかえり」

今日は楽しかったと思った。

〜一方その頃〜

「もしもし?」

「もしもし」

「寄生主にならせてよ」

「分かった」

翌日

学校から帰ってきてから御当主様の元へ向かう。

「クロト。君の強さは理解している。が、娘への言葉遣いがよくないな」

「は…はい」

「来週の社交会。君に娘の護衛を任せたい。そのため、今日から私と社交性の訓練をしようではないか」

社交会、今までは行かせてもらえなかったがついにタイミングが来たか

「はい。了解です」

「まずは…」

そこから数時間かけてみっちりと訓練をした。

「はぁ…はぁ…」

「ふん…まぁいいだろう。明日もやるぞ」

「は…はい…」

翌日もその翌日も訓練し、社交会の日を迎えた。

「クロト。かっこいいね」

「お嬢もそのドレス似合ってるな」

「む〜…」

「?」

「似合ってるだけ?」

「…似合ってて可愛いよ」

「うへへ〜ありがとう」

「…んん!」

御当主が喉を鳴らした

「さ…さぁ行きましょうか」

「うん!」

「あぁ」

社交会会場にて

「これはこれはヨイタール殿、お久しぶりですな」

「ダラダル殿!お久しぶりです」

「ところで…ヨイタール殿…娘さんはどちらに?」

「娘はあちらに」

「…なるほど」

「ところで…」

ヨイタール家。俺が従事している家。そしてダラダル家はヨイタール家より権力の強い家。

「クロト。お話ししましょ」

「はい。お嬢様」

「ねぇ…クロトはどんな人が好き?」

「私は…元気な女の子が好きですね」

「ふぅん…」

「お嬢様はどうなんです?」

「わ…私!?私は…強くてかっこいい…男の子かなぁ…」

「なるほど」

「…私、社交会嫌いなのよね」

「…それは言わない方が良いかと」

「…そうね」

「お嬢様…」

「なにかしら?」

「どうして…私を拾ったんです?」

「え?」

「あの日…私は荒んでいました…なのにお嬢様は私を拾ってくださった。何故なんです?」

「…馬鹿ね」

「…?」

「最初に言ったでしょ?貴方と友達になりたいからって」

「…」

「私に論理とかはないの。感情だけで動く。だって…」

「だって…?」

「私は…元気な女の子だから」

「…!」

心臓が今までにないぐらい早く鼓動を刻む。

<〜♪〜音楽〜♫>

突然音楽が流れ始める。

「っ!踊らなきゃ…!」

「お嬢」

「…っ!?」

「俺と…踊りませんか?」

「…はい…喜んで」

その踊りは決して美しいものではなかった。

だけど、二人の目には今までで最も美しく、最も楽しく、最も…心臓の鼓動が早くなった、最高の一時の踊りだった。

「ねぇ…誰もいないとこいこ?」

「あぁ」

お嬢に手を引かれ、誰もいない二階のテラスで庭を眺める。

「ねぇ…クロト」

「ん?」

「私…今までの社交会で一番楽しかった!」

「…良かった」

「ねぇクロト。」

「ん?」

「…」

お嬢が口を開いた時…

パァン!

ピュ~パァン!

花火が上がった。

「な…なんて?」

「む〜…もういい!」

「ちょ…」

その後、社交会は無事に終わり、お嬢は友達が出来たようで普通に楽しんでいた。

「ただいま」

「おかえりなさいませ」

「たっだいま〜!」

「おかえり。ただいま」

「おかえり!」

「おかえり」

楽しい時を過ごしたためかぐっすり眠れた。

翌日…

「今日から転校生が来るぞ」

「転校生!?」

「可愛いかな?かっこいいかな?」

教室がザワザワし始める。

「静かに。転校生、入ってくれ」

「失礼する!拙者!明乃忍でござる!」

「明乃忍さんだ。仲良くしてやれ」

「よろしくでござる!」

「じゃあ…クロトの隣だな」

「…っ!?」

「よろしくでござる!」

「あっ…あぁ、よろしく」

「よろしくね!明乃さん!」

「よろしくでござる!」

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