最初の魔王と異世界からの英雄達(人間視点)
世界観がわからないと言う感想を貰ったので少し世界観の認識の助けになるかと投稿しました。
「余計わからん」「もっとわかりやすくしろ!」と言う意見も来るかもしれませんが、どこら辺がわからないか感想をいただければ『設定まとめ』に再編集して投稿します。
剣と魔法が主な武力な世界、世界に名前はなく、大陸に名前があるだけだった。
これは2000年以上も前の話。
この世界には昔から人間以外にも人がおり、エルフ、ドワーフ、魔族など多種多様な人種がいた。
凡そ2000年前、突如魔王が現れ、戦国乱世状態だった魔族をまとめ上げた。
曰く、魔王は突然現れた。曰く、魔王は魔神により生み出された。曰く、魔王は魔神の血と肉、骨により生み出された存在。曰く、魔王は不死身。曰く、「我が目的は我が父の目的を叶える事!我が父にして神の目的は世界の変革なり!」と世界に宣言した。
これを聞いた世界、特に人間の国はすぐに魔王の討伐隊を編成して魔王を討伐、本来の目的である魔族と魔族の土地を略奪しようと向かわせたが、討伐隊は目的だった魔王の姿を見る前に全滅した。
魔王が支配下に置いている魔族に加護を与え、その中でも力のある魔族達によって討伐隊は魔族の魔王の姿を見ることも街や重要拠点、土地を奪うことすらできずに、逆にいくつかの人間の国の土地が奪われた。
それから何年、何十年も人間と魔族は争い続けたが連戦連敗で人間は負け続けた。
ある日、魔族との争いに負け続けたことによって狂った国が、ある事を決行した。それは異界から他の生物を呼び出す召喚魔法、異世界から自分達に協力的になりやすく、自分達に近い姿をした生物、異世界人を一人召喚した。
異世界人は日本という異世界の国の人間が召喚された。
早速、その狂った国は異世界人を魔族との争いに投入した。異世界人は凄まじい勢いで、戦果を上げていった。
奪われた土地を奪い返し、逆に魔族の土地を奪っていき、ついに異世界人は人間で最初に魔王の姿を見る事ができた。
しかし、異世界人は魔王を倒す事は出来なかった。何故なら異世界人が人間を裏切って魔王側に寝返ったからだ。
何故寝返ったのか?それは魔王が魔神から賜った魔神自身の糞から作った料理をその異世界人は食べさせられ、魅了されたと伝わっている。
その異世界人は魔王の力によりその身を魔人に堕とされ、魔王の最初の眷属となった。
狂った国が取り返した土地と奪った土地は奪い返され、更にその狂った国の土地全てが魔族の土地になった。
人間はその狂った国がやった方法が最も戦果を開けた方法だったから狂った国以外にも異世界人を召喚する国が増えた。それも集団の召喚が多かった。
結果から言えば、寝返る、死んだ異世界人は多かったが、裏切らなかった異世界人もいた。人間の国は魔族に奪われた土地を少しだけ取り戻すことができた。しかし、魔族側には人間を裏切った異世界人が加わったことにより、魔族側は戦力が上がった。
それと、魔王の力により新しく魔族側についた六人の異世界人が魔王直属の部下、眷属になり、合計七人が魔王の眷属、大罪魔人になった。
大罪魔人、人間を裏切り、魔人に堕ちた異世界の人間の大罪人」
大罪魔人が七人になるまでは、魔王まで近づいた異世界人は何人もいたがその全ては魔王自身、あるいは最初の眷属、傲慢の大罪魔人に始末されていたが、大罪魔人が七人になってからは魔王の姿を見る異世界人は全くいなくなった。
異世界人が多くも寝返ったのは全て、魔王が魔神に賜った魔神自身の血肉から作られた料理によって異世界人は人間を裏切っていたと現在まで伝わっている。
今までバラバラで異世界人を召喚していた国々が思った。「バラバラに召喚しても戦力の分散と弱体化になる。大多数の召喚をしても殆どが寝返って魔族に戦力が上がるだけ」「ならどうすればいいのか。少数精鋭に力を集中させ、絶対に裏切らせない、裏切っても問題ない状態にすればいいではないか」となり、各国協力のもと、力を集中させて七人の異世界人を召喚しようとした。結果は巻き込みで一人多い八人を召喚したが無事に異世界人を召喚することができた。
召喚されたのは、勇者、守護者、剣帝、賢者、聖女、テイマー、錬成術師、巻き込まれて空間魔導士がこの世界に召喚され、八人は魔王討伐に向かった。
彼らは七人の大罪魔人を跳ね除け、魔王と対決した。彼等は魔王を殺すことが出来ず、魔王を世界の何処かに封印した。死闘の結果、守護者と聖女は魔王の攻撃により亡くなり、テイマーと錬成術師、空間魔導士は消息不明になり、生き残ったのは勇者、剣帝、賢者だけだった。
勇者は召喚した国々の中でも大国の王女と結婚し、剣帝はその実績と腕前を褒美として初代剣神の称号が与えられた。
賢者は世界の何処かに封印された魔王が復活しないか監視の為、この世界の何処かで生き続けている。
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