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いつかこの怒りが燃え尽きるまで  作者: ブルーブーツ
プロローグ
1/1

どうか…

はじめましてブルーブーツいうものです。

初めての著作で処女作というのでしょうか?

まあ皆さんの意見が早く聞きたいです!

どうか暖かい目で見ていたければ幸いです!

「イ…イヤだ。いや…ダ…いやだ。嫌だ死にたくない!」

「かぁ…ん。かあさ…、かあさん。母さんもう一回会いたかったよ…」


 百を超える人々の叫びが少年を目覚めさせる…

「…またか、近いな。」

 その少年の一日は、人々の生への執着、この世の未練に関する断末魔で始まる。

 そしてこれらの叫びがこの少年「千」の報復の始まりの合図だ。

手際よく支度をしながらも、これから対峙するものへの怒りを露わにしながら、千は愛刀である「神楽」を急いで腰に差し、

 小さな小屋を飛び出し木々が生い茂る森を走り抜けると、遠くの村から煙があがっているのが目に入った。

「クソッ、村の兵士は何してんだよ!」

千は悪態を吐きつつ走り続ける。

ようやく辿り着いた一つの村。

千は、声の主を捜そうとしたがその必要性も感じないような無惨な有様だった。

「…………」

多くの民家は焼け落ち、数多の首無しの屍がそこら中に転がり地面一帯が血で赤く染まっていた

挙句の果には死に際の表情を残したままの首、首、首

「全滅、間に合わなかったか…」

その瞬間、千の影が民家の屋根の上にいた者の巨体の影に覆われた。

「グァァァァァ」

「お前か、ここの人間を殺し尽くしたのは…」

「ガァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!」

呼応するかの如く叫び散らしたその「異形」は、

屋根から飛びおり村人から奪い取った刀でおそいかかってきた。

「『鬼』お前にも同じ痛みを感じさせてやるよ!」

すかさず千は相手の斬撃を横に躱し間髪入れず抜刀、至近距離から鬼めがけて斬り上げた。

「ギャァァァァァァァァァァァ」

と、何処か人間の悲鳴と似た叫びと共に鬼の右腕が宙を舞った。

「お前が殺した人たちの痛みはなぁ!こんなもんじゃねーんだよ!」

「まだ終わらねー、もっと鳴けよ!」

千は刀を振るうを手を止めず、左腕を切り落とし続いて両足を切断しようとした瞬間、鬼の体が青白い炎を上げて燃え上がり灰となって消えた。

「…もう逝ったのかよ、まだ足りねーのに!」

千は、やり場のない怒りを感じ歯がきしむ程食いしばった。すると千の前に一人の華奢な姿の可愛らしい童女が呆れ顔で現れた。

「お主は相変わらずやる事が残虐よのぉ。やっている事が鬼と同じでわないか、醜い鬼とて元は人間なんじゃがなぁ。」

「黙れ…お前は俺に怪物共に報復できる力を貸してくれれば十分だ『神楽』。それにお前だって鬼だろ。」

「我をあの様な醜く下賤な奴らと一緒にするでない、我は鬼であってもこんなにも可愛らしい上に古の時代では神の一人だったのじゃぞ!」

ほっぺを膨らませプンプンしている神楽を見て千は確かに可愛いなと思いつつ、分かった分かったと言い、愛刀『神楽』を鞘に収めた。そして千は家族で寄り添って死んでいる亡骸たちに気付き、手を合わせた。

「すまない、救ってやれなかった…呪うのならば俺を呪ってくれ…ただ

どうか無力な人として生まれたことを悔やまないでほしい。

どうか運命というものに絶望しないでほしい。

俺が願うのはそれだけだ。」

 そして千は歩きだす。

 急がないと…

「まだ足りない、俺の体のなかで燃える憤怒の炎はこの程度の鬼を屠ったところで消えやしない!」

いつか誓った約束を果たすために…


千は今日も神楽と共に鬼を斬る

どうでしたでしょうか?

自分では「どうかな〜?」としか思えなかったのですが楽しかったと思っていただければ作者としてこれ程嬉しいことはありません。

コメントを頂きしだい二話目を作りたいなと思っています。コメントよろしくお願いします。

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