クリスマス
土日なので少し早く投稿できました(*´ω`*)
その代わり短めですが・・・
実は私、月曜祝日なのに半日学校なのです。授業参観だそうで・・・
その上ゴールデンウィークは2日間合宿とかorz
それでは第五話の始まりです。
その日は、特にどうということのない一日だった。
祝日でもなければ、全国的な行事のある日でもない。ましてや何かの記念日でもなかった。
過ぎていく時間の中の一コマ。
強いて言えば何だか夕日が綺麗だった程度の、本当に何の変哲も無い一日は、・・・唐突に終わりを告げた。
ーーー揺れた。
不意に誰もがそう感じ、動きを止める。
だが、地面も水面も、まるで揺れた様子が無い。
訝しんだ人々は次に空を見上げーーー言葉を、失った。
何故ならば、其処には居たからだ。
かつては誰しもが崇め奉り、祈りを捧げた方々が。
海の向こうから押し寄せた近代化の波の中で、いつの間にか忘れていた存在が。
ーーーこの国におわす、八百万の神々が。其処に、居たから。
天を見上げる人々に、神々は言った。我らは去ると。代わりに我らの新たな子らを信じよと。
そして神々は、徐々にこの世界から消えて行く。
神ならざる身では、はっきりとしたことは分からない。
ただ、人々は感じた。大切なものが消えていくのを。失ってはならぬものを失ったことを。
ーーー新たな神々の、誕生を。
※※※※※※
とある大国の大統領執務室。ここでは、先ほどから一人の男が怒鳴っていた。
「まだ原因が掴めないのか!」
そう言って机に拳を叩きつける彼こそ、この部屋の主、大統領であった。
「げ、現在総力をもって調査に当たっておりますが、未だ何も分かっておりません・・・」
答える官僚の声には覇気がなく、疲労が溜まっているのが見て取れる。しかし、それも仕方の無いことだろう。なにせ、今起こっているのはまるで前例の無いことなのだから。
それが起きたのは数時間前のことだ。突如極東の島国が、いくつもの台風に囲まれるという異常事態が発生した。
おかしな所はそれだけではない。台風達は、ちょうどその国の経済水域に沿ってゆっくりと周回しているのだ。
しかも一つ一つは大分小規模ながら、隙間無く一国を囲んでいる為、目が大き過ぎるとはいえ一つの超巨大台風の形になっている。
さらに追い討ちをかけるかのように、その国のどこにも連絡が付かない上に、あらゆる人工衛星がその国上空では機能不全に陥り、気象ぐらいしか情報が得られない。こんな非科学的なことが連続して起きたのだ。情報を統括する立場である彼の疲労も当然であろう。
「全く、一体何が起こっているのだ・・・」
ため息をつく大統領。
彼らは知らなかった。その国で何が起きたのかを。
その国の神々がこの世界を去ったことを。
ーーーその国に、新たな神々が誕生したことを。
だから今日は、誕生日。新たな神々の誕生日。
文才が欲しいです・・・
急展開&駄文+壊滅的センス|(主にサブタイ)は悶絶ものですね(´`:)
次回は青大将や平眷属についてです。
早く戦闘が書きたいと思う今日この頃。
ご意見ご感想などお待ちしておりますm(_ _)m