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汐加のベリーショートだいたい500文字シリーズ

本物の愛 それぞれに思う本物の愛とは?

作者: 汐加

 エヌ氏は一代で財を成した男。『金で買えないものはないし、本物は大金を出さねば手に入らない』これが彼の信条だ。


 一方、エヌ氏が金持ちになる前からの友人であるアール氏は、『愛は金で買うことができない』という信条の持ち主。エヌ氏に婚約者を紹介されたときも、「確かに美人だが金目当てではないか?」と忠告したくらいだ。


 しかしエヌ氏はアール氏の忠告を無視し婚約者と結婚してしまう。

 そしてエヌ氏が破産すると、彼女は彼を捨てて出て行ってしまった。


「ほら見たことか」


 アール氏は自分の考えが正しかったことが得意なのと同時に、エヌ氏に哀れみの感情も抱く。


 だが、当のエヌ氏はさっぱりとしたもので、なにが見たことなのかわからないといった風に言った。


「やはり本物の愛は高いな。維持費が払えないとなるとすぐに消えてしまう」

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汐加のベリーショート その2

『筒状のもの』

― 新着の感想 ―
[良い点] 「維持費」とは面白い表現ですね。エヌ氏は、お金を出していないのに友人でいてくれているアール氏に関しては、どのように見ていたのかなと思いました。
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