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アックスの冒険伝  作者: 遊気
1/4

~旅の始まり~第0話

 

皆様、初めてのまして。

初の投稿作品となります……

緊張がヤバイです……(笑)←

 

 

ミスが連発してしまうかも知れませんが、生暖かい目で見てやってください…。

 

これを見てくださる方々…

…貴方様が神でしたか(笑)

 

楽しくコツコツやって行こうと思いますので、宜しくお願いしますm(_ _)m

 

「……ん~~、良く寝たなぁー…」

 

朝日が上り窓から日の光が男の顔を照らし、目を手の甲で擦りながら目を覚ました。

 

「ぁ……今日で俺っち17歳になるんだ!

ワクワクすんな……、早く旅に出る支度しないとだっ」

 

この世界では15歳で成人と認められ、育った村や町から外へ出て行く為には、

魔法や剣技に秀でた者達以外は、17歳になるまでしては旅等をして村や町から離れてはいけないと言う古くからの決まりがあるのであった。

 

この日生まれて17年目になる彼は、どうしようも無く旅に出たい為、布団から直ぐ様出ようとした時…

 

「やっと見つけた……君なら…きっと……」 

 

 

 

と、頭の中に男の子の様な女の子の様な子供の声が微かに聞こえた気がした。

 

「…なんだ今の?

……いや、幻聴だな。 浮かれ過ぎて変な事考えたのかもしれねぇやっ」

 

不思議な声を[幻聴]と彼は思い全く気にしないように布団から出て起き上がり、旅の支度の為、革で作られたリュックに瓢箪の中身を抜いて作られた水筒に水が入っていることを確認し、羊毛糸で作られた1m程の布、替えの木綿糸で作られた服とズボンを2着ずつ、火打ち石と護身用の石で出来た短剣を動物の革で作った鞘に入れ、それらをリュックに積めた。 

リュックを持って2階から下に降りると、

 

「あら、寝坊なんて随分久しぶりじゃないのかい?」 

と降りてきた彼に、母親が彼の分のスープを木で出来た皿によそい、木のテーブルに置いた。

 

「おはようー…

ぁ、母ちゃん! 俺っち今日から旅に出るから!」

 

スープの置かれたテーブルの前の椅子に座るとこう言い放った。

 

「…そう…かい…。

……いや…アックス、旅はあんたが小さい時から言ってたこどだもんね…。」

 

アックスと呼ばれた彼に、切なそうに母親言った。

彼の名前はアックス・フォート、髪の毛は大人しめの茶色い短い髪がウルフヘアーになっており、身長が169cm 体重はがっしりと筋肉が付いている為、72kgある。

 

「……、んな淋しそうにすんなよなー、行き辛くなっちゃうじゃんかよっ…。

でも止めたって俺っち、絶対行くからな!!」

 

スープを掻き込むようして食べ終わると、こう言い放った。

 

「…お母さんだって止めたりしないよっ。

目一杯楽しんできなっ! このフィットフレル村じゃ、小さ過ぎるみたいだからね……。さぁ、たべおわったなら…ちゃっちゃっと行っといで」

 

涙を流すのを見られたく無かった為、洗い物をしながらこう言うと、手を上げてシッシッと振った。

 

それを見たアックスは自分も少し泣きそうになるが、リュックを背負うと玄関まで行き木で出来た扉を内に開くと

 

「母ちゃん、あんがと…。

俺っち、土産いっぱい持って帰ってくっから! 行ってきます!」

 

こう言い放つと直ぐ様外に出て扉をしめた。 

外へ出ると、辺りには畑仕事をしている人や、牛から牛乳を搾っている人、羊の毛を刈っている人が目に止まった。

 

このフィットフレル村は、島の一番北にあるが村から海へ行くには、深い森を抜けなければならないため、水産業や近くの山にいって鉱石を見つける等が出来ない為、林業や農産業のみで村を回しているのでけして豊かでは無かった。 

「…ぁ! アックスさ~ん!」 

声のした方に顔を向けると、白いローブを纏った黒髪の女性が、手を振りながらこちらに駆け足で向かって来た。

 

「おぉ!レティナ!

……えと。フーバの森に最近出た狩人を捕らえに行くって言って無かったっけ?」

 

フーバの森とは、フィットフレル村から南に行くとある、ニースザ村の道中の丁度真ん中辺りにある森の事であった。

 

「そのつもりでしたが……、大人数で行くとフィットフレル村の警護が手薄になりすぎると言う結論になってしまって……

さっき少数でいった方々が返り討ちにあっちゃったんですよ……」

 

こう説明する彼女は、レティナ・ファルファニア。

村にある警護隊で[白の魔法使い]として回復や防御魔法を扱う回復魔道士であり、アックスの幼なじみである。

フードを被らずに、ローブを纏っていた彼女の黒髪は、胸は辺りまであるさらさらとしたストレートで、顔も整っており身長は152cm 細身の割には胸はローブ越しでもわかる、Eカップ程あった。 

「えぇ~…それは困るよレティナぁー!

俺っち今日から旅に出んだだぜ?」

 

目の前に来たレティナにさっき聞いた、返り討ちにあったと言う言葉に対して、一気に不安になり頑張れよ…ーと言わんばかりに声を上げた。

 

「今日からでしたか……

…ぁ…あのね、アックスさん…

良かったら私も着いて行っても良いでしょうか…?」

 

旅をすると聞き、アックス1人じゃ、間違えなく危ないと判断したため、断られたらどうやって着いて行こうかと考えながら、恐る恐る聞くと

 

「…ぇ!来てくれんの!?

白の魔法使いがいりゃ、怖いもん無しじゃん!」

 

と、喜びながら笑ってこう言うアックスを見て、レティナは着いて行ってアックスを危険から回避させれると、ホッとした表情で

 

「…わ、ありがとうございます!

私も伊達に村の外に出た訳じゃ有りませんから、任せてください」

 

「期待してるぜっ!

うっ~しっ、行くか!」

 

ニースザ村へ続く道へ行くため、フィットフレル村の出入り口へ足を進めた。

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