追手
「まだ見つからないのか?!」
フェナーサ達を追う追手部隊のリーダーはなかなか捕まらないフェナーサに苛立っていた。部下がそれを宥める。
「着実に近づいてはいると思います。」
「くっ!」
「これより先はフィボナスの領地だった筈です。」
「では、何故国王軍が占拠している?!」
「さぁ、そこまでは……」
「あの女っ!フィボナスを倒したと言うのか……」
「みたいですね。」
リーダーに相づちをうっていた追手が頷いた。1人の部下がある事に気づいた。
「この方向は…」
☆☆☆☆☆
「フェナ、どこに向かっているんだ?」
マルクが問う。
「……」
「フェナ、こっちだと追手に…」
ムーンは何かに気づいていた。
「……」
フェナーサは何も答えない。ある所で急にフェナーサは立ち止まった。
「来ます!!」
「来るっ?!」
「何がっ!!??」
マルクとムーンはなんの事かと不思議そうにしたが直ぐにわかった。フェナーサとマルクの元へと攻撃が届く。粉塵が巻き上がった。
「やったか?」
「いや、……上だ!」
粉塵が収まる前に上から羽根が高速で降ってくる。
「散れっ!」
追手達はそれを避けようとして当たるもの、避けられたもの、皆それぞれだった。
「くっ!軟弱者共めっ!」
リーダーは前方に味方がいる事などお構い無しに攻撃する。
「ぐぁっ!!」
「何故っ!?」
「弱いものなどいらん!!」
「「っ!?」」
それを見ていたマルクが叫んだ。
「仲間じゃねーのかっ!?」
「マルクさん、これが組織のやり方です。」
フェナーサも怒りを堪えながら羽根で攻撃をガードする。マルクは怒りのままにリーダーへと殴りかかる。
「くらえっ!!」
だが、リーダーはソレを避けた。
「ふんっ!この程度!」
リーダーの攻撃がマルクを襲う。
「なっ!?なんだこれ?!痛ぇ!!」
マルクの身体は火傷をおってしまっていた。
「元実験体106番、酸を操る酸使い!暗殺部隊リーダー、アシッド!」
「例え能力を知っていても私の前では皆溶ける!」
アシッドの酸が当たりに飛び散った。仲間事フェナーサを仕留めようとする。
「マルクさん!」
フェナーサはやけどで動けなくなった、マルクを注射で回復する。
「くっ!残りが……」
そこへ酸が降り注ぐ。
「!」
酸は地面を抉り煙が当たりを覆った。
「!」
煙が晴れると共に、フェナーサの羽根がソレを防いでいたのが露になる。そこに、組織の部下達が更に攻撃を行った。フェナーサは羽根でドームを作り、マルクとムーンを守る。
「くそっ!強ぇっ!!」
「フェナ、どうして戻ったの?」
「ムーン、それは…」
フェナーサのが曇る中、マルクが声を荒らげた。
「今はそんな話してる場合じゃねぇ!!フェナ!あいつらの弱点とかねぇーのか!?」
「それは………」
羽根のドームは徐々に削られ溶かされてゆく。次の瞬間羽根が当たり1面に飛び散った。
「ぐぁああっ!?」
避けきれなかった部下達は羽根に傷つけられその場に崩れ落ちる。羽根と共に勢いよく出てきたのほマルクだった。
「うぉおおおっ!!」
「きかん!」
酸がマルクへと向かってゆく。フェナーサは羽根でソレをガードする。マルクの拳はリーダーを捕らえた。
「へっ!…ぬおっ?!」
マルクの拳はアシッドに直撃した。しかし、アシッドの身体自体が酸となり飛び散る。
「ぐぁあっ!?」
「愚かなっ!そこでくたばれ!!」
アシッドの攻撃なマルクへと向かう。マルクを酸の水玉が襲ってくる。
「ぐぁああっ!」
フェナーサは羽根で部下達を蹴散らしていた。
「ざーんねん、僕には効かないんだー!」
部下の1人はフェナーサの後ろに周りこんでいた。フェナーサへと攻撃が直撃した。
「あっ?!」
2人はその場に倒れ込んだ。
「あ、ああっ…」
「くそっ……」
あまりの痛みに身動きが取れない。
「これで終わりだ!」
アシッドの攻撃がフェナーサとマルクへと向かってゆく。フェナーサとマルクは覚悟した。
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