裏切り者の末路
「ですから!私達は追われているんです!!」
「なんでだよ!?」
「それは、……」
フェナーサは言い淀んだ。
「見つけた。」
黒い髪のおカッパの少女がフェナーサ達の前に立ちはだかった。
「裏切り者!フェナーサ・リングを処刑する!」
「っ!」
おカッパの少女は弓を沢山出す。
「どうなってんだ?!あれ?!」
「No1065、彼女は弓を操る能力者なんです!」
「よく知ってるわね!」
いっせいに弓を引かれ矢が襲い来る。フェナーサはそれを羽根で防ぐ。
「組織のデータは全て頭に入っています!」
「うおぉぉぉぉ!」
マルクも負けじと殴りかかろうとする。だが、矢を阻まれる。
「マルクさん!」
フェナーサがマルクに気を取られているうちに背後かは矢がいっせいに襲って来た。
「はっ!?ぐはっ!?」
「フェナーサ!!」
マルクの方もフェナーサに気を取られているうちに矢が襲い来る。
「ぐはっ!?」
ここでフェナーサは羽根を使いドーム状の壁をつくり、中にマルクと入った。少しずっと羽が削られてゆく。
その間にフェナーサは注射器でマルクを回復した。
「すげー、すぐに治った!」
フェナーサも回復する。
「フェナーサ、俺が突っ込むからなんとか陽動してくれねーか?!」
「はい!わかりました!」
フェナーサの羽根がNo1065に向かってきた。その隙にマルクがドームから出てくる。
「くらえーー!」
マルクが殴りかかろうとすると矢が襲ってきた。しかし、ここでマルクは自分の身体の硬さを上げて矢を弾く。
「うそっ!?きゃーーーー!!」
No1065はマルクに殴られ倒れてしまった。
「マルクさん!」
「フェナーサ!」
2人はハイタッチをして勝利を祝った。
「マルクさん、ここに長居はいけません。きっとまた追って来られます!行きましょう!」
「おう!」
「ねぇ、」
No1065が話しかける。
「殺さないの?」
「……はい。殺しません。」
「どうして?また追ってくるかもしれないわよ?」
「殺したくないからです。」
そう言ってフェナーサと、マルクは走って逃げていった。
「殺したく、ない、か……」
1人の残されたNo1065は回復するまで寝そべっていた。
「あーあ、負けちゃった。私も逃げ……」
「逃げるの?」
「はっ!?」
No1065に悪寒が走る。声の主は組織の仲間だった。そしてリーダーが前にでた。
「裏切り者に負けるとは、お前はもう用済みだ。負けるものなどいらない。」
そう言って剣を少女に突き刺した。
「ぐあ?!」
「では、いくぞ、裏切り者を始末しにな。」




