シーリン過去編6:神のダイス
前日は寝た時間が遅かったのですが不思議といつもと同じ時間に起きました。
陽はまだ海の下です。
隣ではお姉さんがまだ寝ています。
彼女の起床前に、髪の毛を編み直そうと寝台を降り鏡台へ座り、髪を解きました。
「その傷跡がシーリンちゃんの笑えない理由かしら?」
わたしの後ろから急に声を掛けられました。
成人してからひた隠しにしてきた醜い傷跡をお姉さんにも見られてしまいました。
お姉さんもわたしを「二口女」と呼ぶようになるのでしょうか?
そんな事になったら少し悲しいと思いながらお姉さんへ強気な言葉を返しました。
「醜い傷跡がありますけど、何か問題がありますか?」
「そうねぇ。問題は無いわね。回復魔法を使えば消せそうな傷を残しているのだから、シーリンちゃんには大切な傷なのでしょう?隠しているって事は他のヒトには見せたくないのね」
お姉さんは本当に何者なのでしょうか?
彼女が言っている事は、ほとんど正解です。
わたしに尊敬の念が湧きますが、先日の事を思い出し、一瞬で無くなりました。
思い出すきっかけを作ったのは彼女の飲酒です。
朝一番で起きたばかりの彼女はわたしの寝床の上で「くいっ」と酒を飲み干しています。
酒が切れると死んでしまう生き物なのでしょうか?
わたしはお酒を飲んで美味しいと思った事が一度も無いので、お姉さんがこんなにも、お酒を飲む理由が分かりません。
わたしがお酒を飲む時は【輪廻の輪に還る勇者】を送る時だけだからかも知れませんが。
お姉さんは口が軽い、わたしの傷口を他人に軽々と話すような、ヒトとは思えません。
ですが一応、頭部の傷口の事は、口止めをしておきましょう。
「お姉さんの考えた通りです。大切なわたしの傷の事は黙っていてくれますか?」
「妹だけには言っても良いかしら?あの娘がシーリンちゃんの事で、あたしだけ知っていた事を後で知ると、面倒くさい事になりそうなの。大丈夫よ。あの娘は口が堅いから」
「分かりました。他のヒトには黙っていて下さいね」
「約束するわ」
このヒトにだけは話して良いかと聞いてきて許可を取るくらいです。
やはりお姉さんは口が軽い訳では無さそうだと安心しました。
その後、日が昇る前に洗濯をしたわたしは、受付に入り、斡旋業の差配をします。
今朝の食事もお姉さんが配膳を手伝ってくれるようで、館長は朝食作りに専念です。
流石に朝なだけあり、昨夜と違い、朝食を食べた後、居座るお客様はほとんど居ません。
ただ間違いなく、仕事の斡旋を受けるだけのお客様は減り、朝食まで食べて行くお客様が増加しています。
普段【迷宮の斡旋屋】で見るお姉さんの姿は、どこにも見当たりません。
ひょっとすると、このお姉さんは、【酔っ払い】のお姉さんでは無くて【変態】のお姉さんなのでしょうか?
変態のお姉さんならば、接客もきびきびと、こなします。
ですがお酒を飲んでいる所を見た事がありません。
確実にこのお姉さんは【酔っ払い】のお姉さんです。
どちらが本当のお姉さんの姿なのでしょうか?
