☆「内容を知ってから読みたい」または「長いの読むのはめんど〜......」って方のためのまとめ
ここでは、この小説の最初から最後までの全部を3つに分けて簡単に説明しますね。
途中で「やっぱりネタバレしたくない!」と思ったら引き返すことをおすすめします......。
(あと、全部読んでからここを読むとけっこう面白いかもしれません)
① 主人公
主人公は小学6年生のおとなしい男の子、歩玖です。
ゲームのことはよく知らない彼ですが、ひょんなことからあり得ないくらい激つよな剣を手に入れてしまいます。
困っているところをしえるに助けられ、しえるやみんなのため、また自分のためにゲームをプレイします。
思春期の初めらしく自分のことがよくわからなくて悩んでいますが、色々乗り越えて成長していきます。
もう一人の主人公であるしえるは高校2年生の女子です。
もともとはゲームと縁がなかったのですが、中学の時とある失敗をしてしまい、落ち込んでいたところをゲームにハマって立ち直ります。
特に【ふかしイモ】という人の作ったダンジョンが好きで、「ゲームで人を助けられるんだ!」と学びました。
そういう経験もあって、歩玖や仲間たちを助けたいといつも思っています。
ただ、そんな歩玖としえるには乗り越えなくてはならない試練が待ち受けているのでした。
② ストーリー
そういうわけで、一言で言うとこの小説は、
「歩玖としえる、仲間たちが試練と戦って乗り越える」というお話です。
じゃあその試練って何? という話になりますが、主人公の二人の場合はこんな感じです。
歩玖は、「自分のしたいことがよくわからない」という悩みと戦います。
余談ですが自分もこういうことありました。
で、しえるやパーティメンバーの芽緒、一飛、ライバルのアイルとの交流を通して自分を見つめ直した結果、「人の役に立ちたい」というやりたいことを見つけます。立派ですね。
しえるは対照的に、やりたいことがはっきりしていてそればっかり考えてしまうタイプです。
過去のトラウマから、やりたいことばっかりやっていたらダメなんだと思っていますので、そんな自分と戦って過去を乗り越え、前向きな気持ちを失わないように頑張ります。
物語の最後に訪れる最大の試練は、主にしえるに訪れます。(念のため注:引き返すなら今!)
しえるは、ゲーム内のダンジョンを作っている「ふかしイモ」という人に憧れているのですが、なんとその正体が自分の母親であることを知ることになります。
今まで、しえるは知らずに母親に楽しくゲームの話をしていて、できれば一緒に遊びたかったのですが、母親は仕事が忙しく、疲れている様子でした。実はその仕事こそダンジョン作りだったのです。
母親にはもちろん事情があるのですが、実のところ、娘のしえるよりも自分が大好きな仕事を優先してしまっていて、その現実から目を背けていました。
それがわかったしえるは非常にショックを受け、みんなの前で泣き出してしまうほどでした。
でも、しえるは母親のダンジョンを遊んで、傷ついた人を助けることの素晴らしさを知っていましたし、これまでは助けてあげる方だった歩玖に大切なことを教えられ助けられたので、母親と向き合って、彼女が周りのことに気づけるよう助けることができました。
このハッピーエンドで物語はおしまいです。
他にもパーティの仲間たちや、登場人物たちがそれぞれの試練を乗り越えていく様子が描かれています。
よかったらそのあたりにも注目してみてくださいね。
③ MR(複合現実)
このお話はあくまで人々のドラマで、MRは舞台装置にすぎないですので、ここからは読まなくても大丈夫です笑
あと、ちゃんと作中で説明がありますし小難しいSFっぽいことは出てきません。自分にもそんな知識はないです......。
要するに、スマートグラスやスマートレンズで現実の風景にデジタル画面を重ねることができる技術のことです。
ポ○モンG●とリ○ル脱出ゲームが混ざったみたいなイメージかもしれません。
VRやARではなく、MRでなければ成り立たないお話になっているのかどうなのか、ぜひチェックしてみてください!
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