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フェザーの奇跡  作者: ユキア


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12/13

解除

「フェナーサの仲間を思う気持ちを利用しやがって!許さねぇ!!」


「ああ、うるさい。お前は誰だ?」


グレルは、それまで全く興味を示さなかったマルクへと目を向けた。


「俺はマルク・ハード!石工だ!!」


マルクのパンチがグレルへと向かう。しかし、その攻撃はスマールの植物の能力によって止められた。植物がマルクを縛りあげる。



「マルクさん!」


よそ見をしたフェナーサの頬にルカの雷が掠める。


「くっ!」


フェナーサは硬い羽根でマルクの拘束を解いた。


「わりぃ!」


「大丈夫です!」


2人は背中を合わせる。


「マルクさん、私に策があります。」


「?と言うと!」


フェナーサは口を動かした。そしてマルクは笑う。



「OK!それで行こう!」


フェナーサとマルクはそれぞれ反対側へと走り出す。


「無駄無駄!」


グレルはリモコンを使って2人を操り、それぞれを追った。


マルクをスマールが、フェナーサをルカが追う。そうして森の中を逃げ回る。2人は追い詰められた。グレルは2人の姿が見えないのでフェナーサを捕らえて男を殺せとそれぞれに命じたまま待機していた。 ルカとスマールが攻撃を行おうとした。その時、追い詰められた2人、マルクとフェナーサは羽根となって飛び散った。


「あー、別々の方角に逃げやがって、これじゃあ命令できな…」


その瞬間、グレルのから体が羽根で縛られる。


「なっ?!どういうことだ?!」


そして、グレルの頬にマルクのパンチが入った。



「?!な、なぜ?!」


「偽物を羽根で作り、追いかけさせたのです!」


「まあ、そう言うことで!」


マルクはボキボキと手を鳴らす。


「ひぃ?!」


「これ以上殴られたくなきゃ、2人を解放しろ!!」

マルクの拳が今度は腹へと入った。


「ぎゃーー!!」


コントローラーをグレルは離す。フェナーサはそれを拾って2人をその場所へと呼び寄せた。


「大丈夫です!コントロールの切り方は任せてください!!」


そう言うとそのコントローラーをいじりだした。あっという間に2人のコントロールが解かれる。


「?!」


「オレ達は一体……?!」


ルカとスマールは正気にもどった。


「フェナーサ・リング?!」

「フェナ?逃げろって言っただろ?なんで……」


フェナーサは喜びから涙を流した。





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