番外編4:ドカチーニの斡旋屋(外観)
こんにちは。ユークリットです。
荷揚げ屋の仕事が早めに終わったので、初銭湯に寄りました。
お湯自体は気持ち良かったのですが早めに出てくる事になりました。
それならば銭湯の2階で遊ぼうと思ったのですがそれも叶わず。
そんな訳なので今日はドカチーニの斡旋屋を少し案内しようと思います。
シーミズの港は基本的に海を東に見て南北に4キロメートル近くある巨大な港です。
西にはトモウェイ川が海に沿って流れいる為、南北に長い形の港湾施設になっています。
その為か港の道は南北に走るのが基本でメインルートは荷馬車が走りまくっていますので徒歩には向いていません。
斡旋屋はメインルートを外れて海の一番近くを通る道の東側にあります。
この道は荷馬車も通る事もありますが、ほとんど歩行者で歩きやすいです。
港の道は両端に排水溝も通っており下水の処理も基本出来ていて驚きです。
斡旋屋は港の湾岸施設としては北の端の方、港の居住施設としては南の端の方にあります。
トモウェイ川もこの辺りから西に転進して内陸へと向かいます。
メインルート西側は港湾施設の建物が減り、それにあわせて一般の居住区が多くなってきます。
ここがメインルート西側の湾岸施設の境とも言えますね。
西側はここから先は街と呼ばれる一般のヒト達が生活する場へと変わっていきます。
とは言え、メインルートと共に東側の港湾施設は海に沿って城門まで続くそうです。
様々なヒト達が集まる斡旋屋の立地条件としてはかなり良い所です。
上手く説明出来たか分かりませんが、次に斡旋屋の外観を説明しましょう。
建物西の道路側から見た斡旋屋は、建物自体は基本白(汚れから色々とまだら模様)で出来ていて、南北約50メートル。東西に約20メートルはある2階建ての巨大な建物です。
実際は『コ』の字になっていて、海側は南北約20メートル東西約10メートルの中庭になっている為、実際の大きさはもう少し小さい建物になっています。
道路に沿って西壁には入口になっている場所はありません。
窓が1階部分と2階部分にほぼ等間隔で開いています。
あえて入口と言うならば、1階の窓から侵入しようとすれば侵入できそうですね。
道路側の一番北の端10メートルほどは水場になっています。
南側からトイレが3つ並んでおり、誰でも使える施設となっております。
糞尿が売れるとの事なので収支としては良いようです。
その隣はゴミ箱になっています。
これもリサイクル出来るもの、燃料などなど仕分けをする事により本当に捨てるものはほとんど無いそうで収入になるとの事です。
一番端は井戸になっています。これも誰でも使える施設です。
これは直接お金になる訳では無いですが、ヒトを集めるのにも良いのだそうです。
せっかく建物の北側まで来たので北壁も見てみましょう。
北壁には窓が1つもありません。
荷馬車が出入りできる搬入口が海の近くに一つあるだけです。
トイレがある付近からは母屋とは別の建物になっていて巨大な倉庫になっています。
母屋より倉庫は少し背が高くなっていて、中には氷室があるそうです。
中に入って氷室を確かめたいところではありますが、ドカチーニさんに頭を開けられてしまうので止めておきます。
もしくは電気式の巨大冷蔵庫のようなものがあり、ドッキリ看板、が出るかも知れません。
どちらにしても建物内に入れません(搬入路が許可なしでは開けられないため)。
南側へと戻りましょう。
南の壁にも窓がありません。こちらにも荷馬車が出入りできる大きさの扉が西の道路のそばにありますが、ここを荷馬車で出入りしようものならば、やはりドカチーニさんに頭を開けられてしまうでしょう。
一応ここがドカチーニの斡旋屋の表玄関になります。
日が昇っている間は基本的に開けっ放しです。
ほとんどの場合ここから出入りします。
建物と海との間に中庭へ続く小道がありますが、客が使う事は基本的にはありません。
さて、夕飯に近い時間になりました。
混みだす前に賄い飯を食べる事にしましょう。
いつもと変わらない気持ちで斡旋屋へと帰りましょう。
「ただいま。シーリンさん。賄いをお願いします。」
「おかえりなさい。ユークリットさん。ベルガーさん賄い一つ。」
「あいよー。ユークリットおかえり。」
厨房からも声が返ってきます。
ベルガーさんに「ただいま」と返して、美味しい賄いが届くのを待ちます。
今日ほど賄いに感謝した日はありません。
今日の事など忘れて、明日の為にも夜はゆっくりと休む事にしましょう。
なんで心の中で敬語だったのかと言う質問ですか?
そこは察してください。
今日は色々とありすぎました。
ドカチーニの斡旋屋の中の様子はまた元気がある時にでも紹介しますね。