どちらが本物かは分かりませんが、今のお姉さんの方が素敵な事だけは確かです。
朝の斡旋業が終わり、今日はいつもの一人と違い、二人で迷宮の斡旋屋へと向かいます。
後もう二つ、いつもと違う事をしながら、迷宮へと向かいした。
一つは投擲用に良い感じの石を、用意した袋へ拾い入れながら歩いています。
もう一つが、わたしにとっては、苦行です。
お姉さんの指導の元、わたしの笑顔の訓練が、到着するまで延々と続きました。
袋に一杯の石を拾えましたが、一度もお姉さんはわたしの笑顔に合格を出しませんでした。
迷宮の斡旋屋へ着くと、静かな怒りに燃える、変態のお姉さんが待っていました。
現在は酔っ払いのお姉さんとの睨み合いが静かに行われています。
朝一番の【迷宮の斡旋屋】は酔い潰れて寝ている衛兵さん達ばかりなので、食堂はいびきの大合唱だと言うのに、お姉さん達の周りだけ音が無い世界のようです。
わたしはそっと二番の護符を手に入れて【迷宮の斡旋屋】を出て迷宮へと向かいました。
いつもと同じように【気配を消す魔法】と【気配を感知する魔法】を使いながら迷宮へと潜っていきます。
地下なのに明るい迷宮で【もぐり達と蛙の追いかけっこ】を見て心が和みました。
わたしは『今日は少しでも長く迷宮に居る。迷宮の斡旋屋へは帰らない』事を誓い、二番護符を試しに隣の区画へと移動をしました。
今日も気配を消して反撃してこない魔物相手に投擲の訓練です。
一日二日では魔法の効果そのものに大きな差はありませんが、二つ同時に魔法を使っている時と、一つの魔法に専念している時では、効果に大きな差がある事だけは確認出来ました。
やはり必要に応じて魔法を調整したり切り替える必要がありますね。
理想としては自分で意識しないでも出来るくらいにならないと駄目でしょう。
意識しなくても呼吸が出来るのと同じように。
幾時間か経ち、自分の魔力が尽きてきたのを感じます。
わたしの時間的な感覚では、そろそろお昼頃ですね。
丁度、先日と同じくらいの時間です。
魔力が切れた状態で迷宮へ留まる事は何か事が起こった時に危険が増します。
今日はあまり帰りたくは無いですが【迷宮の斡旋屋】へと戻りましょう。
休憩を取る為に帰った【迷宮の斡旋屋】ではいつもと違う光景が待っていました。
酔っ払いの衛兵さん達が食堂に居ません。
代わりにいつもどちらか片方しかいないお姉さん達が二人揃って受付に居ます。
「「おかえり。シーリンちゃん」」
二人のお姉さん達が、笑顔でわたしを迎えた後、睨み合います。
二人は朝からずっと喧嘩をしていたのでしょうか?
わたしもこのまま帰りたいくらい、二人の雰囲気は険悪です。
衛兵さん達が食堂へ居ない事も納得できます。
わたしも迷宮へと逃げる事にしましょう。
「お昼を頂いたら、迷宮へと戻りますから」
「「駄目よ。シーリンちゃん。魔力が尽きているでしょう?」」
二人のお姉さん達が、笑顔でわたしへ話した後、睨み合います。
仲が良いのでしょうか、悪いのでしょうか?
これだけ険悪な雰囲気をお互いで出しているのに、言っている言葉は、全く同じです。
ですが本当に驚くべき事は、わたしの【魔力が尽きている】と分かる事です。
魔力は生命活動の源です。
魔力が尽きた状態で怪我をすると死ぬ可能性が高くなります。
「「その状態で迷宮へ潜るのは危ないから、午後はわたしと修行をしようね」」
三度二人のお姉さん達が、笑顔でわたしへ話した後、互いを睨み合います。
正直に言うと、わたしは武術さえ教えて貰えれば、どちらのお姉さんでも構いません。
わたしは構わないのですが、お姉さん達は違うようです。
「姉さん。姉さんは昨夜十分シーリンちゃんと過ごしたでしょう。次は私の番よね?」
「妹の分際で何を言っているのかしら?シーリンちゃんはあたしと修行するのよ」
「何でも簡単に出来てしまった姉さんと、一つ一つ試行錯誤を繰り返して、真面目に修行をしてきた私と、どちらがヒトへと教える事に向いていると思うのかしら?」
「あたしよりも弱いくせに生意気を言うわね。あたしに勝ってから言ったらどうかしら?」
「姉さんの教え方では、シーリンちゃんが理解出来ないって言っているの!」
「武術は見て覚えるもの。基本しか教えるつもりは無いわ。あたし達も同じだったでしょ?」
「「どこに行く気かしら?シーリンちゃん」」
「いえ。時間が掛かりそうなので迷宮へ戻ろうと思いまして」
「「魔力が尽きている時に、迷宮に潜るのは危険よ。この迷宮は浅い所にも強敵が出る事は知っているでしょう?」」
こんな時ばかり、二人の言葉が揃います。
ここで疑問が浮かびました。
二人はどうして巨大蛙を退治しないのでしょうか?
