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13日目 けんりょくにも屈しない愛
「待っていたわ、セイ。さぁアタシと結婚しましょう」
領主様と会う約束をとれた。
屋敷に向かう途中、カナリが空から降りてきた。巨大なカラスに乗っている。
断ると言おうとしたが、声が出ない。
「呪いで声を封じたわ。アタシと結婚するなら解いてあげる」
僕は首を左右に振る。
愛しているのはヒイロだけ。
「我が領地で何をしている、カナリ」
領主様が全てを見ていた。
私欲のために民を呪った令嬢は、相応の罰を受けることとなった。
13話までの間に仕掛けていた言葉、わかりましたか。
各話タイトルの1文字目を縦に読むと、
愛しているのはヒイロだけ
になります。
真実の愛を貫いた騎士のその後は。
明日が最終話です。