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冒険に出るまで~なにごとも準備って大事だよね!~

俺の名前は柊勇也。普通の会社員だ。あえて普通でない点をあげるならば、ゲーム大好きなことだろうか。そりゃもう狭い狭いワンルームの部屋の至るところにありとあらゆるゲームがところ狭しと置かれている。日々良作を求めてあちこち...


ーちょっと熱くなりすぎだから割愛by作者ー


で、そんな俺がある日部屋であくびしました

→目を開けました

→景色が変わってました

→兵士っぽい人が集まってきました

→ワッショイ

→王室で魔王倒されてって言われた←今ココ


「回想は終わったー?」

「あぁ、あまりに雑な回想が一瞬にして終わったわ。回想してわかったの俺が柊勇也って名前なのと異世界にレッツカモンされたことぐらいだわ!」

「レッツカモンってなんか変なひびきだねー。てか君柊勇也ってんだ」

「そんなことも知らずに拉致ってきたのかクソジジイ」

「はいそこぉ!クソジジイっていわなーい!仮にも私国王ですからぁ!」


またまたコントを繰り広げていると、補佐官さんが軌道修正を入れてきた


「話が進みませぬな。というわけで勇也様、魔王討伐にあたりこれから持ってくる中からお好きな武器をお選びください」

「ちょいまち、俺の望まぬ方向に話が進まれてるんだが」


すかさず国王(クソジジイ)


「え、魔王を倒してくれるんじゃないの?」

「おいこら誰がそんなこと言った」

「あれ?言ってなかったっけ?」

「言ってないわ!しらじらしすぎるだろ!なんで俺がそんなことしないといけない?!」

「えー異世界に来たらまずは魔王討伐でしょうよ」

「なに!?そのめちゃくちゃ軽いノリは!?」

「いや、異世界に召喚されてそこに魔王がいたらもう討伐でしょうよ」

「うん、でもその認識ってたいてい異世界ではないよね。てゆーかそもそも異世界人が珍しいケースもあるよね」

「あ、左様ですか。で?」

「いや、で?って...。えぇ~」

「まぁどうせ他にやることもないんだしとりあえず行っとこう!」

「ノリが軽い!」

「そうこうしてるうちに武器が届きましたな。お好きなものをどうぞ」


あ、この補佐官(ジジイ)も人の話聞かねえな?


「どうされました?遠慮はいりませぬぞ?」


人間不思議なものでこうなると諦めにすーっと入るらしい。それとも元の世界で上司から散々無理な要求を言い渡されていったのでもう慣れたのかもしれない。というわけで俺はさっさと武器を決めることにした。

したのだが


「おいてめぇらこれはいったいなんだぁぁぁ!」

「「?銃ですが?」」

「きっさまらぁぁぁぁぁ!何で銃?もう一度言おう!何故銃?異世界っつたら剣と魔法のfantasyでしょうが!」

「なんでファンタジーの発音にこだわった?」

「異世界!魔王!このワードから武器っつたら剣だろう!そこはもうお約束だろ!異世界fantasyは剣と魔法でしょうよ!」

「期待を裏切って申し訳ないが人には魔法は使えないよ?」

「WHY?おまっ、異世界に来たら期待するものの上位ぞ?異世界=魔法!これ常識よ!?」

「いやそっちのことなんざ知らんがな」

「お前らおれのfantasyに対する夢を返せーーー!」

「そんなこと言われても。あとファンタジーの発音こだわるね」

「くそ!剣はないのかー!」

「いや、あるけど、剣とか遠距離から魔法やら銃やらで攻撃されたら一巻の終わりよ?」

「...こんなところで剣の弱点なんか聞きたくなかったなぁ。そういうのは魔剣の力で魔法切れるとかさぁ、剣に魔法宿せるとかさぁ、こうご都合主義でどうにかするところじゃん?」

「いやだから知らんがな。つかそれ剣能力補正効きすぎだろ。とにかくこの世界ではそんなものはないぞ」

「あぁそうですか。じゃよくわからんのでこれで」


おれは近くにあったマシンガンらしきものを手にした


「よーし武器もあげたし、さっそくいってらしゃーい!」


こうして俺は冒険に出発した











「...ん?」


城を出てしばらくしたところで違和感。その正体は


「魔王ってどこにいる?というかここどこ?町とかどっち?」


まぁ要はこの世界の地理や基本情報を教えてもらってないのだ。そんなことで俺は先ほど出たばかりの城へUターンすることとなった。

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