前へ目次 次へ 2/14 2日目 いいなりになんてならない 人目を避けるため、僕とヒイロは森を抜けるルートを選んだ。 手をつないで歩くとヒイロが笑う。 「こうしていると子供の頃のこと思い出すね」 「そうだねヒイロ。あのときから僕の気持ちは変わらないよ」 大人になったら結婚しよう、幼い頃から約束していた。 今年に入り、父の事業が傾いた。僕がノアーク家に婿入りすれば資金援助をしてもらえる。 勝手に決めた父、フー・ジーツと縁を切った。 ただ、カナリの呪うという言葉が気になる。