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絶対にギャラ上げてもらわないと!!


カリンは車を停め


「さて、街を抜けましたね。まだ日は高いのでゾンビに気をつけて捜索を始めましょう。

歩隆さん運転変わってください。生憎、運転をしながらだと少し難しいので・・・」


「え?俺、運転できねぇって!もう、しかもゾンビを跳ね飛ばすとか無理だよ・・まじかよ・・。でも、カリンも休まないとダメだよな・・・ああぁぁあ、もう!代わるよ。運転、隣で教えてくれよな・・」


「ふふふ・・・心の声まで全て丸出しですね。」


席を交換し、エンジンをかけ

カリンに一通り教えてもらった。


「とりあえず、右がブレーキで真ん中がアクセル・・・まぁそれだけわかれば大丈夫です。」


「そんなもんなの?!」


「試しにアクセルをゆっくり踏んでください。

車は壊れても代わりはあります、事故は死なない程度の事故で抑えてくださいね。」


俺は、突っ込む気にもなれず

そっとアクセルを踏む・・・動いた。


「まぁ、いけそうだ。どっちに進めばいい?」


「とりあえず、大通りを進みたいのでこのまま真っ直ぐ進みましょう」


俺は、アクセルを踏み車を進めていく、冷や汗で着替えたばかりの服もびっしょりだ。

カリンは隣でお菓子をつまみ、たまに俺の口にもお菓子を入れてくれる。

甘い、チョコレートだ。


「私の神経集中させるためのガソリンはチョコでできてます。」

と言いながらもぐもぐと板チョコを食べていく。

ガソリンと言うても、ただの好物だろうが・・・・

どおりで、袋の中のお菓子がチョコレートだらけだったわけだ。


「では、少し集中させますね・・・。」

とカリンは板チョコを食べ終わると目を閉じ無言になった。


俺は、無で言われた通りの道を進み続ける。



「・・・・!?歩隆さん?この一ヶ月ゾンビ以外と遭遇していませんか?何か、動物的な・・・・他の生き物は?!」


「え?遭遇してたら俺ここにいねーよ!即死亡だよ!」


「そうですか・・・少し先にこれまでのゾンビと違った気配を感じます。

生存者ではない・・もっと大きな何か」


「それって・・・なんだよ。」


「わかりません。が、近づいてきています!!!」


すると、




ドーーーーーーーン!!!!!ドーンドーーンドーーン!!

と大きな足音が聞こえる。


なんだなんだなんだなんだなんだなんだなんだなんだ。


すると500m後ろの角から体長5mほどの生き物が姿を現した


「タ・・・タランチュラ?タランチュラだけど顔人間?!カリン足8本あるよな?!」


俺はルームミラーで確認しながら手が震えハンドル操作がおろそかになった。


「歩隆さん、運転変わります!なんですか、あれ!!!こんなの情報に入っていませんでしたよ!もーー!絶対にギャラ上げてもらわないと!」


と、カリンはブツブツと文句を言うている。

助手席からハンドルを掴み一気に席を交換してものすごいスピードで謎の生物との距離をあける。


「どうするんだよ!あんなの俺初めてみるって・・ってか、なんだよ。反則だろう、ゾンビがタランチュラ食べてあぁなったの?気持ち悪・・・」


「逆でしょう、ウイルス感染したタランチュラが人間を襲った結果ではないでしょうか?」

カリンはルームミラーでチラチラと確認しながら一気に加速していく

メーターを見ると180キロまでで針が壊れそうになっていた。


「よし、この辺りでいいかな。」

大きなバス通りでカリンは車を止めた


「え・・戦う気?で、しかもこんなにバスや車って障がいが多いところで?」


「はい、戦います。戦わないと先に進めません。ここは危ないので歩隆さんは

車ごと300mほど進んだところで待機しててください。

この音につられゾンビが寄ってくるかもしれませんので即片付けます。」


「え・・・一人で戦うの?あんな爬虫類人間相手に・・・」


そんな会話をしてる間にもタランチュラは近づいてくる


「いいから!早く!その車にはまだ食料とかもあるから死守しないと!」


「わ、わかった!!!絶対戻ってこいよカリン」

そう言って俺は車に乗り300m先でカリンに何かあれば即駆け付ける為に望遠鏡で監視していた。まぁ、俺が助けに行ってもその時は二人してお陀仏・・・いや、ゾンビ化だな。



歩隆さんは無事安全なところまで行きましたね。

正直怖くないと言ったら嘘になる。

相手は得体の知れない生き物さっきまでの頭と飛ばせば死ぬゾンビとは別格。


スゥーーーー・・・・

大きく息を吸う。排気ガスの匂い・・・・鉄の匂い・・・気持ち悪い


「さっさと、任務完了して、私達の世界に帰りたいんだから!

無駄な手間させないでよ!5分で抹殺してあげる!」










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