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蛇の国  作者: 蟹坊主
6/9

建速白御蛇神


遅くなってすいません(;´Д`)

ずっと課題に追われていました・・・。

ゴールデンウィークなのに休み三日間、そのうえ課題沢山はひどいと思うんです。


なにはともあれ、第六話です。

                       

「ん・・・ああ、朝か。」


朝の暖かな日差しで目を覚ます。身体をくねらせて起き上がり、ぐっと伸び。この身体になってまだ一日だが、もう慣れたようだ。全身を自由自在に動かせる。道祖神様の言葉通り、これが自分に最も相応しい形なのだろう。


「ほら、お前も起きろ。」

「フシュー・・・」


寄り添って眠っている、一匹だけの眷属に声をかける。何だか動きが鈍いのは変温動物故か。眷属化したとはいえ、元はただの蛇。まだ気温の低い朝は辛いのかもしれない。


「早く起きないと置いていくぞ。」

「フシャ!?シュー!」


慌てて飛び起きる眷属。それを微笑ましく思いながら、俺は仕事に移ったのだった。




*****


ダンジョンーーーまだただの緑と罠が豊かな山でしかないがーーーを見て回りながら、次に何をすべきか考える。


「まあ、罠はあってもそれだけだ。今必要なのは・・・戦力だな」


やはりそれに尽きるだろう。何故なら、今このダンジョン(山)には戦力と言える存在が、自分とまだ一匹の眷属を除いて野生の獣一匹いないからだ。

これには理由があって、実はダンジョンを作成した時に、自分の隣にいた青大将(今の眷属)以外の動物はスキルの効果でダンジョン外に出てしまったのだ。しかも野生動物はダンジョン内には入れないようになっているため、呼び戻すこともできない。

幸いダンジョン内には神気しんき(神聖な気。発生源は神とダンジョン)が満ちているため、植物や眷属などが生きるのに問題は無いものの、追い出してしまった動物達には悪いことをした。申し訳ないが、俺の支配領域では環境の保全に努めるつもりなので、その先行投資と考えて貰うしかないだろう。


「蛇一匹いないとなると・・・方法は一つだけだ。」

「シャー!」


自分がいるぞとばかりに声を上げる眷属をあやしつつ、スキルを発動。


「これで新しく造り出すしかないな。・・・【眷属創造】!」




 眷属創造


 ・眷属化

 ・創造 ←創造可能な眷属

      ・草蛇 (仮名称)

      ・???(これ以降は創造不可)



「創造可能なのはまだ一種類だけか。」

「シュー・・・」


まあ、最初だからしょうがない。とにかく造ってみることにする。

草蛇 (仮)を選択して決定。創造には、一体につき神力を5P消費するようなので、ひとまず10体程度創造してみると・・・


「「「「シャア!」」」」


「・・・意外と普通だな。」


目の前には、至って普通の蛇が10体並んでいる。体色は暗い緑で、牙が長いでも鱗がところどころ白いでもない。

元青大将の眷属を基準に考えていたためか、少々意外だった。


「まあ良い。皆俺の可愛い眷属だからな。・・・よし、後はこいつらを配置しないとだな。」


追加で合計100体の草蛇を創造し、ダンジョン内に配置していく。これでとりあえず終了だ。ちなみに、名称は変更可能だったがそのままにしてある。


「問題は俺達の名前なんだよな・・・」

「シャー?」


今名前が無いのは、ダンジョンと元青大将と、俺。眷属も増えたし、いい加減決めないとまずいだろう。


「うーん・・・ダンジョンは蛇ばっかだし《蛇の聖域》ってところか。

お前は・・・そうだな、鏡美かがみなんてどうだ?」

「シャアア♬」


理由は、目と牙が綺麗にきらきら光ってて鏡みたいだから。正直自分のセンスに自信は無いが、喜んでいるようなのでまあいいだろう。


「残るは俺だけなんだが・・・」


個人的には、この国の神らしいものにしたい。自分はその地位を受け継いだのだから、名前も相応なものにするべきだと思うからだ。


「自分を表すものにしないとだから・・・よし、決めた。」


ーーー俺は真っ白な蛇の神。


ーーーいずれ国を統べる強い者。


「俺の名は、《建速白御蛇神たけはやしろみかがちのかみ》だ。」









やっと名前が決まりました。

かがみっていうのは、蛇の古語であるカガ、カガチが語源という説があるそうなので、それを意識して命名いたしました。

また、建速というのは、素戔嗚尊にも付けられている尊称です。白御蛇神だけだとなんか・・・ねえ?


さて、これからの投稿予定ですが、すみません。あまり投稿できそうにありません。

何故かというと、私5月末にテスト、6月に学園祭があるからです。そのため勉強や出し物の準備で大分忙しくなると思います。

なるべく努力いたしますが、少し難しいかと…。

誠に申し訳ありません。

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