お姉さん達なら簡単に退治しそうな気がします。
「どうして浅い所にいる巨大蛙を退治しないのですか?お姉さん達なら簡単に退治出来ると思うのですが」
「「あの子を退治したら魔物が外に溢れてくるでしょ。わたしの面倒が増えるのは嫌よ」」
「どういう事でしょうか?」
「「あの子が魔物を食べてくれるから魔物の数が減るの、この迷宮では冒険者代わりね」」
わたしへと答えた後、また二人の睨み合いが始まりました。
一人称以外に、二人の言葉には、一字一句違いがありません。
「「それならば神様にダイスを振ってもらい決めましょう」」
「神様ですか?【神のダイス】を勝手に振る事は神殿から禁じられているはずですが?」
「「シーリンちゃん。ここをどこだと思っているの?」」
「迷宮の斡旋屋です」
「「迷宮があって、どうして教会が無いと思うの?」」
「一年通っていますが、教会は見た事がありません。ここに教会は無いと思っていました」
「「あるわよ。休憩室の更に奥、廊下の突き当りにね」」
「初めて知りました」
「「食堂がいつも騒がしいからね。シーリンちゃんも行くわよ!」」
「駄目です。わたしは父から【神のダイス】に関わる事を固く禁じられています」
「「初めては誰にでもある事だから。シーリンちゃんさえ言わなければ誰にもばれないわ」」
館長の神殿嫌い教会嫌いは半端なものではありません。
わたしは教会に行く機会もほとんど無く、勿論【神のダイス】へ一度も参加した事はありませんが、神殿や教会が信者に向けて行っている、運試しです。
お布施を百文払って入場し、自分の運を試します。
どのように運を試すかと言えば。
正六面体の【神のダイス】には一個から六個の穴が開いています。
【神のダイス】を二つ振って合計が、奇数か偶数かを当てる、運試しです。
入場する時のお布施とは別に【神のダイス】を振る度にお布施を払い運試しが出来ます。
信者が当てればお布施は倍になって信者の元へと返ってきます。
外れればお布施はそのまま教会へと寄進される。
確かそんな仕組みだったと記憶しています。
名前の由来は【神しか出す目を事前に知る事は無い】からだったでしょうか?
他にも多額の金銀を寄進すれば、これからやろうとしている物事が上手く行くかどうかを、個人的に占ってもらう事も出来たはずです。
この時は神様と一対一で占ってもらうとの事が出来、出る目まで予想をするとの事です。
例えば「一が二つ」とか「三と四」とかですね。
寄進する額が多ければ多い程「上手く行く結果が出る」との噂が街には流れています。
この時の寄進は運試しでは無く、占いですので、金銀は戻ってこないとの事です。
一般庶民にも全く同じ形の正六面体が出回っています。
そちらは【さいころ】と呼ばれて【神のダイス】とは全く別の物との事です。
わたしは【さいころ】は見た事がありますが【神のダイス】は見た事がありません。
話には聞いた事がありますが、二つの違いが分からず、見分けが付かないとの事です。
神殿や教会関係者が言うには、神が宿っているか宿っていないか、が大きな違いとの事。
「「助祭の爺さんはいつも一人で神に祈りを捧げているだけで、他人に話したりしないわ」」
少しの間考え事をして動かないわたしを、二人のお姉さんは右と左に分かれて私の腕を組むと引きずるように、斡旋屋にある教会まで連れて行きました。
初めて、【迷宮の斡旋屋】にある教会へと入りましたが、印象としては【礼拝所】ですね。
お祈りをする為の祭壇が奥に、手前に長机が一つあるだけです。
部屋には祭壇に向かい一心不乱に祈りを捧げているお爺さんが一人。
「「助祭の爺さん。【神のダイス】を振って欲しいのだけど」」
「三人か?まずは三百文お布施をお願いする」
「わたしは参加しませんので」
「知らんのか?【神のダイス】が出る目を見るだけでもお布施が必要なのだぞ」
「「シーリンちゃんの分はわたしが払うわ」」
もう何度目でしょうか、お姉さん達の睨み合いが始まりました。
「良いです。自分の分は自分で払います。ですが【神のダイス】へ参加はしませんから」
「誰からもらってもお布施はお布施だ。それでは【神のダイス】を振るぞ。半か丁か?」
「「丁っ!」」
銭束を長机に起きながら二人のお姉さんの声も重なります。
ついに睨み合いながら口喧嘩も始まりました。
「年長者へと敬意を払って、あたしに【丁】を譲る気は無いの?」
