プロローグ
プロローグ。
雨が降っている。真っ赤な雨が。
いや、これは赤い雨ではなく、おそらくだが俺の眼球に血が降り注いだことが原因だろう。
俺の眼前には血の海が広がっていて、それを生み出しているのは多くの死体たちだ。
周囲からは悲鳴と絶望が溢れていた。多くの騎士が剣を地面に投げ、膝を落とし絶望している。
その原因は、あぁ、そうか。俺が手にしているこれか……。
そして、俺の横に立てられた黒い影のような槍に貫かれている二人の死体。これらも彼等の絶望の理由なのだろう。
二体の死体は一国の国王と、女王、そして俺の手に納まるのは皆が守るべき対象にしている姫様だ。
だがこんな犠牲はほんの序章に過ぎない。物語はこれから始まるのだ。それと同時に俺の標的になったものはエンドロールを迎えるということになる。
俺から大切な物を、大切な人を奪った世界を俺は絶対に許しはしない。俺が受けた絶望を、怒りを、悲しみを全てを教えてやる。俺を陥れた彼等彼女等を必ず見つけ出し、必ず殺す。それだけが俺の生きる意味、使命だ。
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橋真和高と申します。
これから頑張って毎日投稿できるように努力していきます!
他にも二作品ほど書いているのでよろしければ見ていただけると幸いです!
これからの活動力にしていきたいのでどんなコメントでも構いません、して頂くだけで私の原動力となります!
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