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第2話 この世界のこと

「いきなりで何もわからないでしょう、私が少しこの世界について説明いたします」


「はあ」


「ここは魔法がすべての世界です。化学や物理法則は一切通じません。」


「恐らくミユカ殿は魔法を使えますから、すぐになれるでしょう。」


「あの、待ってください。私魔法とは無縁な世界から来たのですが」


執事は微笑んで続けた


「安心してください、魔法を使えないものはこの世界に来れませんので」


「そうなんですか、あいにく私は剣術ばかりしていたので剣しか扱えないのですが」


「これはまた珍しい。王子はいったいどのようにミユカ殿を選んだのです?」


「皿が当たって死んでしまいそうに見えて…必死に腕を引っ張って助けました」


「そんなことが…ともかく、この世界は魔王の脅威にさらされようとしておられます。ミユカ殿のような外の世界にいらっしゃる魔力の強い方なら魔王も何の策もとれないはずなのですから」


「そのためにもぜひ魔術師になってもらいたいです」


「帰れないしそうするしかないか…わかりました、魔術師になります」


「ありがたきお言葉!!ここにいるのも王子が目立っていけませんし、城に案内させていただきます」


「あ、はい」


(剣術しかできないのになれるのかなあ?でもせっかくこの世界に来たんだし、たまにはいいか)


…まだミユカは、自分が魔術師になった後の悲劇なんて知るはずもなかった

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