「姉さんこそ。たったの半刻(約1時間)ほどとは言え年長者の度量を示す気は無いの?」
「あんたは昔からそうよね。あたしの事を姉さんと言っているけど姉として敬っていない!」
「姉さんこそ。姉らしい事を少しはしたらどうなの?私に敬って欲しいなら」
聞く気にもならない二人の暴露話が続くようです。
二人共本気で【丁】を譲る気は無いようですね。
一般的に【神のダイス】は偶数が二、四、六、八、十、十二と六つの数字があるのに対し、奇数は三、五、七、九、十一の五つです。
出る目の数が多い【丁】を、教会は信者に対してお布施を捧げるように、推奨しています。
ですが今回はお姉さん達のどちらかが勝つか負けるかの勝負。
どちらかが【半】へとお布施を捧げなければ勝負になりません。
このまま二人に任せておいては完全に平行線です。
わたしは自分の銭束を長机に置きながら宣言しました。
「半!」
お姉さん二人が目を丸くして驚いています。
「「シーリンちゃん。固く禁じられているのよね?それに【半】は不利なのよ?」」
「このままでは話が進みませんから。不利な条件のわたしが神に認められたら二人に提案を聞いてもらいます。よろしいですか?」
「「ええ。良いわよ。わたしが勝った時はどんな事を聞いてもらおうかしら?」」
「結局参加するのだな。皆そうだ。【神のダイス】出た目を予想して今日の運勢を知りたいだけと言いながら、最後はお布施を寄進する事になる。教会としては嬉しい限りだが。わしは早く神への祈りを捧げに戻りたいから、もう振るぞ」
助祭様は言うが早いか【神のダイス】を長机の上へと転がしました。
お姉さん達が両手を組み神へと祈る中【神のダイス】は五と二の目を出して止まりました。
お姉さん達の銭束はお布施へと変わり、わたしの銭束は二本になって返ってきます。
「奇数だから【半】だな。お嬢ちゃんの勝ちだ。おっといかん。勝ちなどと言ったらまた偉いヒト達から苦情が来るな。終わりなら出て行ってくれ。祈りの邪魔だ」
助祭様はわたし達三人を追い出すと、また神への祈りを捧げているようです。
閉まった扉の向こうから神へと捧げる祈りが聞こえてきます。
かすかに届く声はわたしの将来を心配して下さる言葉でした。
「無垢なる少女に、あなた様の意志など存在しない【神のダイス】をさせてしまいました。今後彼女が二度と【神のダイス】になど参加しない事を願います。どうぞ彼女を見守り下さい」
助祭様。
大丈夫です。
わたしには二度と【神のダイス】へと関わる気がありません。
助祭様は、わたしの知っている街中にいる教会関係者と違い、とても好感が持てました。
わたしは意気消沈している二人のお姉さん達に提案をします。
「先日は【だぃ姉さん】にお世話になったので、今日は【ちぃ姉さん】から武術を習おうと思います」
「だぃ姉さんってあたしの事なの?」
「ちぃ姉さんって私の事なの?」
二人のお姉さんが口を揃えてわたしへと聞いてきます。
わたしは流石に【酔っ払いのお姉さん】【変態のお姉さん】と心の中で呼び変えている名前を口に出す事は出来なかった為、咄嗟に思いついた、二人の仇名で呼びました。
考えて見ると、二人が一度に揃っている事は、一年付き合いましたが、珍しい事でした。
「私に【さん】は要らないわ。【ちぃ姉】で良いわ」
「あたしも【さん】は要らないけど、【だぃ姉】はちょっとね。【ちぃ姉】に比べるとちょっと言葉の響きが良く無いのよね」
「それでは【たぃ姉】はどうでしょうか?」
「それが良いわ。これからあたしの事は【たぃ姉】と呼んでね。シーリンちゃん」
時間は遅くなりましたが三人で昼食を食べる事から始めました。
食事をしながら、武術の基礎である【足さばき】を学びます。
二人はわたしが昼食を食べている間に基本となる足さばきを見本として見せてくれました。
二人共淀みの無い綺麗な動きです。
動き出す前の予備動作が全く分かりません。
突然移動し始めます。
正直に言うと不気味な動きですが、武術の視点から見ると怖ろしい動きです。
最後に余興として、直立したまま足を動かす事無く、移動して見せてくれました。
これは本当に不気味な動きでした。
「こんな感じで、動けるようになるまで、ひたすら【足さばき】の修練よ。覚悟は良い?」
「最後の直立したまま動けるようになるのは余興だからね。修行を積めば自然と出来るわ」
「はい。よろしくお願いします」
