妄想の世界？現実？

作者：天川裕司

初めまして、天川裕司です。

ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。

また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。

どうぞよろしくお願い致します。

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬

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無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、

お見苦しい点はすみません。なので音声も無しです（BGMのみ）。

基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。

創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪

出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬

でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、

どうぞよろしくお願いします(^^♪

タイトル：妄想の世界？現実？

現実の世界から抜け出したい！

昨日は全く中身の無い会議で散々疲れ果て、

おまけにモラハラ・セクハラ三昧で

ほとほと嫌気が差し、

どうすれば、こんな日常から

抜け出せるんだろうかと

本気で考えた。

もうこれまで何度も考えてきたこと。

そこで私は妄想力を高めることにし、

自分1人だけでも、

この嫌な現実から抜け出す力を身に付ける…

そう決めて、

日常生活を改めて

送るようになったんだ。

ある日。

仕事が終わって帰ろうとしていた時、

ロビーのところで…

上司「鏡くぅ〜ん、今日は良いだろう？少しぐらい付き合ってくれたって♪」

私のお尻を撫でながら、

いつも迫ってくる

大嫌いな上司がまたやってきた！

百合子「もうイイ加減にしてください！」

私が怒鳴るようにそう言うと、

上司は手のひら返したように…

「…そんなこと言って良いのかね？今度の人事で君を飛ばすことだって出来るんだよ？君ももうこの会社に長く勤めて、そろそろ出世もしたいだろ？だったら世渡りの秘訣、政治と言うものを覚えなきゃ…」

周りに誰もおらず、

しーんとした空間で

そう言う自分の姿勢に勢いを見たのか。

このクソ上司は

さらに調子に乗って私に迫り、

「やめてえ〜〜！」

と言う私の叫び声とともに

やっと離れてくれた。

「ハァハァ…！」

それから一気に会社を飛び出し帰路へ。

車通勤していた私は

駐車場からスピードを上げて飛び出し、

そのまま会社から

出来るだけ遠ざかりたかった。

でも、嫌なことが起きれば

また起きるもの。

ある程度自宅へ近づき、

路地裏のような細い道を車で走っていた時、

目の前に急に子供が飛び出したんだ。

「きゃあっ！」

轢いてしまった…

私はしばらくハンドルを握ったまま、

今何が起きたのかわからない。

それから恐る恐る現実に返り、

今起きたことを吟味しながら、

車から降り、

さっきの子供が倒れてるだろう

その場所を確認。でも…

「………どこ…？」

誰も居ない。子供が居ない。何もない…

ふと思い返すと、不思議な感覚。

「さっき、手応えなかったよね…」

子供を轢いてもガゴン！

などの音と一緒に

車への衝撃か何かあったはずなのに、

それを全く感じなかった

さっきの私を振り返る。

まったく轢いた気がしない。

さっきの子供は一体何だったの？

不思議な感覚がさらに不思議を呼び、

私は少し訳が分からなくなってしまった。

それと同時に

今日あった嫌な事を一緒に思い出し、

「もうこの現実から離れたい！本気で離れたい！」

と思ってしまった。

そこで妄想力を

身に付けた私がまた蘇ってくる。

「…さっきの子、多分幽霊か何かだったんだ。幽霊だったら轢いても罪にならないよね、この現実じゃ…」

それから私は妄想力に身を任せ、

無理やり現実を架空に追い込み、

わざとルンルン気分で車を走らせ、

また帰路へ。

でも、その直後、

また恐怖のようなものが

私の目の前にやってきた。

「きゃあっ！」

その後、2度、

私の車の前に男の子が飛び出してきた。

「…さっきと同じ子…」

直感でそれがわかった。

「さっき轢いて居なくなった子が、なんで又…」

同じ子を何度も轢き続ける。

「なんで…？」

恐怖と言うか不思議を見て居た様な気分。

でも3度、その子を轢いた後、

もうその子は出てこなかった。

私の前に現れる事がなかったんだ。

「まったく嫌な時には嫌な事が重なるわ！」

そう言いながらも

相手が幽霊だと決めつけて居たので、

私は罪の意識をほとんど感じる事なく、

その後の生活を送って行く。

送る内、同僚から

「あんたの家の近くで交通事故あったんだって。あんた、何か関係してない？」

なんて少し不思議な事を聞かされたけど、

私は特に深く考えず、

「証拠もないのにそんなこと言わないで」

と跳ね除けた。

でもその日の夜。

「な、何よあんた、幽霊だったんでしょ？！だったら現実で裁きを受ける必要、私には無いじゃないの！」

子供「ああその通りだよ。その通りだから、非現実の裁きを受ける事も君にはあるよね？」

いきなり私の前に現れた子供と、

夢の中で

そんなやり取りをして居るのを見た。

それから数日後。

私は今日も元気に会社で働いて居る。

あの大嫌いなクソ上司は、

どうやら飛ばされたようだ。

逆に飛ばされてホッと一安心♪

まぁ飛ばされた先は

きっと闇の中だけどw

そして今日も相変わらず

嫌なニュースが飛び込んでくる。

どこかの地域で、

子供がまた轢き逃げされた様だ。

全く嫌な事件。

でも私には関係ない。

同僚「ねぇあんた、ほんとにあの轢き逃げ事件に関係してない？」

動画はこちら(^^♪

https://www.youtube.com/watch?v=P6TpFjdTcoE

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