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夢の中のふたり

作者: Soraきた

目を閉じれば、あなたの優しさにふれる

自然に涙が出てくるのは、あなたをなつかしむ気持ちから

眠れなくて

窓を開ければ無数の星たち

なんとなく、励ましてくれているようで

また涙がひとつ、頬をつたう


もしも、あなたに出会う前にもう一度戻ることが

できたのなら

わたしは、あなたの優しさをもっと大事にしていたと思う

だけど、もしかしたら

あなたに出会う前に戻ったとしても

それからのわたしは

あなたに出会っていないのかもしれないと

考えてしまう


もう一度、目を閉じてみる

やっぱりあなたの優しさがわたしの眠りよりも

はるかに優先する

ねぇ、ひとつ聞いていい?

あなたは、わたしのどこを気にいってくれてたの?

ふだん、言葉には出さないあなたに

思いきって聞いてみた

あなたの答えは?


真夜中は心を落ち着かせてくれる

明日は久しぶりの休みだから

朝早く起きて

部屋の掃除でもしてと思ったけど

あいかわらず、わたしの眠りの前にあなたが優先する


あなたと出会ってから

わたしは何が変わったのだろう?

友達からは明るくなったねとよく言われたけど

本当のところ、自分でも気づかない


わたしはもう一度、目を閉じる

今度は夢の中のあなたと


あなたがわたしに

もう一度、わたしと出会う前に戻りたいと言った

そして、

夢の中のあなたは、わたしに

どこを気にいってくれてたの?と聞いてくる

わたしは

もちろん、わたしを気づかせてくれるやさしいよ、と

真っ先に答えた


じゃあ、わたしのどこを気にいってくれてたの?と

聞いてみる

あなたは、真っ先に

その明るい笑顔だよ、と答えてくれた


夢の中のあなたとわたしは

最高の相性なのに

どうしてなんだろうと

考えていると

空が明るくなってきて

わたしは、そこで目が覚めた





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