「あとは【足さばき】と同時に、これくらい出来るようにならないと駄目よ」
「姉さん。むしろそれが出来ないと真の意味で【足さばき】が出来るようにはならないから」
たぃ姉が食卓の上へと足を載せ指で拳を作ります。
ちぃ姉が一年前に見せてくれた事と同じ事です。
わたしも一年間修練して足の指で拳を作れるようになっています。
周りを見渡して、食堂に他のお客様が居ない事を確認した後、わたしも机の上に足を載せて拳を作りました。
わたしは、二人の驚いた顔を見て、少し気分が良くなりました。
一年前のあの時から、地味な修練を積み重ねてきた、結果を見せる事が出来ました。
わたしが気分良くいられた時間はわずかでした。
すぐに二人の顔が驚きから【欲しいおもちゃ】を見つけた時の子供のような喜びの顔へ明らかに変わっていきます。
まるで『おもちゃが壊れるまで遊ぶぞ』という心の声が聞こえてきそうな顔をしています。
わたしの背筋に悪寒が走り、目の前に怖ろしい鬼が二匹、突然現れた絶望的な気持ちになりました。
いつも私の拙い妄想を読んで下さりありがとうございます。
長い後書きになります。
短めのエッセイくらいの長さです。
初レビューを頂き、それをきっかけとして日間ランキングに載る事が出来ました。
読者様のご声援を受けて、2019/03/28現在、日間ランキングに3日間ほど載り続けている事が出来ております。
最高でうろ覚えではありますが49位まで行きました。
ぎりぎり50位以内に入った事までは確かです。
驚いた事はアクセス数の壊れたような回り方。
普段の日とは比べ物にならないアクセス数です。
なによりも驚いたのは、ランキング前の3日間と後の3日間の、第1部分→第二部分の部分別アクセス数。
読者様の残り具合の違いです。
比べますと、
ランキング前は、2→1、15→3、21→7、だったのに対し、
ランキング後は、18→10、69→41、69→51と明らかに増えています。
ランキングに載る嬉しさと怖ろしさを感じました。
同じ小説でもランキング次第で、こうも評価が変わるものなのですね。
そして作者自身も『後3ポイントあれば週間ランキングも入れたのに』などと浅ましい事も考えてしまうほど、怖ろしいものです。
「ポイントが欲しくて書いている訳では無いけどポイントが欲しいんだよ!」
と叫ぶ多くのなろう作家様の気持ちを真に理解出来た一週間でした。
同時に評価をもらう事が如何に難しいのかと言う事も実感した一週間でした。
予想ではありますが、この後書きが載る頃にはランキング外へと落ちていると思われます。
こんな事を書くと負け惜しみにも聞こえますが、統計を取る事が大好きな私は、ランキングから落ちた後、アクセス数がどうなるのかも少しだけ興味があります。
勿論、このままランキングへ留まってもらえたら、作者としては最高なのですが。
ちょっと無理そうです。
追記
2019/03/29朝。
確認しましたらジャンル別ローファンタジー週間ランキング98位に居ました。
日間は見事にランク外でしたが。
ここ数日、私はランキングの確認へ常に行っています。
怖ろしいですね……ランキング。
その無駄な時間は妄想を書く時間に回せって話です。
最新話を更新日に読んでいただけている読者様に伏してお願いがあります。
週間98位と土俵際徳俵に残っただけの感じではあります。
読者様に無駄な時間をいただく事になりますが、二度目は無いかも知れない作者の雄姿を目に焼き付けてもらえますと、無上の喜びです。
更に「見たよ」等と感想欄に一言頂けますとランキングに載って一日3000PVを越えて尚、感想が一つも届かなくて『本当に読者様が居るのだろうか?』と感じるバカな作者の疑念が晴れます。
この長い後書きまで読んでいただけた読者様からの「見たよ」の一言がもらえる事を心の底から願います。
いつもの挨拶となりますが、
最新話まで読んだ後感想まで下さった読者様、
ブックマークをしてまでお読み下さる読者様、
毎回更新する度にアクセスして下さる読者様、
余暇が出来た時に一気読みして下さる読者様、
更新した部分を読み返しに来て下さる読者様、
タイトルとあらすじに釣られて試し読みされる方、
全てのアクセスして下さる皆様に『やる気』燃料をいただいて更新する事が出来ます。
毎週金曜日19:00の更新に変わらぬお付き合いをお願いします。
2019/03/29 何遊亭万年




