決意
「フェナー!メシできたぞー!」
「はーい!」
スマールの呼び声でフェナーサは食卓へとついた。
「なっ!おい!こいつなんとかしてくれよ!さっきからメシはまだかまだかって!うるせぇんだよ!」
「マルクさん!ステイ!」
マルクはフェナの命令を聞いてステイした。食事を食べながら5人はそれまでの行動を話した。
「最初に囮になってくださったのはルカさんでしたね。あの後どうなったんですか?」
ルカは静かに話しだした。組織の建物の中で逃げている間に敵に追い詰められてしまった一行、そんな中、ルカはここは任せろ!お前達は逃げろ!後で追う!、そう言って3人を逃がした。その後の話しである。ルカが追って達を全滅させてからルカは逃げようと思ったすると後ろから声がした。
「あーあ!こんなに殺しちゃって!メッ!だよ?」
その声と共に意識が途絶えたらしい。
「一瞬だけ顔が見えた。あれは恐らく幹部のメアリー・グレーだ。」
「メアリー・グレー、貴族でありながら組織に寝返った幹部の1人……」
「……」
フェナーサの解説を聴きながらスマールは少し険しい顔をした。
「次はオレだな。」
スマールが話しだす。
「オレの時もそうだった。」
再び組織の本部で追い詰められた3人。そんな中、スマールはフェナーサとムーンに逃げろ!ここは任せろ!後でルカ連れて合流するから!と、言って追ってを始末していた。フェナーサとムーンはなんとか逃げて組織の本部の外に脱出できた。その頃スマールは追ってを全滅させていた。その時である。
「さて、オレもそろそろにげ……」
「それは困る。君のような美しい女性には組織に残っていてもらわないとね。」
その声と共にスマールの意識は途絶えた。スマールも一瞬だけ顔を見ることができたらしい。
「……あれは、この国の王子にして組織の幹部長、ナイト・テェーレだ。」
「「ナイト・テェーレ?!」」
「そんなにすごいやつなのか?むぐむぐ。」
驚くフェナーサとルカそして食べながら話すマルク。
「こんな小さな案件に幹部長が出張るのか?!」
「驚きです。まさか、あの方が……」
ルカとフェナーサが驚きを隠せない。
「王子?!」
マルクもそこに驚いた。
「ああ、なんでか知らねーけど、組織に寝返って国民を虐殺してるやろーだ!」
スマールは呆れたようにそう言った。そしてマルクに眼を向けた。
「そういやぁ、自己紹介まだだったな!オレはスマール・ヒューマだ!よろしくな!」
「おう!俺はマルク・ハードだ!2人共よろしくな!」
「ルカ・サタンだ。よろしく頼む。」
3人か自己紹介し終わる。そして、スマールはフェナーサに眼を向けた。
「んで、さぁ。フェナーサは、何隠してんだ?」
「……」
スマールの問にフェナーサの顔が影った。
「言ってくれねーか?なんで、幹部長が出てきてまでオレ達を止めたのか?」
「………すみません。」
「すみませんじゃ、わからないだろ!」
ルカが怒鳴るのをスマールが止めた。
「ルカ!怒るな!フェナーサ、答えてくれるよな?」
「……はい。あれは1ヶ月ほど前の事です。」
フェナーサは話しだした。1ヶ月前、フェナーサは極秘でとある殺戮兵器を作るように命じられた。それを断ろうとしたが、人質に取られた妹とムーンがどうなってもいいのかと言われ、断る事が出来なかった。そんな中、2人から組織からの脱出を提案される。そしてフェナーサはその兵器を作った。しかし、フェナーサはコードを入れなければ作動しないように作っていた。そして、組織からの脱出を決行した。
「つまり、その、幹部長が出てきたのは、きっと、兵器のコードを知った私が逃げることを防ぐ為に出てきたのでしょう。」
「……」
「……」
ルカとスマールは黙った。マルクは食事をする手を止めた。
「……そっか、そんな事情があったのか……」
「黙っていてすみませんでした。」
「……いい、どっちにしろ。幹部は出てきていただろうからな。」
「?何故ですか?」
フェナーサはルカの言葉に首を傾げる。
「俺達はともかく、フェナーサ・リング、お前は組織にとって重要な科学者だからな。」
「ルカさんやスマールさんだって必要だと思われているから生きておられるんじゃないですか!」
「そうだな。どちらにしても幹部は出てきていただろうから気にするなよ!」
ルカの言葉の後にスマールはそういった。フェナーサは元気なく頷く。
「……はい。」
「で、これからどうすっかー」
「……とにかく、組織から逃げる事が最優先となる。」
スマールは伸びをして、ルカは逃げる算段を考えていた。
「皆さん。これからの行動に私から提案があるのですが!」
「「「「?」」」」
一同はそこで黙った。そして、フェナーサはある事を話し出す。
「私は!組織を解体したいと思っています!」
それを聞いた一同は驚きの表情を浮かべた。
最終回まで見てくださってありがとうございました!このまま終わってしまうのは悲しいですが終わりたいと思います。もしかしたら続編を出すかもしれないし、別の作品でこのお話のキャラが出てくるかもしれません。なので、どうか悲しまないでください。応援ありがとうございます!




