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閉鎖の桜  作者: うみの はまぐりん
10/11

入院している患者たち かわいいまりちゃん

ある個室には高校生のまりちゃんという可愛らしい子がいた。私はこの子のことが好きで病室によく遊びに行っていた。まりちゃんは自分は精神分裂病なんだと教えてくれた。ひどい時は保護室に入ったこともあり、「あそこはせまくてこわいところだった」という。


持ち物がすごく女の子らしくて可愛くて、お家の人がたびたび果物なんかを差し入れて愛されている子なんだなあと思った。まりちゃんは「母親は悪い人で私をいじめたけど、病気になったら反省してやさしいお母さんになったんだ。」と言った。病棟内のカラオケパーティでカーペンターズのトップオブザワールドを英語で歌ってくれた。歌はうまかった。


私が退院したのち彼女も退院して通信制の高校に通いだしたそうだ。退院時に会ったときはみなりも可愛らしくどこぞのお嬢様かと思った。

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