解除
「フェナーサの仲間を思う気持ちを利用しやがって!許さねぇ!!」
「ああ、うるさい。お前は誰だ?」
グレルは、それまで全く興味を示さなかったマルクへと目を向けた。
「俺はマルク・ハード!石工だ!!」
マルクのパンチがグレルへと向かう。しかし、その攻撃はスマールの植物の能力によって止められた。植物がマルクを縛りあげる。
「マルクさん!」
よそ見をしたフェナーサの頬にルカの雷が掠める。
「くっ!」
フェナーサは硬い羽根でマルクの拘束を解いた。
「わりぃ!」
「大丈夫です!」
2人は背中を合わせる。
「マルクさん、私に策があります。」
「?と言うと!」
フェナーサは口を動かした。そしてマルクは笑う。
「OK!それで行こう!」
フェナーサとマルクはそれぞれ反対側へと走り出す。
「無駄無駄!」
グレルはリモコンを使って2人を操り、それぞれを追った。
マルクをスマールが、フェナーサをルカが追う。そうして森の中を逃げ回る。2人は追い詰められた。グレルは2人の姿が見えないのでフェナーサを捕らえて男を殺せとそれぞれに命じたまま待機していた。 ルカとスマールが攻撃を行おうとした。その時、追い詰められた2人、マルクとフェナーサは羽根となって飛び散った。
「あー、別々の方角に逃げやがって、これじゃあ命令できな…」
その瞬間、グレルのから体が羽根で縛られる。
「なっ?!どういうことだ?!」
そして、グレルの頬にマルクのパンチが入った。
「?!な、なぜ?!」
「偽物を羽根で作り、追いかけさせたのです!」
「まあ、そう言うことで!」
マルクはボキボキと手を鳴らす。
「ひぃ?!」
「これ以上殴られたくなきゃ、2人を解放しろ!!」
マルクの拳が今度は腹へと入った。
「ぎゃーー!!」
コントローラーをグレルは離す。フェナーサはそれを拾って2人をその場所へと呼び寄せた。
「大丈夫です!コントロールの切り方は任せてください!!」
そう言うとそのコントローラーをいじりだした。あっという間に2人のコントロールが解かれる。
「?!」
「オレ達は一体……?!」
ルカとスマールは正気にもどった。
「フェナーサ・リング?!」
「フェナ?逃げろって言っただろ?なんで……」
フェナーサは喜びから涙を流した。




