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蛇の国  作者: 蟹坊主
9/9

会議の始まり

 更新が遅くなってしまい申し訳ありません。まさか『この小説は2ヶ月~』がつくほど開くとは自分でも思いませんでした。

「……凄いな」


 俺は今、この国の中枢たる国会議事堂に来ていた。普段ならばスーツ姿の大人で埋め尽くされているここだが、今は違う。現在ここにいるのは、俺と同じ者達……そう、新たな神々なのだ。

 

 少し見回しただけでも、彼等は実に個性豊かな姿をしていた。俺と同じように動物の姿をした者に、樹木や花といった植物の姿の者、そして人の形をした者など、同じ姿は一つとして無い。この国の信仰がどういうものかよくわかる光景だ。


「うおー、すげー!流石に圧巻だな!」


 と、入り口から声が聞こえた。どうやら誰か新たに入室してきたようだな。驚きを隠すことなく口に出している。

 見た目は大きな蟹……それも沢蟹だな。紅い殻が全身を覆い、まるで戦車のように力強い姿をしている。見るからに戦闘が得意そうだ。

 む。付近に居たからか、蟹神が近付いてきた。


「よっ!ここに居るってことは、あんたも新しい神なんだろ?俺は見ての通り蟹の神だ。名前はまだない。よろしくな!」


 なんだかずいぶんと明るいやつだ。こう言ってはなんだが、正直見た目と性格が合っていないと思う。なんというか、この性格なら犬とかが似合いそうだ。


「ああ、此方こそ。見てわかると思うが、俺は蛇の神だ。名前はあるが長いからな、カガチとでも呼んでくれ」


「おっけーかがっち!」


「か、かがっち?」


「おう!カガチだからかがっちだ!……ん?そういえば、かがっちはなんで『カガチ』なんだ?」


「あ、ああ。それは蛇のことを古語で『カガチ』と言うからだ。それに俺の名にも含まれているからな」


「へえー、そうなのか。物知りだなかがっち!」


 すげー、なんて言いながら、こっちをきらきらした(ように見える)目で見てくる蟹神。ここまでくるとわざとやってるのかと思ってしまうが、おそらくこれが地なのだろう。なんて言うか、こいつから油断を誘うとかそういう悪意は感じられない。少なくとも悪いやつではないのだろう。もしそうなら、新たな神に選ばれる訳がないのだし。


「ん?かがっち、誰か壇上に上がってくぞ」


「なに?」


 振り向くと、本当に誰かが壇上に居た。一見ただの大きな鴉に見えるが、よく見れば足が三本ある。ということは、あいつは八咫烏。……今回の主催者の登場か。さあ、会議の始まりだ!

 相変わらずの駄文のうえ話短くてすみません。ご意見等ありましたら是非仰ってください。

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