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フェザーの奇跡  作者: ユキア
7/13

追手


「まだ見つからないのか?!」


フェナーサ達を追う追手部隊のリーダーはなかなか捕まらないフェナーサに苛立っていた。部下がそれを宥める。


「着実に近づいてはいると思います。」


「くっ!」


「これより先はフィボナスの領地だった筈です。」


「では、何故国王軍が占拠している?!」


「さぁ、そこまでは……」


「あの女っ!フィボナスを倒したと言うのか……」


「みたいですね。」


リーダーに相づちをうっていた追手が頷いた。1人の部下がある事に気づいた。


「この方向は…」


☆☆☆☆☆


「フェナ、どこに向かっているんだ?」

マルクが問う。

「……」


「フェナ、こっちだと追手に…」

ムーンは何かに気づいていた。

「……」


フェナーサは何も答えない。ある所で急にフェナーサは立ち止まった。


「来ます!!」


「来るっ?!」

「何がっ!!??」


マルクとムーンはなんの事かと不思議そうにしたが直ぐにわかった。フェナーサとマルクの元へと攻撃が届く。粉塵が巻き上がった。


「やったか?」

「いや、……上だ!」


粉塵が収まる前に上から羽根が高速で降ってくる。


「散れっ!」


追手達はそれを避けようとして当たるもの、避けられたもの、皆それぞれだった。


「くっ!軟弱者共めっ!」


リーダーは前方に味方がいる事などお構い無しに攻撃する。


「ぐぁっ!!」

「何故っ!?」


「弱いものなどいらん!!」


「「っ!?」」


それを見ていたマルクが叫んだ。

「仲間じゃねーのかっ!?」


「マルクさん、これが組織のやり方です。」


フェナーサも怒りを堪えながら羽根で攻撃をガードする。マルクは怒りのままにリーダーへと殴りかかる。



「くらえっ!!」


だが、リーダーはソレを避けた。


「ふんっ!この程度!」


リーダーの攻撃がマルクを襲う。



「なっ!?なんだこれ?!痛ぇ!!」


マルクの身体は火傷をおってしまっていた。


「元実験体106番、酸を操る酸使い!暗殺部隊リーダー、アシッド!」



「例え能力を知っていても私の前では皆溶ける!」


アシッドの酸が当たりに飛び散った。仲間事フェナーサを仕留めようとする。


「マルクさん!」


フェナーサはやけどで動けなくなった、マルクを注射で回復する。


「くっ!残りが……」


そこへ酸が降り注ぐ。


「!」


酸は地面を抉り煙が当たりを覆った。


「!」


煙が晴れると共に、フェナーサの羽根がソレを防いでいたのが露になる。そこに、組織の部下達が更に攻撃を行った。フェナーサは羽根でドームを作り、マルクとムーンを守る。


「くそっ!強ぇっ!!」


「フェナ、どうして戻ったの?」


「ムーン、それは…」


フェナーサのが曇る中、マルクが声を荒らげた。

「今はそんな話してる場合じゃねぇ!!フェナ!あいつらの弱点とかねぇーのか!?」


「それは………」


羽根のドームは徐々に削られ溶かされてゆく。次の瞬間羽根が当たり1面に飛び散った。


「ぐぁああっ!?」


避けきれなかった部下達は羽根に傷つけられその場に崩れ落ちる。羽根と共に勢いよく出てきたのほマルクだった。


「うぉおおおっ!!」


「きかん!」


酸がマルクへと向かってゆく。フェナーサは羽根でソレをガードする。マルクの拳はリーダーを捕らえた。


「へっ!…ぬおっ?!」


マルクの拳はアシッドに直撃した。しかし、アシッドの身体自体が酸となり飛び散る。



「ぐぁあっ!?」


「愚かなっ!そこでくたばれ!!」


アシッドの攻撃なマルクへと向かう。マルクを酸の水玉が襲ってくる。


「ぐぁああっ!」


フェナーサは羽根で部下達を蹴散らしていた。


「ざーんねん、僕には効かないんだー!」


部下の1人はフェナーサの後ろに周りこんでいた。フェナーサへと攻撃が直撃した。


「あっ?!」


2人はその場に倒れ込んだ。


「あ、ああっ…」

「くそっ……」

あまりの痛みに身動きが取れない。


「これで終わりだ!」


アシッドの攻撃がフェナーサとマルクへと向かってゆく。フェナーサとマルクは覚悟した。





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